2てへ、魔法少女を襲っちゃった
「……ありがとう。色々話せて楽になった気がする」
「うん。それは良かった」
本当に楽になったような表情のミラちゃん。僕としても相談が乗った甲斐があって嬉しいね。
と、この雰囲気はそろそろお別れみたいな流れになりそうじゃない?その前に、
「そういえば、ミラちゃんのこと好きにしていいって最初に言ってたよね」
「え?」
「このままお別れするのはもったいないかも」
僕の言葉でミラちゃんは固まる。ちょっと予想外だったみたいだね。忘れてたのかもしれない。
でも、僕は逃がしてあげないよ。ミラちゃんの腕を引っ張り、屈んでもらって、
「んっ!」
唇を塞いだ。軽く触れあわせて、すぐに顔を離す。
「ふへへぇ~」
「ちょっ!?こ、これは!」
「何ぃ~?好きにして良いっていったじゃん。ミラちゃんは嘘をついたのかなぁ~」
顔を赤くして焦るミラちゃん。それに、僕は意地悪な笑顔を向けた。
ミラちゃんは慌てた様子で、
「い、いや。嘘じゃないけど。こんなことするとは思ってなくて!」
「ふふっ。嘘じゃないならやらせてもらうよぉ。……あっ。嫌なら言ってね」
言ってねと言いつつ、僕は唇を塞ぐ。そのまま今度は舌を入れて、ミラちゃんの口の中をなめ回す。
「っ!んんっ!」
だんだんミラちゃんも高ぶってきたのか、僕の口の中もなめられ始めた。お互い舌を絡ませ、なめ合っていく。
「……ぷはっ!」
息が続かなくなってきたところで、一旦唇を離す。ミラちゃんの顔は赤くなっていて、目もとろんとしてる。かなり火照ってるね。
さらに、無意識なのかもしれないけど下腹部を擦り付けてきてる。
「流石にここで服を脱ぐわけにもいかないし……パンツだけ脱ごうか」
「え?あっ」
返事を聞く前に僕の手がスカートの中へと入っていく。ミラちゃんを撮った動画だと、スカートの中は絶対領域になっている。所謂ブラックホールだね。でも、中身は普通にあるみたいで、手を入れて引っ張るとピンクのパンツが出てくる。アレのシミだけじゃなくて、黄色いシミもできてるね。ちょっと怖かったのかな?
「じゃあ、そこの壁に手をつこうか」
「ちょ!?……あっ//」
ミラちゃんには壁側を向かせて、早速始めちゃう。
恥ずかしがってるけど、逃げようとはしてないね。ちょっと強引にやっちゃったかもしれないけど、両者合意の上って事でOKだよね!…………だよね?
「……はぁ!はぁはぁ!」
「はい、終わり。大きい声を出さなくて偉いねぇ」
顔を赤くして肩を上下させてるミラちゃん。僕はその頭を撫でながら褒めておく。
何回も叫びそうになって、自分で口を押さえてたからね。偉い偉い♪
暫く僕が撫でてるとミラちゃんも落ち着いてきて、
「あ、あの。付き合ったりとか、しないからね」
「え?……うん。僕もそのつもりはなかったんだけど」
彼女が欲しいと思ってたわけでもないからね。ただ何でもしていいっていわれたから、こういう事をしただけなんだけど。
「そ、そう。それなら良いんだけどさ。……連絡先、交換しない?」
「急にどうしたの?べつに良いけどさ」
どうして付き合う話から連絡先の話に飛んだのか。よく分からないけど、僕はスマホを出す。ミラちゃんも出して連絡先を交換しようと、
「あっ、ちょっと待って。それ、変身してない状態のことがバレないようになってる?アカウント変えたりした方が良いんじゃない?」
「え?……あっ。そうかも。ありがとう」
危なく魔法少女の正体を知ってしまうところだった。
アカウントを変えてもらって交換する。話を聞いて欲しくなったら連絡するって言われたけど、たぶん話を聞き終わった後のアレの方が目的だと思うんだよね。
「……流石に人目のある所じゃ会えないし、やれないからね。ここみたいに路地裏でやるのもしないよ」
「べ、べつにそんなつもりじゃないよ!ま、まあ、私は力を試す訓練のための練習場が作れるから、そこなら誰にも見られないけどね!お礼に好きなことさせてあげても……良いんだよ?」
そう言って、僕のことをチラチラ見てくるミラちゃん。自分は全く期待してませんけど?みたいなアピールが激しい。
「はいはい。じゃあ、その時は集合場所と時間を教えて。大概いけると思うから」
「分かった」
そこまで話をして、僕たちは解散する。次の日学校で、
「おはよぉ~」
「お、おおお、おはよう!」
と、挙動不審な挨拶をした女子生徒がいて、ミラちゃんの正体は分かってしまったとか。僕は大人だからそういうことは口にせず、何日かおきの呼び出しに応える。ミラちゃんも相談できる人が出来て嬉しいみたいだし、僕も楽しいからね。色々と。