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日記のような物語(ダイアリーテイル)  作者: ミハヤ
ピースフルウォー
123/129

混乱が招いた混乱 その1

「まず、すぽっとのことはしっているよな? なに、しらないのか? おまえらせけんしらなさすぎ まぁ、あいんもこんなところににんげんがいるとはおもわなかったし、あるいみそけんしらずなのだろうか

ま、そうゆことならきそのことからいわないと まずはあいんたち、「いどる」のことからだな いどるはじんこうでつくられたせいぶつで-------------              」




「……………えーと……」

アインの説明を一通り受けて一言、

「ごめん、アインの口調が分かりずら過ぎて分かんなかった その口調で長文聞くのは無理…」


「なんだと」

驚くようにアインは辺りを見渡す そして聞き手に回った全員が神妙な面持ち


「…………も、もういっかいちゃんすを」


「アー、イヤ、ある程度は自称マスターさんワカリマシタので確認もかねてまとめますネ」

そうしないといけないと悟り、自称マスターがそう切り出す


「えーと… まずはアインさんが来た『スポット』と言う場所についてですね スポットと言うのは最先端技術の集結、もしくはこの場所の都市、いやむしろそこだけが活動している都市という事です」


「げんみつにはここ、あんてぃーくもあるが、まぁ、ほとんどがこうやで、すくらっぷのろぼっとしかいないといわれていたからじょがいされるだろう」


「それで、その『スポット』には人間の住民と、ロボットやAIと言った電子機器の住民、そしてアインは、『イドル』と言われる、まぁクローンみたいな者の住民と言う訳です」


「はい、先生質問」

学生らしく手を挙げてロストは言う

「イルド? はまだ人間と言うか、聞いた感じ一応生命みたいだから住民にカウントするとして、ロボット系は住民にカウントするんですか?」


「せいかいは、かうんとするだ ろどっとにもじんけん、いな、きかいけんがある」

人権ならぬ機械権、か……  …AIって機械に入るの? 入るか

何か体感的に機械<AIと言う感覚があって、何か別物のような感じがしてならない


丁度猿と人間が同じ生き物と言われても、『全然違うだろ、人間の方が賢いし』的な感覚に似ているかな?

※あくまで例えです 猿を侮辱している訳ではありません


「で、その三……種族、で、イイですよ、ね? その三種族の力関係としいて、人間がトップ、政権、法律などを牛耳っていて、AI達が、発明や商品、コロニー全体の商会、金銭を牛耳っていて、それでイドル達が働き手、労働者、と」


「いちおうだが、にんげんにもはたらきてはいるぞ えーあいのほうは…… ほとんどがぎじゅつだな

にんげんやいどるとちがってえーあいはめいかくに『うまれたりゆう』があり、さらにいともかんたんに『しょうきょ』できるからな


ばぐがみつかればえいえんにぐんないだ」


「……機械権、何処行ったの?」

ロストがそう呟く


ロストがそう思うのも無理は無い 何せ、人間に例えると使えない奴は殺すという、独裁政治待ったなしの事をしていると言っているのだ

と、なるともしかして……


「そこなんだ、そこがもんがいなんだ」

本題に入るとばかりに大きなため息を付くアイン

「それはおかしいとすうめいのえーあいがはんきをひるがえしてしまった」


「まぁ、そうなりますよね…… それでAIと人間が対立して、そのとばっちりにイドルが危ない、と」

だからイドルを助けてくれてとアインは此処へ………


「そんなかんたんならたすけはもとめない」


「え?」


アインはもう一度大きなため息を付いて、

「えーあいがはんきをひるがえしたあいては、『えーあい』なのだ」


………ん?


「それで、はんらんおこしたほうのえーあいに、いどるは『てだすけ』をもとめられ、けどたすけるとおまえらも『ばぐ』とみなしてでりーとすると『きかいけんむしのえーあい』におどされて、そのうえにんげんのほうにも『えーあい達をどうにかしないところす』とおどされてて」


は? え……?


「つまり、こうゆう事、よね?」

何が面白いのか、アリスは劇を楽しむような笑みで、


「AI達の反乱に無理やり巻き込まれたイドル 反乱AIには助けを、悪徳AIには裏切りを求められ、その噂を聞いて、人間たちはお前らがどうにかしろと、お前らに指名が掛ったんだから責任取れと、もしダメでも責任取れと、()()()()()()()()()を押し付けられ、 ま、用は全員にとばっちりを受けまくったと言う事ね?」


「……何です、それ?」

イドル民、理不尽から強く生きろ

心の中でそう言ったつもりだが、表情にも出ていたのか、


「つよくいきたけっか、またややくしくなった」


「え?」


「つよくいきたけっか、こんどはいどるたちがいどるをろうどうしゃとしてしかみないにんげんにおこって、こっちも『はんらん』をおこそうってことになったの」


はぁ~~~~~~~~~~………… と、アインはまたおおきなためいきをついて、

「それでさいしゅうてきにね、ぜんいんがじぶんのいけんをとおさせようとして、なぜか『ぜんしゅぞくぜんめんせんそう』になりそうなの…………」


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