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日記のような物語(ダイアリーテイル)  作者: ミハヤ
コインゲームギャンブル
111/129

朱狐の運命操作(クローズベット) コイン三枚目

登場人物


ミユ

旅人風の格好をしている白猫

白錬屋はくれんやの店主で素材さえあれば何でも作る事が出来る能力を持っている


ロスト  二つ名 虚栄の城壁 (ヴァニティ・キャメロット)

黒い短めの髪と黒いパーカーがトレードマークの幼女

本当に幼女なのだが中身は冷鵺 (男)

設定として吸血鬼のハーフ


アリス 二つ名  鏡の中の歩行者ドッペルゲンガー

見た目まんまアリスの少女、リアスのドッペルゲンガー

鏡の中を移動できる


輝闇きじゃ じん  二つ名 最悪の吸血鬼

人間と吸血鬼のハーフの男の子

二面の顔を持ち、間抜けな感じがする時一人称は『ボク』、怖い時には『オレ』となっている

「……………………」

引く、マジで引いた


「や、やり過ぎ、じゃ、ない…………?」

恐ろしく控えめな態度でロストは言う


「あ? そうか? 生きてるんだからやり過ぎじゃねぇだろ」


「死な安理論ダメ、絶対 これ、一思いに死なせた方がマシ」

笑顔で言い切る仁を見て、アリスは引きつった笑みで答える


ずっと恨みを持っていた私でさえ、もうやてたげてと思うような悲惨な光景、あえてマイルドに表現するなら、拷問、だろう マイルドに表現しても拷問だろう


「………これ、生きてるの?」

見たく無いのか顔を背けてロストは言う


「ええ、生きてますよ?」


「「「………………………」」」

マジで? と言う意味の三人の白い視線

本当に見るに耐えない壮絶な姿になっているあれがまだ生きてんの?


「あんたらにゃあんまオレの怖さ伝わって無かったようだから今言っとくぜ?」

と、元生き物。現何かの物体の上に足を乗っけて(踏みつぶして)凄い外道な顔で、手を何かロックなアレのやつみたいにして仁は言う

「オレを怒らせたらタダじゃおかねぇ それこそ、死んだ方がマシなくらいにな♪」


「あんたやっぱ悪魔だわ………」

何とかロストは絞り出して言う


「んで、ミユ」


「は、はぃ?」


「上ずるなよ…… 結構付き合い長いのにそんな反応されると結構傷つくんだが……」

本当に少し傷ついた感じで仁は言う

「それで、お前の『大切な物』とやらは何処にある」


「え、ええと…………」


「……………あっちに居たよ」

戸惑ったのを単に分からないだけだと思ったのかロストが言う


「………もう先に会ってたんだ……スね」


「うん、会ってた あと口調はどっちでもいいから」

何処か目を伏せるような感じでロストは言う


……それもそうだろう、何せ何年も見ていないのだから きっと姿が変わり果てているかもしれない

それだと、イヤだなぁ


「んじゃ、心構えが出来て居ないかも知れないが、早速ご対面と行こうぜ」

と、仁は得体の知れないアレを蹴飛ばしてから歩き出す


「……げ、元気で生きる、の、よ?」


「いつか元に戻る奇跡に賭けるんだぞー」

戸惑ったように一応慰めの言葉をアレにかけて仁の後を追うアリスとロスト


自分もその後を追おうとして、

「………お前も、取り返せるようにお祈り(ギャンブル)しとくんだな」

仁に習ってゴミを蹴飛ばしてから後を追った




「…………」


「緊張、してるか?」


「………っス」

何だかさっきまで妙に現実味の無い感じがして余り実感が無かったのだが、今日、唐突に自分の大切な物が帰って来るのだ

さっきの惨状からほとぼりが冷め、段々と冷静になると同時に思いが膨れ上がって冷静では無くなりそうだった


もうすぐ、もう一度会える…… また、アナタに…………


「一つ、聞きたいんだが」

と、止まって振り返り、仁は言う

「大切な物を取り返してもう金を稼ぐ必要が無くなったら、お店、白錬屋(はくれんや)は辞めるのか?」


「んー………」

と、少し考えて

「辞めない、スかね」

少し苦笑いになりながらそう言った


「やっぱ思い入れがあるし、何より深月もいるっスからね、今度からはしっかり深月にお小遣いでもあげれるように今後ともやって行こうと思うっスよ」


「そうですか」


「ま、それに……」

と、仁に商売用の笑みを向けて、

「自分が店を畳むと困るヤツが約二名くらいいるっスからね」


「あらら、バレてたか」

わざとらしく笑う仁


「ま、それなら良かった 最悪オレがミユの大切な物を奪って『返して欲しくば作れ』とか言わずに済んだ」


「あ、あはは……」


「……………」

その言葉に複雑な表情のロストとどんな顔をしていいのか分からなそうなアリス


「……着いたよ」

ロストに連れて来られたのは牢屋が沢山並んだ場所


「この場所、よ」

そう言って一つの牢屋のドアを開ける

角度的に牢屋がどうなっているのかは分からない


ごく、と唾を飲み込む


「………………」

そして、意を決して踏み込み、牢屋の中を見る


そして…………


「………っ!!!」

思わず涙が出そうになった


「っ!! っ!!!」

声も出せず一心不乱に向かう


「……っぁ ……ぁ」

自分は思いっきり抱きしめる 久しぶりに、本当に久しぶりに、抱きしめる


「ぁいたかった…… 会いたかった………っ!」

ずっと、ずっと待ち望んでいた ずっと耐えて待ち望んでいた

この瞬間を


賭け(ベット)が、成功する瞬間を



そんな中、ポツリと、

「…………やっぱり、なのか」

何かを察したように仁が呟いた後………


「………っ!! お、お前っ!!!」

唐突にロストに引きはがされ、

「ふざけてるのか、ミユ!!」

思いっきり、自分(わたし)の頬を殴った


「お、お前!! まさか、まさか()()()()()()()の為に頑張ってたのか!!!」

ミハヤ)今度は…… 間違って無いねおk

さて、そろそろラストになって、次はどうなるかなー このまま妙なキリの無さで終わっちゃうかなー


ま、未夜さん曰く元々いつでも終わらせられるようにストーリー形式にしなかったらしいけどね


未夜)ホント、どうしよっかなー…… 実言うと、まだまだネタあるけど、別のネタも試してみたいんだよなー

……いっその事二刀流プレイするか?

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