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日記のような物語(ダイアリーテイル)  作者: ミハヤ
コインゲームギャンブル
107/129

猫は金貨を賭ける コイン五枚目

登場人物


視点・ 深月みづき

朱い毛並みの獣人の女の子

白錬屋の店主、ミユに拾われて住み込みで働いている


ロスト  二つ名 虚栄の城壁 (ヴァニティ・キャメロット)

黒い短めの髪と黒いパーカーがトレードマークの幼女

本当に幼女なのだが中身は冷鵺 (男)

設定として吸血鬼のハーフ


レイ  二つ名 反王はんおう

ふんわりした感じの男の子

体としては冷鵺なのだが中身は別物


時杯ときつき 優鬼ゆうき  二つ名「ズレにズレた時間シフト・グリニッジ

割と強気な男子一年生

この中では常識人タイプ


三鏡みかがみ・グレモリーゼ・リアス  二つ名「鏡国きょうこくの住人」

転校して来たばかりのハーフの金髪女子二年生

結構おしゃれ好き


アリス 二つ名  鏡の中の歩行者ドッペルゲンガー

見た目まんまアリスの少女、リアスのドッペルゲンガー

鏡の中を移動できる


輝闇きじゃ じん  二つ名 最悪の吸血鬼

人間と吸血鬼のハーフの男の子

二面の顔を持ち、間抜けな感じがする時一人称は『ボク』、怖い時には『オレ』となっている

「それじゃ、仁さんのところへ行って来ますねー」


「りょー、ちゃんと(こび)売っといて下さいっスねー」

何時も通りのちゃっかりした言葉に少し苦笑いになりながら私は店を出る


仁さんの館に行く理由は前に約束した週に何度か尋ねる約束ともう一つ、ロストちゃんの報告を聞く為である

昨晩は頑張って起きてミユさんがどっか行くか自分の部屋で音を頼りに見張っていたのだが、結局寝落ちしてしまった為夜な夜な何処かへ出かけたか分からない


何事も無ければ……いやこの時はむしろあった方がいいのかな?


どう考えればいいか悩みながら仁さんの館の前へたどり着くと、


「お、深月じゃん、どったの?」

手を挙げながらユウキさんは言う

ちょうど館へ入ろうとしたユウキさん、レイさん、リアスさんに出会った


「おはよう……いやこんにちはです、ユウキさん、レイさん、リアス」


「こんにちは ちょうど正午を回った時間帯だからそうゆうの悩むよね」

相変わらず笑いながらレイさんは言う


「ふふ、こんにちは」

それとリアスさん


「んで、深月はどったの? 何かお前が此処に来るの珍しいけど」


「ちょっと、用があって」


「ふーん……」

そうゆう時もあるんだろうと軽く流すユウキさんとリアスさん


ただ、要件を知っているレイさんだけ少し神妙そうに笑う

「ま、取り敢えず行ってみようか」


「あ、はい」

こうして四人館の中に入り、仁さんの部屋まで………


「………! ………」


「………? …」


「あ?何だ何だ?」

仁さんの部屋の中で言い争う声 不思議に思い仁さんの部屋の扉を開けると、


「何でほっとくんだよ! ここは今すぐにでも言うべきだよ!!」

起った様に言うロストちゃんと、


「これは首を突っ込んじゃダメなの、分かる?」

なだめる、と言うより抑えるように言うアリスさんとその横にクロク、


「…………」

困った顔をして頬杖を付く仁さん


「……何があったんだ?」

ミユさんの動向をロストちゃんたちが探っているのを知っているレイさんがいち早く二人に尋ねる、が


「あ、み、みんな………」

唐突に歯切れの悪くなり顔を背けるロストちゃんとアリスさん


「また何かアリスがやらかしたの?」


「今度はアタシじゃ無いわよ」

リアスさんの言葉にため息を付きながらアリスさんは言う


「……なら、ロストが?」


「いや、別に誰かがやらかしたって事では無いんだけど……」

レイさんの言葉にやっぱり歯切れの悪そうにロストちゃんは言う


「んじゃ何があったんだよ、仁」


「知らないです」

ユウキさんの言葉に何処かつまらなそうに仁さんは言う

「二人によるとミユの事で何か嫌な事があったみたいで、それをボクたちで解決するか、それともほっといてあげるべきか口論しているみたいですが、具体的な物は」


「……何があったの?」


「あー、えっと……」


「アタシは言うべきでは無いと思うわ」

ロストちゃんと違いキッパリとアリスさんは言う

「それは、僕もそう思う」

意外にもロストちゃんも同意を示す


「あ?何があったんだよ」


「えーとね‥……」

ユウキさんがそう尋ねるとロストちゃんとアリスさんはお互い見合わせて、

「………あの白猫ちゃん、やっぱり借金を理不尽に背負わされていたわ」

疲れたようにため息を付きながらアリスさん、


「大事な物と引き換えに脅されて強制的にお金を払わされていていたわ」


「それに、この前の店が無茶苦茶にされていたのもそいつらのせい かなり儲けたんなら一遍に利益を寄越せと言われてそれを断ったらやられたみたい」


「ち、ちょっと待て! 店が無茶苦茶!? ミユが借金!? 一体何の話だ!!」


「え、ええとですね……」

そう言えばまだ事の発端を話していなかったリアスさんとユウキさんに事情を説明する


「……そんなことがあったのかよ」

聞き終えて、ユウキさんはポツリと呟く

「とにかく、ミユが何か危ない奴に脅されてるんだな? なら今すぐ「ダメよ」


ユウキさんが言い終わるよりも早くアリスさんは言う

「あれは彼女の問題よ、きっとアタシたちが踏み込んで良い事でも無いし、それにこれはボスをとっちめたからって解決する物でも無いわ」

ミハヤ)まーた人数が多い場面になっちゃいましてね これ下手すると誰か一人か二人は空気になるので困っていると未夜さんが


ロスト)このタイミングは特に王さま喋らないからね

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