陛下の嫁探し
『甘党陛下と酒やけ王女』のプロトタイプのお話をPCから発掘。
微妙に名前や設定や本編にいないキャラとか色々違いますが基本は一緒です。
そして中途半端なところで終わってます、すみません。
その日、宰相閣下は鼻歌を披露したい気分だった。すなわち、とても良いことがあったのだ。
「ふふん、これを見たら陛下もさぞや驚くことだろうな」
その腕にあるのはいくつかの書簡。上質な素材で出来ているそれらを宰相は大事に抱えて己が主の執務室へと急いでいた。
「よりどりみどりとはまさにこの事。同盟国の皆々様には感謝してもしきれんな」
甲斐性のない主の為に一肌脱いでやろうと、これまで周辺国家と良好な関係を築いてきた結果が今、宰相の腕の中にあるのだ。
「陛下の好みもばっちり押さえているし、これでようやく決まるだろう」
安堵と期待に胸を膨らませて、宰相は未来への希望へ続く扉を叩いた。
***
その日、皇帝陛下は恨み辛みを吐き出したい気分だった。すなわち、とても悪いことがあったのだ。
「はあ…、頭が痛い」
侍従からの知らせを聞き、思わずその両の手で顔を覆ってしまったくらいに憂鬱なことがこれから起きるのだ。
「あいつ、絶対満面の笑顔でここに来るんだろうな…。きっと鼻歌も歌っているに違いない」
長い付き合いの宰相のことを思い浮かべ、眉間に刻んでいた皺をより一層深くした。
「ここに皺が出来たらあいつのせいだ。絶対に許さん」
眉間を揉みこみ盛大なため息を吐いたところで、皇帝を不幸のどん底へ突き落す音を響かせながら扉が開かれた。
***
「おはようございます陛下。本日もご機嫌麗しく」
「おはよう。…これがご機嫌麗しく見えるのか?」
満面の笑みと仏頂面。両者は両極端な表情をそれぞれ顔に乗せて皇帝の執務室で対峙した。
「おやおや、今日は朗報をお持ちしたというのに。もっと嬉しさを表現なさってはいかがです?」
「この顔は生まれつきだ」
おやそうでしたか?などととぼける宰相に皇帝は頭を悩ませる。ああ、いっそのこと、清々しく、思い切り、その顔を―――
「ぶん殴りたい」
「陛下、心の声が口から飛び出しています」
おやそうだったか?と皇帝は嘯くもご機嫌な宰相には大した痛手ではなかった。
「陛下、こちらをご覧ください」
執務机に差し出されたいくつかの書簡。それぞれの表紙に独特の文様が刻まれている。
「俺が嫌だと言っても見せるんだろうお前は」
「分かっているなら四の五の言わずに早く目を通せ」
乳兄弟である気安さからか、時折宰相は皇帝に向かって命令口調になる。宰相の方が二つ年上ということもあって、上の兄弟がいない皇帝にとって宰相は兄のような存在だった。
その宰相がずずいと突き付けてくるこの書簡たちこそが、皇帝を悩ませる原因なのである。
「………」
「………」
宰相の無言の要求に屈し、皇帝は一番上にあるそれを一つ手に取り、恐る恐る中を開いてみた。
癖のあるふわふわした長く白い髪が印象的な、垂れ目の可愛らしい女性が、そこにいた。
「そちらのお方はメノリープ国第一王女、イルメリ・エルナ・メノリープ様です」
ああ、やはり。
皇帝はすぐにぱたんと表紙を閉じ、深く息を吐き出した。この分だとここにある書簡は全て周辺国から送られてきた見合絵姿であることは間違いなさそうだ。
「おや、もうよろしいのですか?遠慮なさらずにもっと、じっくり、舐めつくすように、ご覧になって下さい」
「舐めつくさないし、じっくりも見ない。これら全部見合いの為のものなのだろう?」
「ええ、そうです。気に入りの女性が見つかり次第早急に我が国に輿入れして頂きますのでどうぞごゆっくり吟味して下さい」
「よくもまあこれだけの周辺国へ協力を仰げたな…」
ざっと見ただけでも同盟国の数だけはありそうだった。
「この話を持ちかけた際、皆々様もろ手を挙げて協力を申し出て下さいましたよ。ジェヴォークスの奥手独身皇帝にもついに春が訪れたのか、と。やれ目出度いな、と」
終始穏やかな口調で口元に笑みも浮かべている宰相の、その目だけは、笑っていなかった。
全部に目を通すまで許しません。選びなさい。さあ早く。
雄弁に語る宰相の目から視線を外し、年上の乳兄弟は持つものではないな、と皇帝は心の中でひっそりと嘆いたのだった。
***
陛下は疲れていた。大好きなはずの砂糖をたっぷりと入れた甘い紅茶が苦く感じられる程に。
黙々と、皆どこかしら似通っている砂糖菓子のような絵姿を、見ては閉じ見ては閉じを繰り返し、癪に障る程の上機嫌な声で一つ一つ紹介していく宰相に我慢ならなくなったところでようやく終わりが見えてきた。
「最後になりましたそちらのお方はサフォーデュ国第三王女、リューディア・マイリスニーナ・サフォーデュ様です」
あ、と皇帝は目を惹かれた。これまでの甘ったるいふわふわな女性ではなく、静かに流れる小川の如き静謐さをその身に纏ったような冷たい印象。真っすぐに流れる黒く艶やかな長い髪もその印象に一役買っているだろう。
またこれまでの女性たちの絵姿は一様に蕩けるような甘い笑顔であったのに、リューディアだけは無表情、いや、どことなく絵を通してこちらを睨みつけるような表情の絵姿だった。
何故このような顔をしているのだろう。皇帝は気になって仕方が無くなった。
「サフォーデュ国には第一王女と第二王女もおられますが、いずれのお方たちも既に婚姻を結ばれていまして第三王女であらせられるリューディア様が候補となられました」
上の姉妹二人はふわふわ系女子だったのですが、残念です。これまでになく食い入って絵姿を見ていた皇帝の姿が、彼の期待を裏切ったと宰相には映ったのだろう。この時初めて宰相の目に申し訳なさがほんのちょっぴり滲んでいた。
そんな宰相の都合や視線など気にせず心持ち他の絵姿よりも長めに眺めた後、皇帝は意を決したように宰相を見つめた。
「……エルメル」
「何でしょう陛下」
「ちょっと、出かける」
「は?急に何を…。お気に召された女性がいらっしゃいましたか?」
「…あ、いや、気に召すとか召さないとかじゃなくてだな、気になった人がいたから…」
「ほう!それはようございました!……それで?」
「会いに、行ってくる」
後は任せた。そう言うや否や、皇帝は開け放たれていた窓から続くテラスへ向かい、灰褐色の髪を靡かせながら手すりを乗り越えた。宰相が止める間もなく、あっという間の出来事であった。
「ちょっ、陛下!せめてどこの国のって…待ちなさいアウリス!25歳にもなって二階から飛び降りるなと言ってるだろうが!!」
乳兄弟の顔を覗かせて叫ぶ宰相の木霊も空しく、ジェヴォークス国の皇帝アウリス・レオ・ジェヴォークスは颯爽と庭を駆けて行った。
***
ジェヴォークス国に請われて絵姿を送ったその日、サフォーデュ国の第三王女はベッドに突っ伏していた。
「……頭痛い」
酒やけしたような掠れた声。顔色もすこぶる悪く、王女は今にも吐き出しそうに苦しんでいた。
「飲み過ぎかな…。そんなに飲んでないつもりだったけど」
前日に催された夜会で、勧められるまま杯を重ねたのが悪かったのかもしれない。ぐるぐると胸にむかつきが広がり、眉間にきゅっと皺を寄せた。
「そういえば、あの日も二日酔いだったな…」
思い出すのにも力がいる。今日送った見合絵姿、それを絵師に描かせたその日も王女は二日酔いだったのだ。
「想像以上の気持ち悪さについつい睨みつけるような絵になったけど、大丈夫かな…」
そもそも選ばれることなど無いのだけど。自分にはお酒があれば独身でも構わないのだ。
本気でそんなことを考えている王女だが、その睨みつけたことが災いして現在渦中の人が王女に会いに訪れるなど、彼女はこの時露程も思っていなかった。
「…気分転換でもしますか」
王女はいそいそと豪華なドレスから地味な色合いのワンピースに着替え、派手に飾り付けていた髪を簡素に括り直してテラスへと向かった。そして手慣れたようにテラスまで伸びている木の枝に飛び移り、するすると伝って地面へとたどり着いたのだった。
「おや、リューディア様。今日も見事なお手際で。また酒場ですかな?」
下りた先の植え込みで仕事をしていた初老の庭師に笑顔でそう声を掛けられ王女は笑って見せる。
「あの枝を落とさずにいてくれる庭師のお蔭よ。二日酔いなの、だから迎え酒してくるわ」
苦笑いに皺を深くした庭師に別れを告げ、王女は裏門から城下を目指す。簡素な身なりをしていても彼女が王女であるのは一目瞭然。道行く人々は笑顔で彼女に挨拶をする。
陽気な人々が集うこの国が王女は大好きだ。そんな陽気な人々と飲み交わすお酒も王女は大好きだ。大の酒好きだがお世辞にも酒に強いとは言えない王女であるが、酔い潰れても彼女を案じる国民がちゃんと城まで送り届けてくれるのだ。
幸せだなぁ。王女は緩む頬をそのままに、目当ての酒場に向けて猛然と歩き出した。
***
見合い相手のいるジェヴォークス国へ絵姿を送ってからちょうど一週間。あれから国へ何の音沙汰も無く、王女は既に見合い話を頭の中から追い出していた。
この日も王女は城を抜け出して城下の行きつけの酒場へと訪れていた。店に辿り着いた時はまだお昼で、酒場ではなく食堂として賑わっている。
「エーヴァ、やってる?」
「また城を抜け出したの?いくら平和だからって王女様としての自覚が足りないんじゃないかしら?」
エーヴァと呼ばれたのは酒場の女主人である。夜になるとその豊満な身体の線に沿った艶かしい装いに身を包み夜の華と化す彼女だが、昼間食堂として営業している間は清潔さが溢れ、化粧の匂いを一切させない。きっちりと一つに結いあげた髪に肌の露出を極力抑えた服装、自身の魅力を封じ込めるような黒いエプロンを身に纏い、くるくると忙しそうに働いていた。
「エーヴァのお昼が食べられるなら例え火の中ってね!あ、あとお酒もあると水の中も行けるわ」
皿に盛りつけられた料理を噛み締めしみじみと呟く王女に女主人は呆れた面持ちでコップを置いた。
「お!葡萄酒?」
木製のコップの中を確認すると、濃赤色の液体が入っている。ゆらりと揺らして香りを嗅ぐと葡萄の甘い匂いがした。
そっと一口舐めてみる。やはり葡萄の味だ。だが王女には物足りない味だった。
「…これ、果実水?」
「昼間から酒を飲む王女様なんて見たくないからね」
「ええー!私の命の水ぅ……」
「こんな酒飲みが王女様なんて、この国だけねきっと」
酒やけ声の王女様も貴女だけね。そう言ってのける女主人を恨みがましく睨む王女だが、そんな王女をこの国の民は愛して止まない。女主人もその一人で、困ったお姫様ね、と笑いながら小さなグラスを王女に差し出した。
「今年一番の出来という葡萄酒蔵から仕入れたの。味見してみてね」
「エーヴァ愛してるぅ!」
ぎゅうぎゅうと抱きつき感謝の念を贈る。姉に対して甘えるようなそんな仕草に女主人も自然と柔らかな気持ちになり、酒好きの“妹”を優しく抱きしめ返すのだった。
***
「そういえば知ってるかしら?」
昼時が過ぎ、客足もまばらになったところで女主人は王女が座る席の隣につき今日聞いたばかりの話を王女に聞かせた。
「ジェヴォークスの皇帝陛下が花嫁探しの旅に出たそうよ」
「ぶっ」
食後のお茶を噴き出した王女に「あらあら」と女主人はハンカチを差し出してその背を擦ってやる。
「え、ぇえー?なに、どういうこと?お見合いで決めるって話だったのに」
「ジェヴォークスから来た商人が話してたことなんだけどね。各国から集めた見合絵姿をご覧になった皇帝陛下が気に入った姫を是非その目で確かめたいから、と国を飛び出したらしいわ」
女主人は、口さがない人たちの話だから本気にしない方が良いけどね、とも言い置いた。
「でも、案外貴女に会いに来るかもね?リューディア様?」
「ないない!」
あんな仏頂面の極みの絵姿を見て気に入る人なんていない!と、お酒だけのせいではなく顔を赤くさせた王女が心の中で全力で否定し、それにと続けた。
「私はほら、お酒があればそれでいいし」
「これだからのんべえ姫は…」
「そんなのんべえにさっきの葡萄酒もう一杯!」
「はいはい」
美味しい、幸せ。小さなグラスに入った葡萄酒を味わいながら王女はしみじみと思う。
大国に嫁ぐなんて面倒なことは他の国に任せて、将来は酒蔵を経営しているお酒が好きな人と結婚したい。そして自分好みのお酒を作るのだ!
理想を胸に葡萄酒の最後の一口を飲み干して代金を机に置く。
「エーヴァ、ごちそう様!夜にまた来るね!」
「だからあなたは自覚が足りないって…」
女主人の小言を聞き流した王女が外に出ようとして店の入り口で客の男性と鉢合わせた。お互い身体に触れないように「すまん」「あ、どうも」と会釈してすれ違い、王女はほろ酔い気分で王城へと帰って行った。
***
「で、本当に来るのね」
「えへへ」
夜に来ると言っていた王女は言葉通りに酒場へと来ていた。
日没とともに顔を変える店と女主人。店は食堂から酒を提供する場に、女主人は胸元の大きく開いたドレスを着て妖艶さを振りまきながら酒場を切り盛りしている。
街の人々の陽気な声が響く店内を歩き、お気に入りの場所に行くとそこにはすでに先客がいた。王女のお気に入りの場所はカウンターの角席。人気が無くて目立たず、また厨房が目の前にあるので注文をするのに便利で気に入っているのだ。
少し考え、先に座っているということからひょっとするともうすぐ席を立つかもしれない、と思い至り先客の隣の席に王女もついた。席が空けばすぐに移れるように。しめしめと思いながら厨房へ「いつもの!」と元気よく注文した。
「はいよ、発泡酒と塩豆」
「わぁ!アトロの塩豆大好き!」
厨房の中からぶっきらぼうな物言いで料理を差し出してきた大柄な男アトロはこの酒場の厨房を預かっている料理人であり、酒場の女主人エーヴァの夫でもある。料理の腕は確かで、かつて王城の厨房にも居たことがあり、王女とは面識がある。
王女が酒を覚えたての頃、こっそり厨房に忍んで彼におつまみを作ってもらっていた。その時に作ってもらった塩豆がいたく気に入った王女は酒場に来るたびに塩豆を作ってもらうのが定番だった。
ソゥヤ豆という緑色の豆をさやごと塩ゆでしただけの至って簡単なものなのだけれど、この絶妙なしょっぱさが病み付きになる!
王女はちびちびと発泡酒を飲み、ぱくぱくと豆を食べる。夕食は王城ですでに済ませているのでこの量で充分だった。
ふと、隣の席に座る先客に何気なく目を向けた。一人で食事をとっている彼は、黙々と料理を食べていた。何の変哲もない夕食風景だ。
「…?」
だが、王女は違和感を覚えた。なんだろう?特におかしなところはなさそうなのだが。
近すぎる為にあまりじろじろと観察するのは失礼なので、横目で意識してみる。
視界の真ん中に捉えることは出来ないので顔立ちは判然としないが、髪は肩ほどまである灰褐色。服装は旅の途中なのか旅装だ。一人旅かな?平和だもんね。王女は何でもない風を装いさやから豆を押し出して咀嚼する。
特におかしなところはないような…いや、違和感を覚えたのは男にではない。男が今まさに食べている物に、だ。
「!?」
ぎょっとした。声に出さなかったことを褒めてほしいと王女は思う。男が食べている物、それはパンケーキだった。夕食を軽い物で済ませる、と言う意味では許容の範囲内だろう。だが、問題はパンケーキにかかっている蜂蜜の量だった。
甘い。甘すぎる。見ているだけで胸やけがしそうなほどに大量の蜂蜜がパンケーキをひたひたにしている。“かかっている”なんて生易しい量ではない。パンケーキが蜂蜜に浸っていた。それを優雅な手付きで切り分け、美味しそうに男は食べていた。
あまりのことに王女は厨房内の料理人に目で訴える。この男は何を食べているのか。その視線に気づいた料理人は鍋を振りながら、頭も振った。こちらも理解が出来ない。そんなやり取りだった。
そうこうしている内に男は完食し―何故か、あれだけの量の蜂蜜も皿から姿を消していた―、食後のお茶を厨房から受け取っていた。
そして、また、王女はぎょっとさせられた。
***
角砂糖を、ひとつ、ふたつ、みっつ…、よっつ……いつつ?……むっつ??
湯気が立ち上るティーカップにぽちゃんぽちゃんと次々に角砂糖を落としていく男。信じられないことに合計六個の角砂糖が紅茶へ投入された。男はぐるぐるとかき混ぜているがすぐ溶けきるわけも無く、しばらくの間スプーンを動かしていた。
「何だ?」
男からそう声を掛けられて、王女は自分がまじまじと彼のことを見ていたのだと気付かされた。
「えっ、いやっ、その…」
その赤茶色をした砂糖水―撹拌し続けたせいですっかり冷めていた―を飲むつもりか?と王女は聞けなかった。今まさに男が口にしていたのだから。
「甘いもの…お好きなんですね」
「………」
しまった。これでは蜂蜜漬けパンケーキを食べている頃から見ていたとばればれではないか。
あわわと焦る王女に男はティーカップを傾けながら答えた。
「あなたは相当な酒好きのようだ」
とん、と男は自分の喉に指を当てて示す。それは、つまり。
「…酒やけ声ですみませんね」
王女は掠れた声をより一層掠れさせて呟く。だが不思議と男の耳には心地よい響きとなった。
二人が出会ったところで文章が終わってました。(中途半端!)
この話をここまで書いてから『甘党男と酒やけ女』の話を思いつき、そして本編が『甘党陛下と酒やけ王女』となりました。
ところどころ本編に流用した台詞とかがあってものすごい微妙な心境です。こんな風に書いてたんだっけなぁと。
いやはや、これからすると本編は話を端折りすぎたかもしれません。三話分で本編終わりましたしね!こぼれ話は多いですがががが。
この話のまま続けていたら何か変わっていたでしょうか。……たぶん話数だけ重ねて途中で放り投げていた可能性が高い気がします(。Д。)
今更続きを書くというのもあれなのでこの話はここまでです(-人-)
本編に載せるには中途半端すぎるのでこちらに格納しました。
久しぶりの甘党酒やけっぽいものでしたが、お楽しみ頂けたら幸いです!