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管理世界『エリア』  作者: esureisu
第一章
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第三話

『奴隷 転職 仕女(メイド)

エルフの少女は男に連れられて裏路地にいってしまう。

それをアインストは気まぐれで見ることにした。


「いや、やめてッ!」


エルフの少女は腕を握られており逃げることができない。

男はエルフの少女に対して「叫ぶな!」「黙れガキ!」といって引っ張っている。

そこで人の気配を感じた男は後ろを向くと銀髪の美少女(アインスト)がいた。

男は不審そうに一度少女を見る。


――あまり強そうにないな……これは商品になりそうだ。

  丁度いい、補充もかねるか。


そう思い男は一度エルフの少女を殴って気絶させ、アインストの前にくる。

ニヤリと口を上げて男はアインストの腕を取った。

腕を引く。


「お前も来い……ッ!」

「………」


動かない、いくら引っ張ってもアインストは動かなかった。

そしてアインストは言った。


「何をしているんです?」

「ッ!?」


男は見た。アインストの目を。

その目は灰色で生気が感じられない、

世界から色が失われた感覚と何か分からないモノが競り上がってくる感覚が来た。

男は呆けたあと腕を放す、そして一歩下がった。


「な、何者だお前……ヒッ!」

「私?私の名前はアインスト。管理者よ」

「管理者だ?」

「そう、でも貴方の思っている管理者じゃない」


男は呆気に取られる。

そこでエルフの少女が助けを求めた。

「助けて」と。


「そう、助かりたいの……。じゃぁ、対価は?」

「へっ、えっと……?」

呆気に取られるエルフの少女

「どうするの?何事も等価交換よ」

「わ、わたっ、私の出せるものならなんでも出します!だから、だからッ、助けて!!!」

泣きながらの懇願

「そう、じゃぁ、対価は貴方の時間、これをもって契約は成立」

淡々と、そう淡々とアインストはエルフの少女と握手する。

「な、なに言ってやがる!このガキは俺の商品だぞッ!?」

「そう、でもこれは契約この少女との契約」

「はっ?な、なにを゛ッ!?!?!?」


アインストが男の首を握る。

万力のごとき力が加えられる。

グキリと音がでる。

ピシャっと何かの液体が飛び散る音がする。

エルフの少女はそれを見て叫ぶことすらできずに気絶。

グキリという音は男の首が折れる音。

液体の飛び散った音は血が飛び散る音。

血は首の裂け目からちょろちょろと出ている。

飛び散った血はアインストのほほに数滴とエルフの少女の服にいくつか、

そして路地裏に血溜りができるほど。

アインストは笑っていない。

気絶したエルフの少女を抱きかかえる。

路地裏には絶命した男がただ一人。

アインストが去って行った後、路地裏の住民は男の身ぐるみをはいでいく。

奇しくも残るは血溜りのみ、男の遺体は犬の餌。



それからどれ位かたったのかエルフの少女は目を覚ます。

エルフの少女は担がれていることに気づいた。


「あ、あの。助けていただいてありがとうございます」

「いえ、契約ですしそれに貴方の時間はもう私のものです。」

「へっ、それはどういうことですか?」

「貴女は私のものとなる。エルフでも寿命は五百年くらいだったかしら。その五百年が対価」

「えっ、私……また奴隷……」

「奴隷?言いえて妙だけど大体同じ。仕女(メイド)といえばいいのかしら?」

「えっと、貴族の方?」

「違うわ。私はアインストで管理者。何を管理しているのかは自分で想像して」

「そっ、そうですか……」


しばしの間の沈黙。

エルフの少女は担がれながらも考える。

そしてエルフの少女は沈黙を破った。


「分かりました。あなたに仕えます。それしかないですよね?」

「そうよ、とはいってもあまりどうでもいいのだけれど」

「ど、どうでもいい……あ、もう自分で歩きます……」


エルフの少女は降ろされる。

そしてアインストと並んで歩く。

エルフの少女は考える。

自分はどうすればいいのかと。

そこでアインストから声が掛かった。


「そういえば、貴女の名前は?」

「名前ですか?」

少女は言い澱みそして言った。

「ありません」

アインストはそっけなく「……そう」とだけしか言わなかった。

「それじゃ、知識はどれ位あるのかしら?」

「それなりにあると思いますよ。生まれて20年もたってませんけど」

「そう、それじゃぁ、その知識を教えてくれるかしら?」

「えっと、どういうのを?」

「降臨したばかりで情報があまりないのよ」

「降…臨…?」

不思議な顔で聞き返す。

「そ、降臨」

そっけなく言い返す。

「それじゃぁ、世界の知識からで……」



とりあえず分かったことは。

この土地の名前が人工都市『アキシモフ』の中にある町『エルゼラ』ということ。

人種は大まかに神人、鳥人、竜人、精霊人種、亜人、人間となっているらしい。

亜人はゴブリンやオークといった鬼の類が多いらしい。

世界の中心といわれる都市がありその名前は『水の都』である。

『水の都』には世界樹があり、その世界樹は天界と呼ばれる場所に繋がっているという事。

都市同士で争奪戦があり死なないようなルールの下クリーンな戦いをしているという事。

奴隷制度は『アキシモフ』を含め法で禁じられているが、

エルフの少女のように裏で取引されることもあること。

他にもいろいろあるらしい。

エルフの少女はそれなりに短くない時間をかけて説明をした。

その後、アインストは「ありがとう」といってエルフの少女をなでた。



「それじゃ、これを着て。付いてきて」

そういうとアインストは虚空からいかにもなメイド服を取り出す。

「えっ、ドコカラダシタンデスカ?」

「出したじゃなくて創ったの、

 まぁ、一部の信徒と私が認めた人は虚空にモノを出し入れできるようになるわねぇ」

そう言ってエルフの少女にメイド服を渡す。

このメイド服だがかなり上等に見える。

簡素にも見えるが実態は裏側にポケットやナイフを忍ばせるところがある。

「えっと、はい……」

「あ、そうそう、貴女には私の加護をつけておいたから多分、

 虚空の出し入れができるようになってるわ」

「えっ!?」

呆気に取られた後、エルフの少女はメイド服について考えた。

「あの、ここでこれを着替えるのは……」

エルフの少女は恥ずかしいと表情で訴えた。

「そう、それじゃ、あそこで着替えましょう」

そういって行った先には衣装店があった。

エルフの少女はいやいや付いていくことになり。

店員とアインストはすこしもめたが金貨を一枚創って店員に渡して事なきを得た。



エルフの少女は上等なメイド服を着ている。

なぜかエルフの少女にぴったりであったという。

衣装店で着替えた後、アインストはゴスロリとよばれる白いドレスいつの間にかに着ながら歩いている。

「そういえば、貴族ってあの豪邸とかに住んでいるのかしら?」

「あ、はい。でもそうそう会えるようなものでもありませんし……

 それに貴族って…いえ、なんでもなりません。」

なぜかどんよりとした雰囲気を出すエルフの少女。

「そう、まぁいいか、

 そういえば冒険者になって見回るのもいいわねぇ。遊ぶために降臨したのだものね」

「えっ」

「とりあえずギルドに行くわよ……そういえば貴女の名前も考えなくちゃね」

アインストがそう言ってエルフの少女の頭を撫でる。

エルフの少女は顔を赤くしながら「お願いします」と言った。

なんか書いているうちにエルフの少女がメインキャラとかに加わることになっていた。

な、なにをいっているのか(ry


とりあえず感想で名前募集します。

期限は8月6日までにしますね。

それではまた今度!

またね~

ゴスッ

ぎゃー

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