第二話
『アインスト 降臨』
さて、俺たちは今、自称:魔王の城を攻略して魔王を倒す直前だ。
魔王が今、邪神を呼び出す召喚魔術を使おうとしているんだ…どうすればいいんだろう?
召喚魔術のための魔術式陣は魔王の頭上で回っている。
「ふはは、はははは、邪神によって我は真の魔王を超え、魔神となるのだ!」
「くっ、自称:魔王め!世界を二つに割るつもりか!」
「そうさ!いささか我をここまで追い詰めたのが勇者じゃなくて残念ではあるがね、あと自称はやめろ!」
「召喚なんてやらせるか!」
「残念だったな、もう完成……む、なんだあれは!?」
召喚魔術の魔術式陣の術式が変わっていく、それははっきりいっておかしい円形から三角形へそして四角形へとその姿を変えていく、それは数瞬で球状の魔術式陣になりその中から美少女といっていい存在が現れた。
その姿は神秘的であった、服は一応着ている。
病院で使っている服を真っ白にした感じの服であった。
少女は銀髪で足まで届くほど長かった。
少女が目を開く、その目は灰色で生きている感じがしない。
そしてそこに居る者たちはその目を見た時、急に寒気を感じた。
死とは違う、恐怖とも違う、ましてや畏怖ですらないなにか。
それを感じる、ただひたすらに『おかしい』という感覚しかない。
「えっ、ちょ、まっ!?!?!?」
そしてその少女が降りてくる、というより落ちて来るのが正しいのだろうか。
そしてその少女は自称:魔王を蹴った……両足で…。
一度床に体があたりそして跳ね返る、そしてきりもみしながら魔王は空中で4回転半して床に転げ落ちた。
あっけない魔王の最後であった。
「むっ、降臨場所を間違えたか?」
「えっ…あ……?」
「貴方誰よ!」
魔王と戦っていた男の相棒と思われる茶髪の女性に質問された少女は自己紹介をした。
「ふむ、我はアインストという。降臨に適した場所を探していてなちょうどいい感じの魔力量で場所的にもいい場所があったのでここに降臨したのだ」
「あー、えっと、貴方様は神様でいいんで?」
「むっ、我は神ではないぞ。管理者だ」
「「管理者??」」
二人は管理者と聞いてギルドの管理者を思い立たせた。
実際はまってくもって違うのだが……。
「管理者を知らないのか、まぁ、無理もない。…それで何か?」
「いえ、なんでもありませんよ……」
「と、とりあえず魔王は倒せましたね!」
「あぁ、そうだな…、俺たちは風車の町ってところで冒険者をしているものです……」
「風車の町?あ、我には別に気楽に喋ってもいいぞ」
「あ、あぁ、今さっきあんたが倒したのが自称:魔王でココらへんの魔物とかを操ってあっちこっち破壊しまくってたんで、俺の拠点としている風車の町とかで討伐依頼があったんだ」
「そうそう、それで、貴方が倒した魔王を倒しに着てたってわけよ」
「そうか、悪いことをしたな……」
「いえいえ、むしろ討伐が楽になりましたし……」
「そうか、ありがとう」
アインストはそう言うと立ち上がってココから出ようとする。
それを茶髪の女性は右腕を握って止めた。
「ちょっとまって下さい」
「ん?どうかしたか?」
「とりあえず、ありがとうございました。貴方のおかげであの自称:魔王を倒せました。えーと、これいったあとなんでどういっていいのか分かりませんけど、えっと、あー、その様態でその喋り方はやめたほうがいいと思います」
「そうか……分かりました。ありがとうございますね」
微笑んで解釈する。
そしてアインストは魔王の城から出て行った。
そして残った二人は魔王を討伐したとして英雄という扱いを受け名声が上がった。
二人は討伐のおり結婚したという。
それからどれくらいかたったか、アインストは町の中にいた。
町の名をエルゼラという『アキシモフ』の中にある町である。
ちなみに都市>街>町という順番で都市を詳しくしている。
アインストはその中でエルフの少女を見つけた。
髪の色は蒼であった。
そのエルフの少女は男に腕を握られて裏通りへといやいや連れて行かれているように見えた。
アインストはそれを見ていた。
そして気まぐれを起こした。
後書き 感想できればよろしく!
投げやり状態で今回やめていますけど、まぁ、行き当たりばったりなんでどうにかします。
プロットはちゃんと製作すべき。キリッ
完結設定 まだ続きます。
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