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world prison  作者: 小濱悠
Origin
3/6

The opening of that days

いよいよ、本編です!!

どうぞお楽しみください^^

-いつからだろうか、・・・人間の心に闇がうまれたのは。

    今は暗闇の時代、人類の歴史の闇に埋もれた一つの物語-




1人・・・二人の少年が路地を駆ける。どうやら、かなり慌てている様子である。


一人は、幼いながら鋭い眼差しを持った少年。


もう一人は、その少年とは裏腹に深く住んだ穏やかな目を持っている少年だ。


 「オラァ!!クソ餓鬼ども!待ちやがれぇー!!」


突然、後ろから怒鳴り声がした。二人の後ろからすごい形相をした男が追いかけてくる。


 「ちぇ!・・・クライヴ、二手に分かれるぞ!!」


鋭い眼光の少年は、クライヴと呼ばれた穏やかな眼差しの少年に言い放った。


 「そこの十字路だな!ジェン!捕まるなよ」


鋭い眼光の少年、ジェンに、こんな状況でも笑って言って見せた。


 「わかってらぁ!!」


二人は十字路で二手に分かれて逃げた。


 「ハァ・・ハァ、・・・っと、よっしゃ。」


ジェンは荒い息を漏らしながら立ち上がり、辺りを見回す。どうやらこっちには来なかったようだ。


クライヴのことが心配になって、走りながら探し始めた。


 「・・・ったく、捕まっちまったか?」


とは、まったく思ってはいないがクライヴをバカにするように言った。


すると、ジェンの肩が二回ポンポンとたたかれた。すぐ後ろを振り返ってみると、そこにはクライヴの姿があった。


 「僕は簡単に捕まらないよ。」


ニコッと笑った。ジェンは心の底で安堵した。



しばらくすると、二人は人目につかないくらいの狭い路地に行った。


 「にひひ、今日のメシは一際豪華だぜ!」


と、言ってかごから取り出したのはパン。ごく普通のパン屋で見かけるパンだ。


そう-彼らは、カゴに入っているパンと、小さなタルに入っている水を店から盗んできたのだ。


それを店の人に見つかり必死で逃げてきたのだ。


全て、仕方のないこと。自分たちの身の上を考えたら生きるためである。


 「うまいな!」


ジェンがパンをほおばって言った。一方、クライヴはあまり食べようとしない。


 「どうしたんだ?食べねーのかよ?知らね~ぞぉ?、俺は遠慮はしないタチでね。」


と、言いつつもパンをクライヴの前に突き出し、食べることを促した。


 「ありがとう。」


ただ一言だけ、そういってパンを受け取る。ジェンが心配そうな目でクライヴをじろじろ見た。


 「ん?どうしたの?なーに、また心配してんの?!まったく、心配性なんだからよぉ~」


 「う、うるせぇ!!黙って食え!」


 「わかったよぉ」


クライヴは時々遠くを見ている。


何か悩みがあれば自分に打ち明けてほしいし、自分たちはお互いに信頼しあっているんだと思っている。


水臭いやつだ。



その後は二人とも無言が続いた。


静まり返った空気を破るかのようにジェンが言った。


 「最後の審判・・・」


 「・・・・なにそれ?」


突然のジェンの言葉に顔をしかめる。


ジェンはクライヴの顔を見て言った。


 「聞いてなかった?教会に行ったとき、言ってたじゃん?」


 「なにそれ?」


クライヴは同じ言葉を繰り返す。


 「何って・・・ずいぶん前に教会に行っただろ?」


 「あぁ、あれね」


クライヴは上の空だが、そう答えた。


クライヴを気にしながらジェドは話を進める。


 「教会にいた変なじいさんが言ってたんだ。」


 「・・・僕は知らないな」


クライヴは戸惑いながら言った。


 「そっか」


 (最後の審判)


ジェンは心の中で言った。。


クライヴは地面の一点を見つめていた。

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