The opening of that days
いよいよ、本編です!!
どうぞお楽しみください^^
-いつからだろうか、・・・人間の心に闇がうまれたのは。
今は暗闇の時代、人類の歴史の闇に埋もれた一つの物語-
1人・・・二人の少年が路地を駆ける。どうやら、かなり慌てている様子である。
一人は、幼いながら鋭い眼差しを持った少年。
もう一人は、その少年とは裏腹に深く住んだ穏やかな目を持っている少年だ。
「オラァ!!クソ餓鬼ども!待ちやがれぇー!!」
突然、後ろから怒鳴り声がした。二人の後ろからすごい形相をした男が追いかけてくる。
「ちぇ!・・・クライヴ、二手に分かれるぞ!!」
鋭い眼光の少年は、クライヴと呼ばれた穏やかな眼差しの少年に言い放った。
「そこの十字路だな!ジェン!捕まるなよ」
鋭い眼光の少年、ジェンに、こんな状況でも笑って言って見せた。
「わかってらぁ!!」
二人は十字路で二手に分かれて逃げた。
「ハァ・・ハァ、・・・っと、よっしゃ。」
ジェンは荒い息を漏らしながら立ち上がり、辺りを見回す。どうやらこっちには来なかったようだ。
クライヴのことが心配になって、走りながら探し始めた。
「・・・ったく、捕まっちまったか?」
とは、まったく思ってはいないがクライヴをバカにするように言った。
すると、ジェンの肩が二回ポンポンとたたかれた。すぐ後ろを振り返ってみると、そこにはクライヴの姿があった。
「僕は簡単に捕まらないよ。」
ニコッと笑った。ジェンは心の底で安堵した。
しばらくすると、二人は人目につかないくらいの狭い路地に行った。
「にひひ、今日のメシは一際豪華だぜ!」
と、言ってかごから取り出したのはパン。ごく普通のパン屋で見かけるパンだ。
そう-彼らは、カゴに入っているパンと、小さなタルに入っている水を店から盗んできたのだ。
それを店の人に見つかり必死で逃げてきたのだ。
全て、仕方のないこと。自分たちの身の上を考えたら生きるためである。
「うまいな!」
ジェンがパンをほおばって言った。一方、クライヴはあまり食べようとしない。
「どうしたんだ?食べねーのかよ?知らね~ぞぉ?、俺は遠慮はしないタチでね。」
と、言いつつもパンをクライヴの前に突き出し、食べることを促した。
「ありがとう。」
ただ一言だけ、そういってパンを受け取る。ジェンが心配そうな目でクライヴをじろじろ見た。
「ん?どうしたの?なーに、また心配してんの?!まったく、心配性なんだからよぉ~」
「う、うるせぇ!!黙って食え!」
「わかったよぉ」
クライヴは時々遠くを見ている。
何か悩みがあれば自分に打ち明けてほしいし、自分たちはお互いに信頼しあっているんだと思っている。
水臭いやつだ。
その後は二人とも無言が続いた。
静まり返った空気を破るかのようにジェンが言った。
「最後の審判・・・」
「・・・・なにそれ?」
突然のジェンの言葉に顔をしかめる。
ジェンはクライヴの顔を見て言った。
「聞いてなかった?教会に行ったとき、言ってたじゃん?」
「なにそれ?」
クライヴは同じ言葉を繰り返す。
「何って・・・ずいぶん前に教会に行っただろ?」
「あぁ、あれね」
クライヴは上の空だが、そう答えた。
クライヴを気にしながらジェドは話を進める。
「教会にいた変なじいさんが言ってたんだ。」
「・・・僕は知らないな」
クライヴは戸惑いながら言った。
「そっか」
(最後の審判)
ジェンは心の中で言った。。
クライヴは地面の一点を見つめていた。




