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悪役令嬢の兇器はドス黒い鈍器《パイプ椅子》です ~前世は病弱、今世は物理最強。魔法もチートも私には勝てません~  作者: 月館望男
【第7部】黄金の都・カジノ&地下闘技場編 ~借金1億? ならば筋肉とプロレスで倍返しですわ~
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第060話 八百長依頼:悪役令嬢に「無様に負けろ」ですって? ……面白い、最高の「ピエロ」を演じて差し上げます

 試合後、VIPルーム。

 ゴルドーは、今にも血管が切れそうな形相でわたしに怒鳴り散らしていた。


「貴様ァッ!! 勝ちすぎだと言っているんだ!! これ以上勝たれては、胴元が破産する!!」


「あら、勝てるもんなら勝てと言われたから勝っただけですわよ?」


「黙れ! これはショーだ! ビジネスだ! お前が勝つだけの試合など、誰も望んでいないんだよ!」


 ゴルドーはバンと机を叩いた。


「次のメインイベント。相手は絶対王者『獣王ガルフ』だ。……いいか、この試合、貴様は負けろ。無様に、一方的に痛めつけられてな!」


 彼はモニターを指差す。そこには、どうやってもちこんだのか魔導暖房付き座卓コタツに肩までもぐって、すっかり堕落しきってくつろぐアリスたちの姿があったが、ゴルドーはそれに気づいていないのか、あるいは無視しているのか、脅し文句を続けた。


「断れば、人質の命はない。……指の一本ずつから送ってやろうか?」


 ――来た。

 わたしは扇子で口元を隠し、内心で喝采を叫んだ。


(キタキタキタァァ! 卑怯な運営による理不尽な敗北命令! これぞヒールが最も輝くための土壌!!)


 わたしは震える声(演技)で答えた。


「……わかりましたわ。人質の命には代えられませんもの」


「フン、分かればいい。……ガルフは強いぞ。手加減などできんからな」


「ええ……。仰せのままに」


 うつむくわたしの顔は、絶望ではなく、歓喜に歪んでいた。

 さあ、最高の「負け役(ピエロ)」を演じてあげようじゃないの!

来ました、「八百長破り」のフラグ……ではなく、今回はあえて「負けシナリオ」を飲む展開です! ヒールにとっては最高の見せ場への招待状。次回、デカゴンに悲鳴とブーイングが響き渡ります!


悪役令嬢の「負け演技」にワクワクしてきた方は、ブックマークをしてお待ちください!

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