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携帯とITととあるSFの話

作者: 謎沢

僕がネットとつながりを持ったのは、多分、ロックマンエグゼの影響であろう。

そして、小説を書き始めたのも、その頃からだ。

今、ネット小説を書き始めて、そろそろ5年目に近づいてきた。

ここで、ITのことについて、色々と書きたいと思う。

そして、今日、僕は、ロックマンエグゼを電脳コイルと同じように、SF界での傑作であることを話したいと思う。

なぜ、傑作か。

それは、今の状況を見ればわかる状況である。

ロックマンエグゼが販売された2003年には、まだ携帯が全国民が持っているというほど普及していなかった。

しかし、今や、全世帯に普及したと言っても過言ではない。

小学生が、パソコンや携帯でゲームをしたり、小説を書いたりする時代である。

それは、まるで、ロックマンエグゼに出てくるPETの機械の設定と同じように見える。

PETは、設定によれば、ほとんどの人が持っているという設定になっている。

さらに、PETには、ナビというものがある。

それは、まるで、携帯のiコンシェルジュと同じようである。

iコンシェルジュというサービスは、乗り換え案内や遅延情報などを携帯にいるナビが画面に表示してくれるというサービスだ。

今は、それほど普及しているわけではない。

しかし、今後、普及する可能性は十分にある。

そして、この流れは、日本だけではないと僕は考える。

人によっては、

「日本の携帯の機能は、ガラパゴス化して、高機能化しているんだ。」

とおっしゃる人もいらっしゃるかもしれない。

確かに、世界の携帯事情を聞くと、未だに、日本の携帯でいえば、第二世代(ドコモのムーバ世代)と同等の携帯を使っているのである。

電話とメールだけで、今の日本の携帯のようにネットや動画、ゲームが楽しめるという状況には程遠いそうである。

しかし、これは、iPhoneやAndroidなどのいわゆる、スマートフォンの登場によって変わってきている。

僕の考えでは、iPhoneは、日本の携帯電話を研究して、Apple流に作りなおしているだけなのではないかと思っている。

これは、僕だけでなく、他の人でも、そういうことを思っている方はたくさんいるようだ。

今までのiPhoneの機能を考えると、海外で画期的だと思われた点は、「ネットが出来ること」、「Eメールが出来ること」、「タッチパネルである」、「アプリが使えること」と大まかに分類出来るだろう。

しかし、このうちの三つ、「ネットが出来ること」、「アプリがつかえること」、「Eメールが出来ること」は、すでに、日本の携帯には搭載されているのである。

開発しようと思えば、今でもiアプリとして開発することはできる。

メールも、海外の携帯についているSMSでは、パソコンにメールは送れないし、デコレーションもできない。

しかし、日本の携帯ではその点は、すでにクリアーしているのである。

だから、日本の携帯は、進んでいると評されるのである。

しかし、なぜ、日本の携帯はガラパゴス化するのか。

それは、タイミングと力不足である。

日本で普及した頃、日本の電機メーカーは海外へも日本の携帯を輸出しようとした。

しかし、海外では、高い値段の機種とみなされて、さらに回線速度が日本よりも遅かったため、日本の携帯電話は、日本の仕様となってしまった。

しかし、これだけが、日本の携帯がガラパゴス化する訳がない。

日本の携帯を決定的にガラパゴス化した主因。

それは、iPhoneの登場にあると思う。

AppleはiPhoneを全世界に販売をした。

しかも、タイミングがいい時にだ。

そして、日本の携帯は、世界標準から遠ざかってしまったのである。

さらに、日本の携帯電話は、大きな変革を迎えることとなるだろう。

それは、日本の携帯の世界標準への変化である。

それを裏付けるのには、やはり、iPhoneは欠かせない。

iPhoneを日本で販売したソフトバンクは、発売開始後、1年超以上も加入者増を記録した。

しかも、今もデーターには変化が見られるが、基本的には、ソフトバンク加入者は増えている。

これは、iPhone効果が未だにあるということである。

しかも、iPhoneを購入した人は、すでに前に携帯電話を持っていた人が大半のはずである。

これは、ものすごいことである。

しかし、iPhoneだけが日本の携帯を変革させているのではない。Androidも日本の携帯の変革を裏付けている。

Android携帯は、携帯大手三社がそれぞれ出しているが、今のところ、大きなヒットは、ドコモが発売した、ソニーエレクトロニクスの「xpedia」であろう。

最近の記事によると、発売20日で、100万台を販売したという発表がなされている。

さらに、今後、auとドコモは、FeliCa(おサイフ携帯)の機能をつけたAndroidを販売する計画を打ち出している。

しかし、FeliCaもいずれか、グローバル化の波によって、消えてしまうであろう。

何故か。

それは、電子マネーのカードの国際規格からFeliCaがハズレてしまったためだ。

さらに、次期iPhoneには、その国際規格の電子マネー機能が搭載されることが噂されているのである。

今後、クレジットカードとして、そして、今の日本のICカードと同じような範囲をこの国際規格の電子マネーカードがとりかわることは確実である。

そうして、日本発の携帯文化は、絵文字だけしか残らないのではないかと思う。

絵文字に関しては、GoogleとAppleが日本の携帯大手三社の絵文字コードを国際規格にしようと、国際的な規格認定の会議に持ち込んでいる。

これによって、将来、絵文字が国際的に文字コード(パソコン上で文字として表示するためのプログラムコードのことをいう)として認可されれば、世界中の人と絵文字で会話できるようになる。

また、すでに、デコ絵文字は、画像ファイルをメール本文に挿入しているだけなので、絵文字が普及すれば、自然にデコメールの文化も普及すると思われる。

さらに、ナビ機能も、いずれか携帯に着くと思われる。

今でもパソコンには、ワードなどにヘルプを表示するとイルカなどが出てくる。

いずれ、携帯にもそんなものがついてもおかしくないし、携帯では、iコンシェルジュみたいな機能がついても不思議ではない。


10年後、携帯電話はさらに進化し、そして、携帯の中にナビが存在するという世界(=ロックマンエグゼの世界に似た世界)が展開されるのではないかと思う。

そして、それを今から5年以上も前に予測してたかを評価すれば、多少、誤差はあれ、ロックマンエグゼはSFの中では、電脳コイルのように評価されてもいいと思う。

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