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BlueDays  作者: 笠原柚希
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プロローグ

 “大沢美月営業部営業2課への配属を命ずる”辞令を受け取った美月。中途採用者の美月だが、直属の上司が親友という状況・・・。「・・・。来たな。」「本日付で、配属になりました。大沢美月です。よろしくお願い致します。」「課長の親友」「そ~言う事」昼休み「み・・・。いや大沢さん」「はいっ」「ランチ一緒にどう??」洋平が誘う。「ご一緒させて下さい。」数分後「久しぶりだね。一緒に食事って。」「そうですね。」数分後「美月が部下になるとはなぁ〜」「上司ってどんな人だろうって思っていたけど、まさか洋平が課長なんてびっくり。」「だろ。俺もな管理職なんて器ちゃうって思ってたけど、前の課長が懲戒免職で、急な人事だから仕方ないんだけどな。配属後初の名刺を受け取るのは課長の俺ってな。早くくれよ」「ふふっ。はいっ。」「サンキュー。」「部下の名刺で喜ぶな。」「すまないつい。美月ここは俺が・・・。」「洋平ごちそうさまです。」数時間後「シェルドランカ破産手続きを取り事実上の倒産。」「えっともしかして有名女性パティシエの大沢美月さんですよね??」「はいっ。」「シェルドランカの。」「はいっ。」営業2課社員全員が絶叫する。「課長ぉ~」「んっ。」「んっ。じゃないですよぉ」「知っていたんですかっ??」「何を??」「市川君。騒々しいぞ。」「あっすみません。実は今日うちに配属になった社員のことで・・・。」「あの・・・。大沢美月さんですよね?? シェルドランカの有名女性パティシエの」「はいっ。」「ファンです。夫婦揃って・・・。」「ありがとうございます。」「部長ずるいです。」「美月すまん。こいつら美月のファンでな。」「ふふっ。」「課長ずるいですぅ有名人の親友とかって。」「ハハッ久しぶりの営業職だろ。」「まぁ〜ね」さらに数時間後「シェルドランカ破産宣告・・・。」「営2の新人元シェルドランカのパティシエさんって知ってた??」「そこ聞く?? 人事課の職員捕まえて」「市川課長の紹介だしね。」「えーあの。」「そうそう。」「民事再生手続するらしいし、今の経営陣って甘い物好きでしょ〜」さらに数分後「シェルドランカの民事再生手続請負うことになりました。」「美月。おいっ美月。」過呼吸発作を起こしている美月「はぁ、はぁ、はぁ」「美月深呼吸しろ。吸って・・・。吐いて落ち着いて」「洋平手ギュっして。」「不安なのか??」無意識に抱きしめる洋平「大丈夫だからな。俺が守るから。」数分後「寝ちゃったか。」「市川君。」「大丈夫です。彼女過呼吸発作起こしてて・・・。」「ゆっくり寝かせてあげよう。」「はいっ。安心しろ。もう大丈夫だから。怖がることないからな。」優しく美月の頭を撫でる洋平。「美月大丈夫・・・。大丈夫だから。ゆっくり吸って・・・。吐いて」「眠ってる。」数時間後「起きたか」「ごめん。」「ううん。経営破綻したな。シェルドランカ。」「うん。」「泣くな美月。」「バカ洋平の腕の中暖かいから。」数分後「美月寝ちゃったか。」ブランケットをかけてその場から離れた洋平。「課長これ。」「まさか。」「親会社が、シェルドランカの民事再生手続請負うことになったらしいです。」「ったく。まぁ〜いいけどな。」「課長。」「大沢さん。」「大丈夫。眠ってるから。あいつのせいじゃないけど、オーナーパティシエみたいなものだから。責任感じて辞めたからな。」数分後「美月起こしたか??」「えっ??」「民事再生手続親会社が、請負うことになったって。」「そうなんだ。」「ただし条件があって」「わかってるよおそらく私がパティシエとして戻ることかな??」「なんだよ。」「常務からさっき聞いた。」「美月・・・。」

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