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序人物語  作者: 喉仏
序章 説明編
3/9

第二話 騙し

俺は今、クリネル山にいる。

神山の一角だ。頼み事を受けて龍宝玉を3つ集めなければ行けない。

そのうちふたつは回収した。


残りは今いる、クリネル山の山頂にある。

手に入れたふたつは幸いガーディアン的なのはいなかった。今回もそうだといいんだがな…


――――――


前の話から、2週間は経っただろうか、もう山頂は目の前だ。なにか祭壇のような物が見える。こうゆう文化的な物も苦善行世界の観光が人気な理由の一つだろう。

この山は比較的平な道が多くて結構楽ではある。

ここまで順調だと逆に怖いぐらいだ。

頼み事の報酬も相まって余計に怖い。

道中に実は上級レベルの魔魂がいるとこではなかろうか…そういえば、この千生世界での、強さ表みたいなのを教えていなかったか…

上から順に説明しようか、


まずは創神級だ。この世界を創造したとされる

五人の創造神と同格、またはそれ以上の存在だ。

この世界で創神級は全部含めて10魂とされる。魂は強さを案外持つのだ。


神級 これはそのままだ。神だけが持つ称号。

一定レベルの強さを超えた時、神に任命されることがある。五創神か、他の神々が話し合いの末そうなることもある。それか、神を超えた時勝手に神にされることもある。


極級 極められたその強さを称えれられて付けられる称号。これは突起した才能もあるが、バランスのとれた最強がこの称号を持つことが多い。


王級 その道の王を名乗っても良いとされて付けられる称号。このレベルでは一般魂は干渉することも出来ない。これは努力で成し遂げれるレベルではある。


上級 並の魂では絶対に勝てないレベル。

それ以上でもない。強いのは強いが結構微妙。


中級 上級の下、普通に生きていればまず勝てないし、到達することは出来ない。


下級 努力すれば当然なれるレベル。


なんだか説明するのが馬鹿らしくなってきた。

面倒くさくなってきた。


話を戻すか…


ちょうど山頂に着いたところだ。ちょうどいい間話にはなったんではないだろうか?


目の前には直径5mにもなる柱が天高く続いている物が何本もある。壮観である。これがクリネル山の祭壇だろうか。今回も守り神的な物はいない雰囲気ではある。


「綺麗だ… 君もそうは思わないかい?」


真横からいきなり声が鳴り響いた。

風が靡く音と息を切る音しか聞こえないはずの山頂で誰かの声がした。


俺は横を振り向いた。

そこには俺にこの話を提供してきた魂がいた。

俺は焦った。なぜだか分からない。だが、とてつもない恐怖心と不安感を覚えた。


そんなことを考えている間に魂は前へ進んでいた。

そしてその時にはもう俺の意識は朦朧としていた。


魂は言った。

「確かに龍宝玉を受け取った。しっかりと報酬は払った。いつかまた逢う日を待って…」


そこで俺の意識は途切れていた。


―――――――――


気が付くと、転生の行き先を決める転命の間にいた。


「あぁ。俺は騙されていた…訳では無いか。

何故俺を殺したか分からんな。信用…されてなかっただけか…」


つい口走っていた。

周りの魂に聞かれてはまずい情報かもしれない。

これを口外したとさっきの魂にバレたら。次は転老させられるかもしれないな。そんなのは嫌だ。

にしてもあの魂…上級以上の実力の持ち主だ…なぜあんな玉を上級者が集めているんだ?気になるなぁ

もう死んでしまったし、会うことは無い。


忘れよう。


そう思うことにした。


―――――――――――――



そして俺は転生の選択肢をもちろん現生世界にした。能力も付与されるらしいし、死んではしまったが、割のいい話だったと思う。これでついに俺も

下級魂の位には入れそうだな。やっと誰かの先輩になれる時が来たと思うと、絶え間ない喜びが溢れてきた。


そして、そんな思いを募ったまま、現生世界に転生したのであった…




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