佐奈との一時、そして……
「んー……」
膝枕の感触を堪能しながら、佐奈とラノベの話題で楽しく話せたのだが、1時間経過した所で一旦起き上がる。
佐奈も名残惜しそうな感じだったが、また機会があればやってもらおうかと思う。
そう思いながら、背筋を伸ばした。
「いっぱい話しちゃったね。 でも、まーくんもボクのおすすめのラノベにも興味があったのは嬉しいよ」
「あれは、なかなか買えないからな。 確か『うさうさ』名義での京也さんの新作だろう?」
「そうそう。 ボク個人としてもお勧めだしね。 近いうちに書店巡りでもしておく?」
「ああ。 書店程度なら大丈夫だろうしな」
ちなみに佐奈のおすすめのラノベは、京也さんが執筆した新作だ。
これもなかなかの人気で、売り切れているらしい。
なので、落ち着き次第だが、書店巡りをしようと佐奈と約束を取り付けた。
「じゃあ、次はゲームでもしよっか。 丁度母さんがデザインしたキャラのパーティーゲームを持ってきたんだよ」
「紗友里さんの?」
「うん。 今はボクとまーくんの二人でやるけど、時間次第で真由ちゃんと啓介くんか奈々も巻き込む予定だよ」
「二つ持って来てるのか?」
「その通り♪ 一個はまーくんにプレゼントするよ」
さて、次は一緒にゲームをやるのだが、佐奈が持ってきたゲームは紗友里さんがキャラデザを担当しているパーティーゲームだ。
これはオンラインでやれば最大4人で出来るゲームなのだ。
ただ、佐奈は何故か二つ持って来ている。
一つはこのまま俺にプレゼントするみたいだし、ありがたいな。
「確かに真由の部屋にも同じゲームハードがあるから、啓介と真由が楽しんでる事もあるらしいが」
「真由ちゃんの部屋とオンラインで繋いで対戦するって奴だね。 奈々はおばさんとの料理教室が終わったらになるけどね」
これは、後で真由達ともオンラインで遊ぶ予定だからだ。
確かに真由も、同じハードを持っているので、オンラインでやる事だって可能だ。
ちなみに奈々は、料理教室が終わってからになるみたいだ。
「ああ、次はどんなレシピを教えてるんだろうな……」
「カレーライスとポテトサラダみたいだね」
「なるほど」
なお、今回奈々が会得する予定のレシピはカレーとポテトサラダらしい。
特に前者は俺が良く食べるものなので、これは気になるな。
「じゃあ、始めよっか♪」
「ああ、楽しみだ」
ソフトを入れて、ゲームを起動する。
最初は俺と佐奈の二人に加えてCPUとも対決する形だ。
中身はミニゲームのオンパレードだ。
流石はパーティーゲームだな。
「キャラも可愛いな」
「うん。 流石母さんがデザインしたキャラだね。 され、どれにしようかな?」
それぞれキャラクターを選び、やるミニゲームの内容を選んでからゲームをスタートだ。
さぁ、楽しむぞ。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
「んー、楽しかったね」
「ああ。 真由達も向こうではしゃいでるだろうなぁ」
最初にCPU戦を二人でやり、その後は佐奈がソフトを真由の部屋に持っていくついでにトイレを済ませるのを待ってから、オンラインでの4人プレイを楽しんだのだ。
丁度夕方に差し掛かる所で、キリが良く終われたのだ。
「そろそろ、夕飯だね。 奈々は上手く出来てるかな?」
「そうあって欲しいな」
そろそろ夕飯の時間になる。
カレーとポテトサラダを母さんの指導の下で奈々が作るので、上手に出来るといいんだけど……。
「あ、そうそう。 ボクは今日はここで一泊するからね」
「え!?」
部屋を出る前に、佐奈が爆弾を投下してきた。
この二宮家に泊まるってどういうこった!?
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