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双子姫、三度の来訪

「こんにちはー」


「わざわざ悪いな、奈々に佐奈」


 丁度チャットが終わった時に、奈々と佐奈が家に遊びに来た。

 今日と明日は休校なので、この時間に来れたのだ。

 とはいえ、悪野達の件で一時気分が悪くなったのは否めないが……。


「まーくん、あれから体調はどう?」


「吐き気とかは、おさまってる?」


「ああ、おかげさまでな」


「そっか。 あの時は発狂気味で悪野に蹴りを入れてたから、心配したんだよ」


 佐奈も奈々も俺の体調を気遣っている。

 あの時の状況も見ているから、余計に心配を掛けさせたかもしれないな。

 一応、大丈夫とは言っておいたが。


「とにかく上がって。 今、お母さんがお茶とお菓子を用意してくれてるから」


「うん、お邪魔します」


「お邪魔しまーす」


 話をそこそこに真由が二人を上がらせる。

 靴を脱いで上がる動作は、双子共通で丁寧な感じだなぁ。


「あら、奈々ちゃんに佐奈ちゃん、いらっしゃい」


「おばさん、お邪魔します」


 母さんにも挨拶を交わして、まずはリビングに向かう。

 五人いるので、そこで色々と話をしたりするつもりなのだ。


「へぇ、まーくんと真由ちゃんの家のリビングも広いね」


「元々は真由の家族の家なんだけどな。 俺と母さんは再婚の際に住まわせてもらってる感じだし」


「そうなんだ」


「でも、今は兄さんの家でもあるんだからね?」


「分かってるって」


 今住んでいる家は確かに真由の家族が元々住んでる家で、俺と母さんは再婚の際に住まわせてもらっている。

 とはいえ、真由曰く、今は俺の家でもあるからと念を押すように言われたが。


「はい。 みなさんお待たせ」


「ありがとうございます、おばさん」


「早速いただきますね」


 そこで母さんが、お茶とお菓子を持ってきた。

 今回のお菓子は、チョコチップクッキーとバタークッキーのようだ。

 量がやや多めなのは、五人いるからだろう。


 奈々がお礼を言ってる傍らで、佐奈は早速クッキーを一つ摘まんでいた。

 ここら辺りは、双子でも違いがあるんだよな。


「しかし、登校の時から災難だったね」


「ああ、まさか悪野と葛宮と粕原が襲撃してくるなんてな」


「ご丁寧に、まーくんが狙いだったしね。 そこが腹が立ったよ」


 みんなでお茶を飲みつつお菓子を頬張りながら、今朝の登校の時間帯の出来事を振り返る。

 あれは本当に災難だったしな。


「銃刀法違反と公務執行妨害での逮捕なんだっけ?」


「そうみたい。 とはいえ、傷害未遂も否定できないけどね」


「悪野は特に警察の捕縛を無理やり突破したからな」


 一応、表向きは銃刀法違反と公務執行妨害らしい。

 まぁ、あの三人はナイフを持ってたし、悪野に至っては警察の捕縛を無理やり押しのけた事が大きいからな。


「あの三人が逮捕された事で、要注意人物が減ったけど、まだ厄介な奴がいるからな」


「あの下酢と百合原だな」


「後者も多分、反省はしないでしょうしね」


「だろうねぇ……」


 暫くの間、これからの要注意人物の事についての話が続いた。

 俺と佐奈、奈々の平穏を守るためには、下酢と百合原の対処は避けて通れないからな……。


 そんな感じで、ゲームやラノベなどの趣味の話題に入れたのは、もうすぐ昼になる頃だった。



次回から不定期更新となります。

スケジュールが色々厳しいので……。


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