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双子姫ファンクラブのチャットにて③

 学校が休校になり、自分の家に帰って来た。

 奈々と佐奈も一旦、マンションに帰宅してから俺と真由の家に来るようだ。

 その為、家にいるのは俺と真由、そして啓介となる。


「父さんとお母さんが戻って来るまで、チャットを開いて情報を纏めよう」


「ああ。 正樹は大丈夫か?」


「保健室で落ち着くことができたからな。 ついでに佐奈のおかげで」


「そう言うと思ったよ。 じゃあ、チャットルームに入るか」


 啓介が俺を気遣うが、保健室で休めた事と佐奈のおかげで持ち直した。

 なので、早速双子姫のファンクラブのチャットルームに入る。

 なお、啓介のアカウントは【ケイ】らしい。


『あ、【仮名N】くん、【超MM】さん、【ケイ】くん』


『【イインチョ】さんか。 あと、【グエル】先輩と【フーマ】もいるのか』


『あと、三人からしたら初めての人もいるよ』


『【グエル】と同期の【メルクーア】だよー』


 チャットルームには、会長の【イインチョ】と情報担当の【フーマ】、そして【グエル】先輩がおり、さらに初対面となる【グエル】先輩の同期の【メルクーア】先輩が来ていた。

 なお、後で聞いてみたところ、【フーマ】というのは服部君のアカウントらしい。

 情報収集の能力に長けた一家だからだろうな、あそこは。


『聞いたよ。 悪野と葛宮と粕原が襲撃してきたんですって?』


『うん。 狙いは【仮名N】兄さんがメインだったみたい。 双子姫も狙ってたみたいだけど』


『ああ、【仮名N】君はあいつらにいじめられてたんだっけか。 自分の抱えるトラウマを飯のタネにされたって聞いたが』


『本当の話です。 今思えは、奴らの一族が絡んでいたのだと思ってます』


『自業自得を受け入れずに、見当違いの復讐をした結果、さらなる思い罪を課したでござるか』


 早速本題に入っていく。

 俺や真由が入力したメッセージ内容を見て、それぞれ思う所はあったようだ。


『三人が逮捕されて良かったと思うよ。 休校になっちゃたけど、明後日には再開する見込みだし』


『体育祭前で良かったよなって思う』


『私もねー』


 とはいえ、休校も今日と明日のみで、明後日には再開できるそうだ。

 久留里校長と九条家の護衛が、色々と警察の立ち合いに応じているからだろう。

 とはいえ、【グエル】先輩の言うように体育祭が始まる前でよかったと思っているだろう。


『それで、【仮名N】君は大丈夫だった?』


『葛宮と粕原は、すぐに警察に取り押さえられたけど、悪野が振り切ったせいでね。 兄さんは何かにキレて奴の腹部に想いっきり蹴りを入れたの。 トラウマが発症してるにも関わらずにね』


『うわぁ、やるねぇ』


『あのままだと、元気姫が刺されてた可能性もあったしな』


『なるほどなぁ』


 会長である【イインチョ】も【メルクーア】先輩も俺を心配してくれてるのが分かる。

 奴らの狙いは、カモだった俺だからな。


『あと、他の奴らの動きは? 特に下酢とかは』


『下酢は今は大人しい……というか、学校に来てないんだよね』


『学校に来ていない?』


 次に双子姫にとっての要注意人物に関する事を知ろうとしたが、下酢については【メルクーア】先輩曰く学校に来ていないらしい。

 もしや、奴の家族の会社の業績は悪化してるからだろうか?


『それは、業績がさらに悪化したからでござるな。 高岡商事の第二支社との取引も解消されたらしい』


(第二支社って、春日井さん一家の人が支社長の……)


 情報担当の【フーマ】が言うには、あれから奴の家族の会社の業績はさらに悪化しているのだとか。

 春日井さん一家の人が支社長をしている高岡商事の第二支社からも取引を解消されたらしい。

 あの人も、色々思う所があったんだろうな。


『それ故に、何をしでかすかわからないから、下校時は一緒に帰ってあげたほうがいいわよ』


『分かった。 心得ておくよ』


 そのために、逆恨みで佐奈を襲撃する可能性もあるので、できるだけ佐奈と奈々と一緒に下校するようにと言われた。

 確かに、そうした方がいいのだろうな。


『じゃあ、ひとまず解散しましょう。 夜に参加可能なら参加してね』


『了解』


 そして、【イインチョ】の一声で今回のチャットルームを閉じる事になった。

 次は夜に行う予定だが、そろそろ佐奈と奈々が来るだろうから、無理くさそうだ。


 そう考えてる間に、インターホンが鳴った。

 双子姫が来たようだ。



諸事情により、次回の更新は24日の昼以降になります。


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