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エピローグ

圭佑さんと結婚して、五年後───。



すずは八歳だ。

水色でキラキラのラメが入っているお気に入りのランドセルで小学校に通っている。

もう数ヵ月もしたら三年生になる。


そしてついに、お姉ちゃんになる。


私は産休に入り、大きくなったお腹と格闘する毎日だ。

寝返りを打つのもつらいし、仰向けは重たくて苦しい。かといってうつ伏せもできない。

靴下を履くのもなかなか時間がかかる。


お腹の赤ちゃんはなかなかに元気がよく、私の内臓を蹴りまくる。おかげで胃は痛いしトイレも近い。

でもその胎動がとても愛しく感じる。


「すず、今ならわかるかも!」


「触る触る!」


私の呼び掛けにすずは私のお腹に手を当てる。

すずの手に合わせるように、私のお腹はポコンポコンと波打った。

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