表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
14/50

14

保育参観ではすずと一緒に手遊びをしたり、シール貼りを見守ったりと、普段子供たちが保育園でどう過ごしているのかを見るいい機会だ。

私はすずがシールを器用に貼る姿を初めて見て、感慨深い気持ちになった。


保育参観は給食の前で終了した。

てっきり子供を連れて帰宅かと思っていたのに

、どうやら午後まで保育をしてくれるらしい。

働くパパママは午後から仕事に行く人も多い様だ。


バイバイをすると、とたんに泣き出す子供達。

親は後ろ髪引かれつつも、保育士さんは笑いながら子供たちをガッチリホールド。


「パパママお仕事いってらっしゃーい。バイバーイ。」


「うわーん、ママー!」


一人泣くとつられて泣く子も多い。すずもそのタイプみたいだ。めっちゃ泣き叫んでいる。


「また迎えに来るよ。」


「やだー!」


このくだりを数回繰り返し、どうにも離れがたくなっている柴原さんの腕を強引に掴んで教室を出た。すずに甘い柴原さんは、こういう光景にまだ慣れないみたいだ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ