あれ?脱出したの?
でんでん達はある倉庫に閉じこめられてしまいま
した。 外からは鍵がかけられ出られそうにありま
せん。
ダイヤ :「僕たち捕まちゃったよ、どうしよう。
え~ん。」
でんでん:「みんな大丈夫さ明日、役所で本当の事
を話そう、きっと信じてもらえるさ。」
ダイヤ :「でも。。。。え~ん。お腹も減ったよ。
え~ん。」
やよい :「すみこさんマチャラは失敗した
の??。」
スミコは、微笑んで言いました。
スミコ :「マチャラの力はすでに発揮されていま
す。信じましょう。さあ、明日ミミの所に行
かねばなりませんもう、寝ましょう。」
そう言うとスミコは、とっとと寝てしまいました。
やよい :「でんでんさん、私たちこれからどうなる
の?」
でんでん:「やよいさんスミコさんを信じよう。」
やよい :「そうね、心配してもしょうがないものね。」
しばらくやよいとでんでんは話していましたが、
いつの間にか 寝ていました。
朝がきました。倉庫の外で足音が聞こえています。
足音はどんどん近づいてきました。
やよい :「でんでんさん、起きて。外から足音が聞こ
えるわよ。 わたし怖いわ。」
その時です。がちゃがちゃと音がしたかと思うと倉庫
のドアがあきました。
男 :「あんたらこんなとこでなにしとんの?」
でんでん:「あれ、あなたは?」
男 :「わしは、この倉庫の管理人だよ。
はは~、さてはあんたらなにか悪さしたん
だろう。おおかたつまみ食いってとこか
な?ワハハ。まあ、あの団長も意地汚い
からな。」
でんでん:「団長さんはどうされたんですか?」
管理人 :「団長なら、今朝早く出発したよ。なんで
も、どこぞの偉い王様の使者が昨晩やっ
て来てどうしても今日団長のショーを見た
いから来いと言う事みたいだ。おお、あん
たら団長に置いてけぼりおくらったんだ
な。ワハハ。今すぐ出発すれば追いつくか
もしれんぞ。団長は、あっちの道を行った
から、おおかたポッポリの町だろう。」
でんでん達はあっけにとられながら危機を脱出した
喜びをかみしめて いました。