マチャラの力
今、真夜中です。
でんでん:「カメさんどこにいるのかな?こう暗くちゃ
わからないな。」
やよい :「そうねぇ。」
ダイヤ :「あのさ、この前カメさんあそこにいたよ。」
でんでん:「ほんと、ダイヤちゃん、そこ案内して。」
ダイヤの案内で、あるテントにたどり着きました。
でんでんは、暗い中に何か動いている物を見つけました。
でんでん:「あの、そこにいるのは昼間のカメさん
ですか??」
謎のカメ:「君たちは??」
でんでん:「私たちは、スミコさんと言う人を捜してい
るのです。 もしかしたら、あなたがスミコ
さんではと思いここに 来たのです。」
謎のカメ:「そうでしたか、私はスミコですが、なぜ、
あなた方は 私を捜していたのですか?」
でんでん達は、マチャラのこと、お坊さんのこと、
ミミから スミコを探してほしいと頼まれたことを話し
ました。
スミコ: 「では、和尚とミミは無事なんですね。
よかった。 早速和尚とミミに会わなくて
は、でないと大変なことに なります。
でんでんさん、私をミミと和尚の所に
連れて いってください。お願いします。」
でんでん:「わかりました、まずここから出ましょう」
スミコを檻から出したその時です。
男 :「おい、おまえらそこでなにしている!
誰か泥棒だ。。泥棒がいるぞ!!」
男は大声を張り上げ仲間を呼びました.。
でんでん:「しっしまった。見つかった。」
やよい :「でんでんさん、どうしよう。」
でんでん:「とにかく逃げよう。」
でんでん達が走り出そうとした時、スミコが大声をあ
げました。
スミコ: 「みなさん、今は緊急事態です。マチャラ
の力を 使ってみましょう。」
やよい :「マチャラを持っているのですか?」
スミコ: 「残念ながら、マチャラそのものはありま
せん。 しかし、私は、修行を積んだ分マ
チャラの力を 少しだけ使えるのです。
みなさんにマチャラの 使いかを少しだけ
教えます。みんなでここを脱出しましょ
う。」
スミコは、みんなにマチャラの使い方を教え初めま
した。
スミコ: 「さあ、ここから抜け出した時の事をイメー
ジしてください。
そして、そのイメージを私の方に向けて
ください。」
しばらくして、みんなの意識が集中し始めたその時
です。男の仲間が 何人かこちらに向かってきまし
た。そしてでんでん達は周りを囲まれ てしまいました。
男達 :「さあ観念しろ、明日役所につきだしてや
る。」
でんでん達は捕まってしまいました。でんでんは、
捕まる前一瞬 何かが光ったような気がしましたが、
みんなは気づいていないようでした。