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デンデンの冒険  作者: でんでん
4/13

再びお寺へ

やよい :「ねえ、怪しいお寺でしょ」

でんでん:「そうだね、入ってみようか?」

やよい :「でんでんさん先に行って、私怖いから後

      ろからついていく。」

そのお寺は荒れ果てていて人が住んでいる気配は

ありませんでした。 その時、鈴の音がどこからとも

なく聞こえてきました。

やよい :「ねえ、さっきから鈴の音が聞こえない?

      なんか気味が悪いわ」

でんでん:「うん、さっきから気になっていた。もしかし

      てミミかな? ミミ、ミミ」

・・・ : ガサガサ

でんでん達の前に1匹の猫が現れました。でんでん

は、猫に質問するのは 恥ずかしかったのですが、

何か聞いてみようと思いました。


でんでん:「あなたはミミですか?」

猫   :「そうですが、なぜわたしの名前を知ってい

     るのですか?」

でんでん、やよい:「ね猫が喋った!」

でんでんとやよいはびっくりしましたが、気を取り直

し、話を続けました。そして、マチャラのこと、不思

議なお坊さんから猫のミミに合ってほしいとお願いさ

れたことを話しました。


ミミ  :「そうでしたか、和尚はまだ、スミコと合って

     いないのですね。実は、。。。

     この町の北外れにポスチャーという洞窟が

     あるのですが、最近、妖怪が住み着いてし

     まったのです。この妖怪は人を動物に変え

     るという恐ろしい力を持っています。和尚

     と、スミコと、私の3人で妖怪を退治に行っ

     たのですが、逆にやられてしまい私は猫の

     姿にされてしまった

     のです。和尚は、何とか逃げることが出来

     ましたが、スミコは行方が判らないのです。

     スミコは何かあったときは、あそこで待って

     いてくださいと言い残したまま。。。 マ

     チャラはスミコが持っているはずなのです

     が。。。」

     

やよい :「もし、スミコが動物にされているとしたら、

      あなたと同じように しゃべれるのです

      か?」

ミミ   :「多分、私もこんなにされてしまいました

      が、中身は人間のままなの です。」

でんでん:「ミミさん、私たちに出来ることはあります

      か?」

ミミ   :「ご好意は嬉しいですが、あなた達を危険

      な目に遭わせるわけには いきません。」

やよい :「私たちなら大丈夫です。それに、私たち

      がこうして話しているの は、何かの縁だと

      思います。私なんか、でんでんさんが、ミミ

      さん を捜している時に助けてもらったので

      す。」

でんでん:「すでに、乗りかけた船ですし、最後まで

      お手伝いさせてください。」

ミミ   :「ありがとうごさいます。私もこんな体なの

      で和尚一人に無理させて いたので、ホン

      トに心強いです。 それでは、スミコを探し

      てもらえませんか、スミコも動物にされて

      いるかもしれません。あの妖怪は、人を動

      物にしますが、動物にで きるのは、かめ

      と、猫と、クマと、ウサギの4種類しかあ

      りません。 手がかりはそれぐらいしかな

      いのですが、よろしくお願いします。

      もし、危険を感じた場合は、無理しないで

      ください。私は、いつで もここにいます、

      なにか判りましたら連絡してください。」

でんでんとやよいは、お寺を後にし、スミコ探しを始

めました。

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