出会い
重い瞼をゆっくりと開く、目の前に広がった光景は、暗い洞窟の中、植物が淡い光を放っていた。
「おや?こんなところに人の子が居ようとは、珍しい洞窟の奥へ来て話さないか?心配しなくても悪いようにはしないさ。」
と直接頭に声が響いた。驚きつつも私は興味本意で奥へ潜っていった。
奥には首の一部から体の筋にそって金色の光を放ち体は黒く染まっていて、目はルビー色の大きなドラゴンに出会った。
「初めまして、お嬢さん。私はイグニス・ディザスター 人々からは覇王・ディザスターと呼ばれいるが、覇王ではなくただの一番最初に神に創られたドラゴンなのだよ」
「よろしく。あたしは・・・あたし・・・は・・・
ごめんなさい、名前思い出せないっ・・・わかることは日本って言う国に住んでいて、お母さん達とドライブしてて・・・ひっく・・・事故しちゃって・・・っつ・・・・・・死んじゃった・・・・・・事」
「ならば、このイグニスがそなたの親になろう!
だから泣くな…」
「あり・・・・・・がっひっくうぅっあぁあああああ」
私が感情の赴くままそのときは泣いてしまった
すると、大気が震え気温が下がり自身の回りに氷を形成していった。
あの時イグニスが止めてくれてなかったらどうなっていたのかはわからない。
泣き止んだ後私は、名前:リゼをもらい、
イグニスにこの世界のこと、魔法のこと、この世界の理を学び
1年後、イグニスと私は私を元の世界へと帰る為に歩み出したのであった。