二章の④ 二人ぼっち
入学式で試験が突如として始まった。
その内容は、現在約300人いる人間を200人まで絞り込む。 つまり、約100人は入学できないというものだった。
ルールは以下のとおり
① 約300人の生徒には1部づつパンフレットが配布されている
② そのパンフレットには1~40の番号がランダムに1つ書かれている
③ 1~40の番号を1人づつ揃え、40人のクラスを作り、係員に伝える
④ クラスはAからEクラスまである
⑤ 原則として手段は自由
主人公:誼人は、望と協力関係を結ぶが、二人の番号が同一というまさかの展開。
これから、どうなっていくのか……!?
「う~~ん、10席は行ってないと思うなぁ、でも確実に3、4席以上は空いてたと思うよ。それが重要な事なの?」
「よく考えてみてよ。番号が均等に割り振ってあるとしたら、280席を40で割って、同じ番号は7枚ずつって事になるよね。そこで、欠落した番号があったら、その番号のパンフレットはこの場に6枚しか無いって事になる」
「うんうん」
望の相槌を受けて誼人は続ける。
「更に、低い確率ではあるけど、欠落した数字が被っていたらその番号はこの場に5。つまり絶対合格できる最強の番号になるよね」
望が疑問を投げかけてくる。
「パンフレットの欠番。補充はされないのかな?」
「人の絶対数があるはずだから、学校も何も措置をとることはできないはずだよ。パンフレット欠番だけ補充しようとすると生徒数とパンフレットの数が合わなくなってしまう。そうなると1人の生徒が2枚のパンフレットを持つ事になってしまってルールが破綻するんだよ」
「うーん。 なるほど!」
わかっているのか、わかっていないのかよくわからないリアクションだった。
「その番号、どうにかしてわからないかなぁ……そうすればどうにかして交換して……」
誼人が言い終えるかどうかの所で会場全体がガタガタと音を立て、床が微振動した。
二人は会議を中断し、後方に振り返らざるをえなかった。
会場が揺れた理由は、目的を持って行動する者が現れた事であった。それも申し合わせたかのように多くの個人・グループが一斉にである。




