家族に相談してみました
食事も終え、ゆったりと各々の好みのお茶を楽しんでいる時に、その爆弾は落は落とされた。
主に被爆したのは当主だけだったが…。
「婚約者様に最大限の色気を持ちまして、迫ってみたのですが、素っ気なくされましたの。押し倒すまで持って行くにはどうしたらよろしいでしょうか?」
お母様は「あらあら、困ったわね」と全然困った顔をせずに、そのまま楽しそうに笑い
お兄様には「あーあいつはなぁ、巨乳派だからなぁ、身体から落とすのは、無理なんじゃないか?」
と辛辣なコメントを頂き
お父様は…盛大にお茶を吹いた…。
汚いですわ、お父様。
ほら、お母様が冷たい目で見ているじゃありませんか。
ちゃんと汚したテーブルは、ご自分で拭いてくださいませね。
ゴホゴホと尚もむせながら、侍女達にお水を貰い、ついでにテーブルも綺麗にして貰っているお父様。
そんなお父様は無視をし、お兄様に向き合う。
「婚約者様は、大きなお胸がお好みなのですね?他には何か性癖的なものをお持ちか、ご存知でしょうか?お兄様。」
侍女の服装がお好きとか、けもののお耳がお好きとか、何か情報を下さいませ。
今なら貴方のケモ耳メイドになる事も辞さないですわ!
そんな私の質問に「うーん、俺はドレスの裾から覗く足首にそそられるけどねぇ」と、どうでもよいお兄様の情報を下さいましたが、それ以上の婚約者様性癖情報は頂けませんでした。
しょんぼりですわ。
そんな私の様子に見兼ねたのか、
「お前はそのままで、十分に可愛いぞ。」
と、お父様が言って下さいましたが、今の私には励ましにも慰めにもなりません。
サラッと無視をして、お母様に向き合います。
お母様、至らぬ娘に何かアドバイスをお願いしますわ。
お母様は、そうねぇ…と、一瞬考える形をとってから、とても楽しそうに微笑みました。
「マッサージして貰いなさい。」
女の子のお胸は、優しく殿方にマッサージして貰うと、大きく成長するのよ。
私も旦那様に優しくマッサージして貰ったから、ほら、こんなに大きくなったのよ。
だから、貴女も未来の旦那様にマッサージして貰うと良いわ。
と、お父様を見てから、教えてくれました。
その瞬間また、お父様がお茶を吹きましたが…お父様、先程から何をしているのでしょうか。
成る程!お母様の巨乳の秘密はお父様のマッサージによるものでしたのね!
良い事を教えて頂きました。
これでまた、婚約者様に迫る事が出来ます。
その後、お兄様にマッサージをお願いするときの、迫り方や、ボタンの外し方をレクチャーして頂きましたので、完璧ですわ!
覚悟して、私に押し倒されて下さいませね。婚約者様!
お兄様が私の中で、急上昇中