表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
転生騎士王の戦記  作者: アルカナ
5/9

第一章 始まりー終了

「エデンは…12種族は、今、侵略されておるのだよ。古の亡霊、七罪王と奴らの率いる魔物にな。」


先程までの覇気はなく、悲しみを多分に含んだ声で、バハムートは続ける。


「まずは、少しばかり昔話をせねばなるまい。奴らは、かつて一度エデンを襲い、その時退けられたのだ。お前に宿る、双剣の騎士王達の手によってな。」


他の神々も、口を挟むことなくバハムートの昔語りを聞いていた。


「そして、奴らは『黄昏の回廊』に幽閉され、二度と現れる筈はなかった。『黄昏の回廊』は空間の神アカシアと時の神イーリスの二柱が司る閉鎖空間であり、勝手に開かれることも、まして、破られる事もあり得ぬ。……確かにそうだったのだ。」


アカシアとイーリスであろう二柱は、片や無表情を貫き、もう一方は苦々しい表情を浮かべている。

2人を見やった後、バハムートは続けた。


「だが、結果として回廊は破られ、エデンに再び奴らは舞い戻った。奴らは土地を焼き、街を破壊し、今ではエデンの殆どを手中に納めておる。12種族も抵抗を続けておるが、そう長くは保つまい。」


その言葉に円卓に重苦しい空気が流れる。

神々は、自らの守護する種族を思い苦しんでいた。


「本来なら、騎士王の魂は戦いの輪廻を離れ、安らぎの彼方へと向かう筈であった。だが、我らは我らの赤子同然の者達を、見捨てることが出来なかった。それ故に、その魂を引き戻したのだ。赦せとは言わん、欲しければこの力をも受け渡そう。だから…どうか彼等を救って欲しい。」


そして、アーサーへと神々の視線が集まる。

助けを求める声を聞き、助けを求める者達が居る。

鼓動が早まり、心が…魂が震える。


「…私の剣が折れぬ限り、私は人々を護る剣となりましょう…」


遥か昔、七罪王との戦いに向かう1人の騎士。

後に『双剣の騎士王』と呼ばれた英雄と同じ言葉で、彼の魂を継ぐ英雄は戦いへと旅立った。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ