Fラン大学をこの世から消滅させろ! 消滅させればこんなに日本にメリットがある!
◇500大学も「Fランク」はある
筆者:
定員割れを起こし「誰でも名前を書ければ入ることが出来る」大学を「ボーダーフリー大学(BF 通称Fラン大学)」と言います。
河合塾がかつて偏差値を付けることが出来ない大学を「Fランク」と表記した事が由来みたいですね。
質問者:
筆者:
やはり、現在少子化が進んでいますからね。全国に780大学ほど存在しますが、そのうちなんと500校以上が「Fランク」と呼ばれるほど定員割れを果たしているようです。知名度が無い大学は大抵その分類がされてしまうのかなと思います。
短期的に見て少子化が改善される見込みは無いので、今後もこういった大学は増え続けるものだと思われます。
更に不祥事でも起こせば名の知れた大学でも定員割れを起こしかねないと思います。
質問者:
なんと! そんなにも数があったあとは……。
それでタイトルからは「消滅」とまで過激な表現なのですが、そんなことをして本当に大丈夫なんですか?
筆者:
卒業生で誇りに思っている方もいると思いますし、
Fラン出身者を差別する目的では全くありません。
中には砂漠の中の一粒の金のように希少ではあるものの光る存在はいると思います。
素晴らしい取り組みを行っている大学もあるでしょう
ですが多くの大学が意義もなく、外国人留学生を入れるだけの「ゾンビ大学」と化しているのです。
外国人留学生の温床となり、彼らはそのまま日本で就職を希望する。この段階から移民を推進していると言っても過言では無いのです。
しかも退学率も高く、Fラン大学の2割前後が退学するそうです。ただ単に入学金などの借金をこしらえて社会に放りだされる人たちを量産しているに過ぎない状況なのです。
◇大卒と高卒の賃金格差の「闇」
質問者:
ですが、大卒と高卒との生涯賃金の差は5000万円ほどあるというじゃないですか、
大学をあまりにも減らし過ぎてしまうと低賃金労働者が増えてしまうのではないでしょうか?
筆者:
僕も高卒と大卒の年収差で同じような見解でしたが、文部科学省や塾などの宣伝文句やプロパガンダに引っかかっており、その認識は実は違っていたのが最近の僕の見解です。
大学出身者の年収が高いのは高学歴者に大きく引っ張られているのが現実としてはあるんです。
https://www.jil.go.jp/kokunai/statistics/kako/2025/documents/useful2025_21_p307_337.pdf
労働政策研究・研修機構「ユースフル労働統計」のデータによりますと、従業員1000人以上の大会社と99人以下の中小企業とで年収を分けています。
それによると男性高卒の99人以下の生涯年収が2億円に対して、男性大卒の99人以下の生涯年収は2億2千万円とほとんど変わらないんです(Fラン大学はほとんど大企業正社員にはなれないでしょうし)。
毎年100万円以上の奨学金×4年で500万円ぐらいになると思うので卒業して10年は高卒の方が手取りは多いと言って良いでしょうね。
一方で女性は高卒と大卒で同規模同士を比べると共に5000万円ほど大卒生涯年収の方が上回ります。
このように性別と事業規模の差を見て違いが明白に分かれていくという事です。
質問者:
なるほど……特に男性の場合は高卒でも何ら問題は無いという事ですか……。
男性高卒の場合はどうして男性大卒と生涯年収差があまりないのでしょうか?
筆者:
この要因としては男性高卒の就職先の有力候補の一つとしてある建設業系などの肉体労働は時給単価が高いためにそこまで大きな差にならないものと思われます。
このために、男性高卒でホワイトカラー職に就こうと思うとこの数字以上の差がついてしまうのかなと思います。
質問者:
しかし、500も定員割れを起こしている状況だともっと整理した方がよさそうにも思えるんですけどどうして延命しているんでしょうか……。
筆者:
どうして奨学金や外国人留学生などによって無理やりわざわざ延命させているのかと言いますと、
それもこれも「文部科学省の天下り先」として確保されているに他なりません。
大学の数だけ教授のポストができ、大学側としても補助金の融通のためなどに文部科学省OBを受け入れたいのです。
質問者:
筆者:
そのために政府側が積極的に改革してくれる可能性は低いと思います。国民側が追及しなければいけないと思います。
更に、Fラン大学側の多くは「就職率が90%以上!」としているのは「就職希望者を分母」にしている可能性があり、大学院進学などを除く全学生を分母にしていないそうです。そのために実際の就職率は6割ほどとされています。
質問者:
筆者:
更に、講義の内容はまるで中学生のやるような内容である大学も多く、それにも関わらず退学率はまともな大学よりも2~3倍ほど高く、10%以上であるとされています。
目的意識を欠いた学生はもはや大学に通学する気力すらないのではないか? という事が推測されます。
大学入学も主体的に決断したわけでは無く、何となく社会に出たくないからという消極的な理由からの結果のために、通う事すら難しいのだと思います。
◇大学は「ぬるま湯」に浸っている
質問者:
本当に何か人生にとって身になりそうなことを学べそうなFランクの大学は少なそうだという事は分かりました……。
筆者:
勿論全ての大学が僕が言ったような状況では無いと思います。
しかし、少子化が進んでいる状況で外国人留学生を入れて大学数を保っている状況は異常と言えます。
質問者:
筆者:
実を言いますと私立大学へ補助金である私学助成金は定員数によって比例して与えられ、更に定員充足率が一定(0.5倍など)を割り込むと、私学助成金を全額カットする仕組みはあるんです。
そんな制度をもってしてでも潰れていないのは「学生側」に問題があると思っています。
大学生のうち奨学金を借りている割合が約50%、平均借入額約300万円となっています。つまり半数は「300万の借金スタート」なのです。このことが若いうちから結婚することが出来ない要因となり少子高齢化の一因だと僕は考えています。
そこでまずは奨学金制度そのものを見直す段階だと思います。
現在奨学金は「貸与型」がほとんどであり、給付型は少ないです。
むしろ、給付型をほとんどにし貸与を例外にすることが必要だと思います。
貸与はほとんど利息が無いとはいえ返済に10年以上かかり、ほとんど税金を支払っていることと大差のない状況です。
どうして奨学金の話をしているのかと言いますと、大学の偏差値と奨学金の利用率、そして奨学金滞納率にも相関関係があります。https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2023/04/post-101302_3.php
そんなわけで「「定員充足率(ただし定員を削った場合は数年間該当外とする)」を下回っている大学に入学する際には奨学金を借りることも出来ないようにするのです。
質問者:
なるほど……市場原理が成り立たないような状況だとするなら需要側も減らすという事ですか……。
筆者:
無理に何の目標もない方がただ単に「高校を卒業していきなり就職するのキツクね?」ぐらいのノリで、4年間就職を先送りするために大学に行く必要性はゼロであると言えます。
〇〇の学問を学び深めたい、〇〇教授に師事を受けたいといった主体的学習意欲があるのであればFランクの大学でも何ら問題はないと思います。
そして、Fラン大学も社会に出て役立つ人材を育てる方向にシフトする大学が増えれば存在意義はあると思います。
質問者:
本当に「大学で学びたい」という方より「大卒の称号」を得たいがために在学しているのであれば問題ですよね……。
競争と淘汰によって「現状Fランク」であったとしても定員を上回ることが出来れば大学のレベルも上がるでしょうからね。
◇「高卒」の社会的地位を上げる
筆者:
ただ、大学数を需給バランスを整えて競争させると同時に絶対にやらなくてはいけないことがあります。
それは、「高卒の社会的地位を上げる」ことです。現状、大卒より4年間多く働いているにもかかわらず、高卒か大卒かで初任給は5万円違います。中小企業でも2,3万円は違うでしょう。
職種が違うのであればまだ理解ができますが、同じ職種でも格差が出ているケースもあります。これは大いに問題だと思います。
高卒が1年で月収1万円も昇級する事は稀だと思うので、この差は縮まることは無いでしょうしね。
質問者:
確かに現在の給与体系の状況だと「Fランク大学でも卒業しとくか」みたいなインセンティブが大きくありますね……。
筆者:
現状は長期的に見たならFランクの方が上回ることは間違いないですからね。
ある意味大卒が「標準装備」されてしまっている状況と言えると思います。
「同一労働同一賃金」などと言いながら入り口の段階で高卒大卒で差別に近いことが行われている。
この議論・実施を同時にせずにFラン大学のみを無くしてしまえば日本国民が単純に貧困化していくだけだと思います。
高度経済成長期の大卒が貴重だった時代の名残がそのまま今現在の「大学全入時代」にも残っている。その異常な状況をどうにか政治的決定によって変化させる必要があると思っています。
質問者:
なるほど……。時代に合っていない制度がそのまま残り続けているという事ですか……。
筆者:
また、国民(学生・保護者)側も「就職の先送り」ではなく、奨学金(将来への自分へのツケ)を使うのであれば意味のある大学進学、意味のある教育を受けていく必要があると思います。
僕は大学の奨学金制度改革、高卒への待遇改善、学生・保護者の意識改革この3つが揃って初めて意味のある大学が増えるのではないかと思っています。
質問者:
確かに、需要として国民側が求められ続けている限り現状のFランクの大学というのは無くならないような気がしますからね……。
筆者:
そうです。ただ、Fランクの大学が多く残ることが、国家全体にとって望ましいかと言えば望ましいとは思えません。ハードルは高いですが上記のことが解消すれば少子化問題、外国人留学生問題、高卒大卒の給与格差問題、天下り問題など様々な問題が一気に解消していくと思っています。
大きな第一歩としては、国民側が変わることが大事ですね。
学生側(保護者側)の意識改革をしてFランク大学に行くにしても入学後や卒業に向けて明確な目的意識を持っていくことが社会を変える一石かなと思います。




