表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
13/20

13 魔王の出現と神託

 魔王が出現したと言う神託を最初は誰も信じなかった。魔王、それは歴史と言うより、子供の絵本の話だったのだ。


 だが、被害が出始めて人々は慌てだしたが、勇者が魔王を封印するから安心するようにと、次の神託が告げられた。



 選ばれた勇者は五人、彼らの家族は嘆いたが対外的には名誉な事だと誇って見せた。



 五人の婚約者は、待ってますと誓って五人を見送った。



 五人は魔王の所にたどり着き、代償を払ってやっとの事で封印する事が出来た。





 ◇◇◇

 両目を捧げたパーシー・レイバーグ伯爵令息目線


 魔王は消えながら言った。


「勘違いするな!終わってない。奪ってやる!待ってろ・・・・すぐに・・・戻って来る・・・」


 すると世界が真っ暗になった。


 なにが起こった?


「皆、無事か?」「そこにいるのか?」と声をかけようとしたら


「どうしてここに・・・君たち?・・・・君は?・・・顔が!」とロバートの声


「手が・・・・俺の手・・・ジョージ大丈夫か・・・痛くないか?うわーーーアレク!あーーアレク?だよな」とポールの声


「ポールお前こそ・・・大丈夫か?・・・・アレク!!どうした!!平気なのか?」とジョージの声


 同時に皆がしゃべっている。『なにが起こったのか?』



「俺はこの通りなんともない・・・二人とも大丈夫か?痛みは?」とアレクの落ち着いた声



「「いや、アレク。お前こそ・・・・・顔」」とジョージとポールのあせった声がしたが、


「いや、なにもついてないが・・・」とアレクの声


「ついてない・・・・が」とジョージ


「確かに・・・ない」とポール


「パーシー。君はもしかして、目が見えない?」とアレクの声が近くで聞こえた。おもわずアレクの方に手を伸ばした。


 暖かい・・・頬も鼻も肩も・・・アレクも


「目に痛みは?どこか痛くないか?」と聞いて来る。


「痛くない・・・・大丈夫だ」と答えた。


「アレク。顔をさわっていいか?嫌じゃなければ」とポールの声


「構わないが、俺の顔がどうかしたのか?」とアレクの声がちょっと不安そうになった。


「あぁアレクだな」と言うポールの声が落ち着いた。


「さっきから俺だよ。ほらジョージ」とアレクが動くと


「あるんだな・・・・アレク」とジョージの声


「どうしたんだ。それよりロバート。どこか痛いのか?静かだが」とアレクの声


『そうだ、ロバートは最初に・・・』


「僕はロバートというのか?」と真剣な声


「うん?ロバート・・・俺はアレクだ」


「わかる。皆が君をそう呼んでいる」と緊張してロバートの声


「君はロバート・サミエル」とジョージの声


「ロバート・サミエルと言うのか・・・・思い出せない」とロバートの声、落ち着いて来た。


「もしかしたら、俺たち、失ったのか?俺は腕、ジョージは足、パーシーは目、ロバートは思い出・・・・いや記憶」


「俺は?」とアレクの声、あせってる。


「大丈夫だ髪はあるよ」とジョージの声「禿げてないよ」とポール


「よかった禿げてなくて・・・・そしたら俺はなにも失って」「「「るんだよ」」」と笑い声で、揃った。

誤字、脱字を教えていただきありがとうございます。

とても助かっております。


いつも読んでいただきありがとうございます!

楽しんでいただけましたら、ブックマーク・★★★★★をよろしくお願いします。

それからもう一つ、ページの下部にあります、「ポイントを入れて作者を応援しよう」より、ポイントを入れていただけると嬉しいです。


どうぞよろしくお願いいたします。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
勇者パーティーが気持ちの良いいいヤツばかりで良かった!!
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ