7話
青い空が見える
どこまでも続くような空である
「息子よ、派手に吹っ飛んだが大丈夫か?」
僕は地面に転がされていた
寝転んだまま心配している父さんに言った
「父さん、剣だけじゃなくて蹴ってくるなんてずるいよ」
「模擬戦にずるいもくそもない」
今は父さんとの模擬戦の最中
「それに光魔法は使ってないんだから許せ」
父さんは光魔法で作った剣を作りだし実体の剣と光の魔法剣の二刀流にさらに蹴りの体術合わせて戦うスタイルである
「なかなか面白い余興だな、余も参加したい気分だ」
ちなみになぜか今日は魔王までいるのだ
さっさと帰ってほしい
「おっ!じゃあ今回ルーシェが息子と模擬戦だな」
「え!?」
突然の父さんの提案に驚く僕
「安心せよ、ちゃん手加減はする」
全然安心できないんだけど!!
「魔法装填!」
そういうと魔王の体が火の魔法を纏う
「うさんくせぇエンチャント魔法でたよ」
「身体強化だけでそれに対抗してくる貴様には言われたくないな」
僕は今すぐにも逃げたいよ
「安心せよ、他の属性も同時に付与できるのだが手加減で一つだけだ」
いい笑顔をして言ってくるが安心できる要素がない
もちろん魔王との模擬戦では圧倒されぼこぼこだった
空が青いなぁ
━━━━━━━━━━
「おめでとうございます!Dランク昇進です」
ゴブリンと清掃を繰り返しランクをあげることができた
さっそくDランク依頼を受けようと思ったので受付の人に依頼を見せてもらう
依頼
コボルド狩り
鉱石採取
清掃
建築補助(身体強化必須)
緊急!魔法同調と放出依頼(攻撃魔法適正必須+守秘義務あり)
ん?最後によくわからないのがあるな
僕は受付の人に聞いてみた
「こいつか?ある貴族からの依頼さ
内容は簡単にいうと連続で魔法を撃ち続ける依頼だ」
なんだその依頼…
「魔法適正持ち限定で守秘義務あるという条件でパーティーじゃ受けれない
攻撃魔法撃てるなら誰でもいいんだがみんな怖がって割と受ける人は少ないのさ
相手は貴族様だしな」
攻撃魔法撃てるなら誰でもいいなら受けてみようかな
僕でも火の魔法適正あるし
「依頼受けてもいいですか?」
僕は受けることにした
「怪しすぎるけど大丈夫?」
「出会ったときのサラに鏡を渡したいよ」
「なにを~!」
まあ確かに怪しいけど割と報酬は悪くないし