表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
勇者の息子ですが家出します  作者: あげぺん
3/19

3話

家出を決めた理由をもう一つ話そう


「ルーシェ!酒盛りだぁ!」

「ノアレスよ、どんどん注げ」


そう魔王とパーティー仲間やその他大勢の人を集めて週1で酒盛りをしているのだ

え?なぜ魔王がいるのか?父さんとの戦いは死んではいないよ

勝負に負けた的な

戦争してたんだよね?って思うけど和平結んでお互いのよいとこを交流する感じで落ち着いたみたい

スポーツじゃないんだから…


しかも息子がぁとか娘がぁとかお互いの子どもの話だから僕としては恥ずかしい

終わった惨状もひどいがこんなとこには一秒でもいたくない


僕は始まると屋根裏に逃げ込んでいた


「また逃げてきたの?」

「いつものが始まったらでてくよ」


声をするほうを見ると妖精がいた

この妖精は自称母さんと一緒にいて今はこの屋根裏に住んでる妖精みたいだが最初の自己紹介が酷すぎた


5歳くらいのときか、酒盛りが嫌で屋根裏に逃げ込んだ最初の日

早く終わらないかなぁと思っていたときのことである

「悩める者よ!元気を出せ!」

僕はびっくりして声の方を向くと二対の羽のある小さい少女の妖精がいた


「赤い帽子!赤いマントをなびかせ!困った人あらばすぐさま参上!悪いやつあればバッタバッタと地獄行き!紅蓮のま…ゲホ…ゲホ…この屋根裏ホコリがひどいよ」


僕は当時5歳でありながら思った

関わったら危険だと

セリフでは帽子、マントと言ってるがポーズだけでつけておらず

激しい動きをするものだからホコリが舞って自滅していた

なんともツッコミの激しい妖精である


「まあ私のことはサラと呼んでね、みんなには私のことは秘密だよ」


それが妖精 サラとの出会いであり酒盛りが終わるまで話相手になったりいろいろな相談もした

家出するときも無理矢理強引についてきた旅の仲間である


ちなみに酒盛りピーク時にはどちらの子どもが一番かを決めるため殴り合いを始める勇者と魔王である

これはいつものことで毎回やる


ちなみに止める人は誰もいない

二人はふざけてる感じだがそこは勇者と魔王

人外な動きすぎて誰も止められない

パーティー仲間の格闘家であるヴァンさんって人は研究するように見ていた

僕もそのころには屋根裏から降りてきて見よう見まねでやったりしていた

真剣に見ていたのは僕たち二人だけであった


終わるころにはひどい惨状で後片付けは父さんと魔王以外でやる


どちらもダウンして毎回引き分けである


もうやだ!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ