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プロト版 あんたプリーストでしょ!~嫌われもの異世界転生~   作者: げんげんだの
第1章 プロローグ
8/50

第5話(2) 【神託者ーオラクルー】女神さま……


 夢の中で女神さまと会うことができる魔法【コーリング】を使い女神さまと交信しました。


 実は3日に1回は女神アルマさまに連絡しなければならないというルールがあります。【プリースト】に属する回復系ジョブ者は神様に対する信仰心がないといけないらしく、お祈りのように定期的に行うとのことでした。


「私のめぐちゃまっ! 元気でしたか!? ママ心配しながら見てましたよ?」


「はいっ! 女神さま! どうして【プリースト】ではなく【オラクル】になってるんですか!?」


「……」


 ……微笑んでいるのに何か怖い……しれっと最初の呼び方に戻そうとしたのですが……

「……ママ、どうしてですか?」


「はいっ! めぐちゃまっにふさわしいからですよ!」


「えっ!?」


 急に女神さまが真面目な雰囲気になる。


「めぐるさん……あなたは前世で死ぬ前に行ったこと、死んでから行ったこと。これから自分を変えていたいと願う心をどうやって実行に移すのかを見たいのです。」


「……回復ジョブである【プリースト】は人を癒すことができる凄いジョブだと思います。ですがジョブ登録を行い使える魔法が全てわかった時に恐ろしくなったのです。」


「そう……【オラクル】になると使える魔法【レイズデット】死者を生き返らせることができる魔法です。万能ではなく、死後数時間で体が残っていること。回復魔法も同じで時間がたった欠損には使うことができない。ですが【超越位階】は最高ランクのジョブ……沢山の誤解を生み都合よく解釈されます。」


 僕が恐れたのはそこの部分です。魔法を女神さまの神域で取り込んだ時は使える範囲しかわからなかった。しかし、実際魔法を使えるようになり効果を知ったら恐ろしく思えてきた。


「……ですが、私はめぐるさんならこのジョブを使えると思ってます。自分がやりたいようにやりなさい。」


「ふふっ……女神さま。親バカなのか厳しいのかわからないですね。」


「めぐるさん……真面目な話をしてますが、あなたはわたくしをママと呼ぶのですよ。」


「あっハイ……」


「ふふっ……そろそろ終わりにしないとですね。めぐちゃまっ! 頑張ってください!」

 

「はいっ!」


……


……


「……うっ……うーん」

 

 女神さまとの連絡が終わり目が覚める……ぼんやりと瞼を開けるとボヤけてるが人の顔が……


「ルリ……さん?」

 

「うっ……うわあああああああああっ!」


 バタバタバタバタ! ガッシャン!  


 部屋にはルリさんがいました。


「おはようございます。ルリさん。」


「おっ、おひゃようっ! めぐりゅっ!」


 相変わらず声が裏返るルリさん。やっと本調子に戻ってきたのかと思い……


「ふっ……あははははっ」


「なっ……めぐりゅっ……なぜっ笑うのだ!」


「だって……相変わらず声が裏返るところがルリさんかわいいなって……ふふっ」


「なっ……かっかわいいなって!」


 ルリさんが真っ赤になる。


「それよりめぐるに言われたとおり旅支度は出来てるぞ!」


「うん。お疲れ様。では明日の朝には……んっ?」


 外が騒がしくなっている。


 まさかな……




つづく

まだ、どのくらいの長さが適量なのか把握できでないです。

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