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プロト版 あんたプリーストでしょ!~嫌われもの異世界転生~   作者: げんげんだの
第1章 プロローグ
4/50

第4話(1) 主になっちゃいました


 青髪の女性、ルリ=セルルシアンさんと馬車に乗って街を目指すことになった僕は彼女から様々な情報を聞こうとしてました。


ルリ=セルルシアン

種族 ヒューマン族

年 21歳

ジョブ ナイト

ギルドランク 2

所属チーム ソードダンスE

B82 W58 H83

身長 164


 正直、水着着せたらグラビアいけるだろうって言うくらいナイスプロモーション。青髪のセミショートで肌は色白。黒の服の上に銀色の鎧を纏った女騎士。ぱっちり猫目のお姉さまで男女ともにモテそうです。


「そろそろ、めぐる殿のことを教えて頂けませんか?めぐる殿はどこの村出身ですか?」


 ヤバい村の名前とかわからないぞ! えーっと……


「個人情報なんで教えられないです」

 

「えっ?」


 ルリさん怪訝そうな顔してる! 言い方間違えたー! だって人と超時間会話のラリーするの久しぶりでつい前世の時のバリア張りまくり会話になっちゃいましたー!


「ごめんなさい! 村の掟なんです! ルリさんと仲良くなりたいと思っているのに隠し事みたいなことしたくないのに……」


「えっ!? 私と仲良く!? よしっ! 来てるぞ! 私!」


「あと、僕の名前呼び捨てでいいですよ。あと、敬語はやめてください。自然体のルリさんとお話したいです」

 

「えっ!? そうですーーそうか。わかった。そうさせてもらおうか……めっめっ……めめめめめぐりゅっつ!」

 

 噛んだ! 舌ちょう噛んだ!

 見ててわかる! 痛いヤツや!  


「ルリさん……舌……出して?」

 

「そっ! そそそそ……しょれはまだ早いと思うぞ!」


「いいから出しなさい」


「とっ、年下にそんな……いや! 私も騎士だ! いいいいいいくぞ!」


 ルリさんは目を閉じて舌を出した。やっぱりおもいっきり噛んだから血が出てるな。

 

「【ヒーリング】よしっ! これで痛くないですよ」


「へ? ……なんか年下のめぐるに言いように弄ばれてる気がする」


 ルリさんなんか頬膨らましてる。クールな感じのお姉さまがその素振りをするのは反則ですよ!


「ところでギルドとジョブについて教えて頂けませんか? 恐らく街についたら登録とやらをするみたいなので」


「ああ、この世界にはまずジョブがある私の場合は【ナイト】各ジョブにはランク10まであり、その上にあるのが【超越位階】だ」


「【超越位階】ですか?」


「そう。例えば私のジョブ【ナイト】はランク3。剣を使うジョブは【ソードウォーリャー】から始まり2つランクが上がったのが今の私。めぐるは【プリースト】になりたいんだよね? 登録前の段階で【ヒーリング】なんて凄い魔法使えるんだもん! きっと【プリースト】になれるよ!」

 

 ん? 凄い魔法? おかしい! 【ヒーリング】は初級魔法のはずでは? もしかして……


「あのー僕の知り合いから聞いた話ですが【ヒーリング】は初級魔法のはずではないですか?」


「位置付け的にはね。ただ【プリースト】とか回復魔法が使える魔法使いジョブって凄い希少なんだよ。神さまへの信仰を長年捧げて使えるようになった頃にはお爺さんとか、神さまへの愛を賜ってうまれた聖女さまとかだね。めぐるは女の子じゃないけど聖女さま的な感じじゃないかな? ちなみに【プリースト】はジョブランク7ね。でもめぐるはいきなり魔法使えてるからランク4~5でスタートできるんじゃないかな?」


「ちなみに【超越位階】のジョブって【勇者】とかですかね?」

 

「そうそう【勇者】とかね! 魔王討伐とか狙ってるらしいけどどうなんだろうね。【超越位階】は努力だけじゃなれない。今【勇者】は王都にいる1人だけ。【超越位階】到達者は全部で8人しかいないよ」


 おいいいいい! あっぶね! 1番厄介な役割押し付けられるところだったじゃないか! 2人目の勇者現れる! とか洒落にならないですよ!


「次はギルドランクね。その冒険者のギルドないでの位置けかな。ジョブランクにも起因するんだけどこれは【1~7】まで、この辺の街もどちらかというと田舎よりだから【2~3】が普通かな。よく依頼等にランクを用いられる。最低ギルドランク2とかね。チームで受けるものに対してはチーム評価があって【S、A~F】の評価。私が入ってる【ソードダンス】って言うチームは【E】

例えば依頼条件がランク【4】orチーム【E】ならどちらか満たせば大丈夫だからランク【3】の私でも受けるってことになる」



 なんとなく掴めて来たがまずは登録してみないことには何も始まらないですね。あっ、大事なことを聞き忘れていました! 日本ではよくある……


「ルリさん、すいません。登録料とかってありますか?」


「もちろん、あるよ! やっぱり最初の登録料は高いよ。金貨1枚、潤銀貨なら10枚! めぐるは田舎から来たから銅貨とかで払うのもいいけど凄い嫌みや態度に受付さんなるよ。もし、あれなら私が換金してあげるよ!」


 苦笑いしてる……金貨とかコインが通貨なんだ。


「これでいいんですよね?」


 お財布から取り出してルリさんに見せる。

 

「へー、変わった財布だね……って王金貨!?」


「えっ!? これ使えないんですか!? 違う国の金貨とかですか!?」


「貨幣は世界統一されてるからってちがーーう! 王金貨は金貨10枚分の最高貨幣だよ! 節約すれば1年は困らずに暮らせるよ!」


 ええっ!


 どうやら日本円=コインで

劣銅貨 1円=1枚

銅貨  10円=1枚

銀貨  100円=1枚

潤銀貨 1000円=1枚

金貨  10000円=1枚

王金貨 100000円=1枚


 あの親バカーーーー!

 日本円で300万もあるじゃねーですかーーー!




つづく



前編と後編にわけます。

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10万円で1年暮らせるってどんな物価? 想像できない
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