表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔神が行く異世界大蹂躙  作者: 夜桜
四章 王都学園編
31/82

戦いの始まり

今回は短いです。

ーーー「邪神」ーーー

元は神として存在していたが、何らかの事情により闇に堕ちた神。

残された文献によれば、邪神の強さは個体によって大きく違うが、その強さは一番弱い邪神でも天災級よりも圧倒的に強い。一番強い邪神に至っては世界神に匹敵すると言われている。

ーーーーーーーーーー


和人はある日、とある神の記録を知った。それはとある神の世界神に対する憎悪だ。

何故今まで使った際にこれを感じ取れなかったと言うと、今までの和人では「神の知識(カーディナル)」を完璧に使いこなせていなかったのだ。その為、ある一定以上の強さを持つ神の記憶を探る事が出来無かった。

この世界にも慣れて色々経験し、最近になって漸く「神の知識(カーディナル)」を完璧に使いこなせるようになったのだ。今の和人ならどんな神でも存在を認識さえすればピンポイントで記録を探れる。


今回攻めて来た邪神は、ファルシオンが邪神の気配がすると教えてくれた為、その邪神を直接知らなかった和人でもピンポイントで絞り込めた。

奴の名前はベルゼブブ。かつて闇の女神レディアの直属の配下として存在していた七大罪の名を持つ七柱の神の一柱だ。

「憤怒」のサタン、「嫉妬」のレヴィアタン、「傲慢」のルキフェル、「色欲」のアスモデウス、「怠惰」のベルフェゴール、「強欲」のマンモン、そして今回攻めて来た「暴食」のベルゼブブ。

この七柱の神々は、人間界であるアナザリアと魔界を同時に管理しているレディアを補佐し、レディアの代わりに魔界を管理していた。

彼等は自らが敬愛するレディアが他の世界神達に貶められたと知り、激怒し、その激情に支配され、自らが司る七大罪の闇に飲まれてしまったのだ。


実はこれも主神の使いの神の仕業だったりする。

邪魔なレディアを排除し、ついでにと彼女の腹心と言っても過言では無い七大罪の神を貶めたのだ。(ファルシオン談)


「我等が敬愛する神を貶めた憎き世界神共に報いを与える!何故天界に居た奴等がこの地上に降りて来たのかは知らないがこれは好都合。消し炭になれ!」


ベルゼブブがその身に纏う強大な魔力をその手に収束し、ミロガス王国の中心目掛けて放つ。


(っ!?国ごと消し飛ばす気かよ!?)


あの魔力砲(仮)がぶつかれば、まず間違い無くこの国は消し飛ぶ。


「ヴェル!王国一体を結界で囲め!俺はあの魔力砲を止める!結界を張ったら雑魚の殲滅に迎え!いいな!?」


「了解だマスター!」


「カズト先生!ヴェルフェン先生!」


俺達が飛び立とうとすると、キャミア先生が呼び掛けて来た。その表情には焦りと恐怖が貼り付いていた。それを見るだけで彼女が何を考えているかは明確だ。


「安心しろキャミア先生、必ず俺達が何とかしてやるから。おい!お前等もよーく見てろよ?これから特別授業だ!」


だから俺は安心させる為、あえて軽口を叩く。

キャミア先生と生徒達は俺の言葉を聞いて、不安は消えていないが、少し落ち着いたようだ。


「じゃあ行って来る。ヴェル!」


「ああ!」


その言葉を最後に俺とヴェルは転移をし、ヴェルは結界を張るため、俺はベルゼブブの放った馬鹿げた威力の魔力砲(仮)を止めるために動き出した。

何故か主人公が勇者や英雄っぽい感じになって行ってますが、彼は魔神なので最終的には勇者や英雄っぽい結末にはなりません。寧ろ結末は魔神っぽくするつもりです。


次回は主人公達無双の回です。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ