四章プロローグ
四章突入!
ミロガス王国王都。ここは、各国から集められた少年少女の学び舎、「ミロガス大魔道学園」が存在する。
その中、取り分け立派な部屋に彼女は居た。
「はぁ…最近学園の子供達が不真面目で行けないわ…誰か新しい人雇うべきかしら……?」
そう呟くのはこの学園の理事長であるサミネ・スプラウター。”光の神の眷属”になり、半神半人となった女だ。しかし、彼女自身は種族が変わった事に気付いてはいない。
あの日サミネは、光の神から特別な力を授かった。それは一つの鍵のような物であり、これを持っているだけで人より強靭な肉体と、特別な能力を持つ事が出来た。
何を隠そう、この鍵こそが光の神へ通じる道具なのだ。
この世界に存在する数多の神々は皆、とある存在がこの世界に現れた直後、己が選んだ存在に記憶と共に己へと繋がる物を授けた。それはなぜか?答えは簡単だ。”自分を消滅から守る為”だ、
そう、この世界の神々は気付いていたのだ、遥か昔自分達が陥れたとある女神が復讐の為に行動を起こした事を。そしてその行動の結果誕生した最強最悪の化け物が自分達を殺そうとしている事を…
「ファルシオン様から授けられたこの鍵って一体なんなのかしら…”彼が来たら”全て分かるって言っていたけど…」
彼女は気付いていない。その鍵が発する微妙な神気に、この鍵がファルシオンにとってどんな物であるかと言うことに……
やっと神達の今の様子を、少しだけど書けた……とゆうことで!魔神が行く異世界大蹂躙、四章突入です!次回は主人公王都に入ります!




