魔神到来!
今回は多分短いです
和人が門前で戦闘を繰り広げている時
「ま、魔王様!」
大声を上げて一人の魔人が慌てて王の間に転がり込んで来た。
「貴様!魔王様の御前だぞ!なんだその態度は!」
額に第三の目を持つ魔人の男が転がり込んで来た魔人を叱責する。その近くには逞しい二本の角を額から生やした大柄の魔人と、背中から漆黒の翼を生やした青年の見た目をした魔人と、口に二本の鋭い牙を持つ女魔人が控えており、その中心の玉座に座す美しい女を護る様に左右にそれぞれに立っている。
「よせリュオン。どうした?そんな慌てるなど何があった?」
魔王アリアラテスはリュオンと呼ばれた三つ目の魔人の言葉を遮り、転がり込んで来た魔人の意見を聞く。
「はっ!とんだご不体をお見せしました申し訳ありません!
次いで報告到します!先程この城に侵入者が現れました!」
「侵入者だと?それは事実か?」
大柄な男が静かに、しかし威圧感のある声音で問う。
「お前もよせグアルディオラ。その侵入者は何者か分かっておるのか?」
再び配下の声を遮ったアリアラテスは、再度その魔人に問いかける。
「はい!どうやら人間の様でした!」
「人間だと?ゲートの揺らぎは感知出来なかったぞ?」
ヒヤルが落ち着いて正論を述べ、他の者達も頷く。
「ゲートを通らないで来るってのは流石に無理でしょ?だからそれは人間に近い姿の魔族じゃない?」
魔王アリアラテス除くと、この中で唯一の女魔人である吸血姫のリリアンが可能性を述べるが、転がり込んで来た魔人はそれを否定し、人間だと断した。
「いいえリリアン様。それは違います。奴は本物の人間です。何故なら奴には魔族特有の変色した肌を持っておりませんでした。魔王様は人間と同じく肌の色ですが、それはあくまでも例外。事実この魔界には魔王様以外にその肌の色を持つ者はおりません」
そう、魔族とは種族により僅かに肌の色が違い、決して肌色の肌では生まれ無いのだ。何故アリアラテスが肌色なのかは不明だが、今も過去もアリアラテス以外に肌色の肌を持つ魔族は存在してい無い。故に相手は人間だて断言出来るのだ。
「成る程な…だが兵士を全て向かわせたのだろう?なら時期に片が付くだろう」
アリアラテスはそう納得し自分の考えを述べるが、それは悪い意味で覆させられる事となる。
突然魔王達が居る王の魔の扉が轟音を立てて吹き飛び、報告に来た魔人の男を巻き込みながら数メートル後方に飛んで行く。
「どーも魔王さん。お話に来ましたよっ、と」
扉を吹き飛ばしながら現れたの黒髪黒目の男……間上 和人であった。




