プロローグ
どうも夜桜です。今回の小説は、今までの遊びではなく、本気の本気で書くつもりなので、気に入って貰えましたら、お気に入り登録や感想・評価などお願いします。
絶望……それは誰もが心の奥底に持っている物……
「くだらねぇ……」
それが俺の口癖。
俺はこの世界に絶望している。なぜかって?国を動かす政治家の無能っぷり、表面だけ取り繕って影では悪態を付く無意味な人間関係。さらには親の自分勝手な振る舞い。他にも例を上げればキリが無い。でも一番絶望しているのはそんな事を思ったとしても何かする訳でも無い自分自身だ。
「本当にくだらねぇよ俺もこの世界も……」
俺の名前は間上 和斗。都内の高校に通う高校2年生で歳は17だ。スポーツそこそこ、勉強上の下辺り、容姿普通。部活は帰宅部。
「この世界は糞だ……そしてその世界で何をするでも無く過ごしている俺も、な……」
これが最近帰宅途中に毎回考える事だ。そしてそれを誰に言うでも無く呟くのが俺のいつもの帰宅風景。
「ただいま」
そう言っても返事が返ってくる事は無い。俺は一人暮らしだから当然なのだが……親は俺の事など眼中に無い。例え急に失踪したりしても探す事はしないだろう。
俺は家に入ると銀行に行くために家を出た。放任主義の糞親からの振り込みがあるかを確認する為だ。
「今月分もきちんと振り込まれているな…生活費の量にも減りは無し、か……」
銀行に着き、きちんと生活費が振り込まれているのを確認して、家に帰る。いつ減額されてもおかしく無いような親なので内心ホッと息を吐く。
改めて家に帰った俺は台所に向かう。一人暮らしなので料理は自炊だ。料理を作ってくれる親も恋人も居ないからな。
「今日は暑いし、冷やし中華でいいか…」
俺は冷蔵庫から冷やし中華の具材を取り出そうとして……視界が暗転した
次回は女神登場です。ご期待下さい