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記憶を無くした悪女  作者: 浅海
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 42話 村祭りに行く悪女

海から帰る途中で夕食を取り、屋敷に戻るとシャワーを浴びベッドに入ると疲れからかすぐにぐっすりと眠りに就いたヴィクトリア

ヴィクトリアの部屋を訪れたルシフェルは、すでに眠っている婚約者にがっかりしながらもそのままベッドに潜り込む

翌朝、ルシフェルが先に目を覚まし、いつもの様にヴィクトリアを起こす

「ん・・・」

ヴィクトリアは起こされてもまだ眠たそうにルシフェルにしがみ付き、そのまま寝ようとするので

「ヴィクトリア、もう少し寝てる?」

しがみ付かれルシフェルも起きられず、もう少しこのまま寝ていようかと考えていると


「あれ?・・ルシフェル・・・?」

寝起きでボーっとした頭のヴィクトリに「どうする?もう少しこうやって寝てる?」嬉しそうに抱きしめるルシフェル

「私、昨日一人で寝てたと思うんだけど・・・?」

「俺が部屋に行ったら、すでにぐっすり寝てるんだからな・・・」

愛する婚約者を恨めしそうに見つめるルシフェルに、ヴィクトリアは漸く頭が働き

「起きないと、お父様達が待ってるわ」

抱きしめてくれているルシフェルから離れ、起き上がりるとニッコリと笑って「着替えるわ」と、彼に部屋から出て行って貰い、急いで顔を洗って着替えを済ませルシフェルと一緒に一階へと降りて行く


食堂ではすでにルシフェルの両親が待っていてくれ、挨拶をすると

「今日は、クッキーを焼こうと思ってるんだけど」

食事をしながらソフィーがヴィクトリアに提案すると「はい、ぜひ!!」嬉しそうに喜ぶヴィクトリア

さっそく食事を終えると、台所でソフィーとヴィクトリアは楽しそうにクッキー作りを始める

「・・・ソフィーがあんな風に楽しそうに笑っているのは、久しぶりだな」

マイルは妻が楽しそうにクッキーを作っている姿を、嬉しそうに見つめる


「こんな田舎では、何も楽しい事なんて無いだろう?」

何もこんな辺鄙な所で暮らさなくてもと、息子に言われ

「ああ、だが長閑で落ち着くんだ。ここも結構良い所だぞ?のんびりと余生を送るにはな」

ソフィーのする事を、見ながら真似るヴィクトリアに

「あの娘は良い子だな。素直で、しかもあれだけの美人だ。他にも良い縁談があったはずなのに」

マイルは悪女ヴィクトリアの噂は耳にしていたが、実際の彼女を見た事はない為に、今のヴィクトリアを見てそう思っただけなのだが

「そうだな。今のヴィクトリアなら、ランドルも俺じゃなくきっと・・・・」

(ウェンヴィッツをヴィクトリアの相手に選んでいただろう・・・)


アルフレドは悪女ヴィクトリアを嫌っていたが、逆に悪女ヴィクトリアはアルフレドとの婚約を望んでいた

ランドルがルシフェルを娘婿に選んだのは、今のルシフェルにとっては本当にありがたい選択だった・・・最も悪女ヴィクトリアの時は、悲惨な結婚生活を覚悟していたが・・・

今、台所で自分の母親と楽しんでクッキーを作っている愛する婚約者を見て、ルシフェルは心から幸せを感じている


「ヴィクトリア、貴方はココアの粉を混ぜてチョコのクッキーを作って頂戴」

「はい」

ソフィーに言われるままココアの粉を混ぜ、混ぜると今度は棒でクッキー生地を伸ばし型を取る

「この、型を取る作業好きなんです」

嬉しそうにせっせと型を取っていくヴィクトリアに「綺麗に型が取れると嬉しいのよね」ソフィーも楽しそうにクッキー生地に型を取り、そんな二人を微笑ましく見守るメイド二人

いつも物静かで穏やかなソフィーが、楽しそうに笑っているのは珍しい


型を取り、シートに並べて、オーブンに入れて焼き上げる

「これが何時もドキドキするんです」

焦がさないようにと気を付けるが、たまに焦げたのが出来上がる

「温度調整を気を付けてね、常に中を確認するのよ」

(お母様もサージスと同じ事を言う)

感心しながら、ヴィクトリア達は上手に焼き上がるのを祈りながら待つ


すると、外の仕事から戻って来たメイド二人が笑っているので「あら、何かあったの?」ソフィーが尋ねとケリーが

「あのですね、昨日から若い男達がこの屋敷を窺っているんですけど、きっとヴィクトリア様を一目見ようとしてるんだろう?って話していたんです。こんな朝からずっとですよ、いい若者が」

クスクス笑うので、それを聞いて驚くヴィクトリア

「ヴィクトリア様ぐらい美人なら、仕方がないのですけど。ずっと屋敷を見ていて、私達が出て来たら凄くがっかりするのが可笑しくて」

リースも同じ様に笑い、それを聞いてムスッとするルシフェル


「そうなの?お昼から、村祭りが始まるから、行って見ようかと思ったのだけど・・・ヴィクトリアを連れて行ったら、大変な事になるかもしれないわね?」

美しいヴィクトリアが祭りに現れたら、大騒ぎになるのかしら?と考えるソフィーにヴィクトリアも困惑し

「そんな事になるでしょうか?」

(おおげさでは?)と思うが、ルシフェルが物凄く機嫌が悪いのを見て

「行きたかったけど、諦めた方が良いのかしら?」

(折角お父様が行っておいでと言ってくれたのに・・・私も見てみたかったのに)と、がっかりするヴィクトリア


「まあ、皆で行けば良いだろう?村の者が貴族に寄って来る事などないし、折角だから少し見に行こうか」

マイルはドルトンとアルバーが一緒なら大丈夫だろうと告げると「良いんですか?」嬉しそうなヴィクトリアに「そうね、折角だもの村祭りがどんな感じか、行ってみましょう」ソフィーも頷くので、ルシフェルは自分の両親がヴィクトリアに甘いと感じる

「・・・ルシフェルも、良い?」

不安そうにヴィクトリアが聞いてくるので、ルシフェルは溜息混じりに「俺から絶対に離れないで」そう約束させる

結局、ルシフェルもヴィクトリアに甘いのだ


二種類のクッキーは上手く焼きあがり、使用人達にも振る舞い皆でお茶をしてから祭りに出掛ける

祭りに行くのはヴィクトリアとルシフェルと彼の両親、ドルトンとアルバーも護衛としてついて来てくれる

ヴィクトリアが屋敷から出て来ると「おおっー!!」と、屋敷を窺っていた男達の歓声が上がるので、恥ずかしそうに俯くヴィクトリアに、ルシフェルが護る様に腰に手を遣り寄り添う

「あの男、邪魔だな」

聞こえない様に村の男達はルシフェルに暴言を吐くが、ルシフェルが常にヴィクトリアの傍についている事も噂になっているので、そんなルシフェルを一目見ようと村の娘達も来ていて「きゃあっー」と憧れの眼差しを向けて大はしゃぎするのだが、ルシフェルは全く興味を示さない

(やっぱり、ルシフェルはモテるのよね・・・)

自分の事を棚上げしながら、ヴィクトリアはモテる婚約者を心配する



コッコスの村祭りは娯楽が少ない為か村人全体で盛大に催される一大イベントで、自分達が作った小物や畑で取れた食材を使った料理や加工品を売ったりしていた

「賑やかね、何だか楽しそう・・・」

開催場所に来ると、嬉しそうにキョロキョロと辺りを見回すヴィクトリア

(そうか?こんな田舎の小さな祭りのどこが面白いんだ?)

村の男達のヴィクトリアに向けられる視線に苛立ちながら、ルシフェルはヴィクトリアの行きたがる方へと寄り添いついて行く


ポプリの香り袋や、可愛い茶色のたれ耳ウサギのぬいぐるみを見つけ「わあ、可愛い!!」と嬉しそうに抱きかかえる

そんな美しい大人の色気漂うヴィクトリアの少女の様な仕草に、周りの村人達皆がヴィクトリアに釘付けになり

「えっ?誰だあの美女」「何処の令嬢だ?」「確かあの貴族の屋敷に、とんでもない別嬪が現れたって話しだ」

突如現れた絶世の美女とその彼女に寄り添う美青年に村人達は驚愕しながら、ざわざわと注目する


「これ、幾らですか?」

ヴィクトリアに茶色いウサギのぬいぐるみの値段を聞かれ

「なっ・・・ひゃ・・・七百二十ゼルです・・・」

緊張し答える女性店員に、ヴィクトリアはポーチから財布を出そうとするのでルシフェルが先にお金を支払ってくれ「ありがとう」嬉しそうにお礼を言うと

「これからは俺が払うから」

今まで何もあげて来なかったルシフェルなりに反省しているのだが、けれどヴィクトリアは「でも、私もお金は持っていますよ?」彼の気持ちが判っていなかった

「ヴィクトリアは欲しい物を、好きなだけねだってくれて良いから。他には?何が欲しい?」

優しく笑いながら尋ねるルシフェル


そんな二人の遣り取りを見ながら、村の恋人達が「いいなあ、私も欲しい物、何でも買って欲しい」と女性達がおねだりすると「馬鹿か?相手は貴族だ!!俺を一緒にするな」男性側は無茶を言うなと却下する

ヴィクトリアは嬉しそうに、ウサギのぬいぐるみを抱えながら店を見回っていると「あのう・・・」と、年輩の男性がルシフェルに声を掛けて来るので「何か?」煩わしそうにルシフェルが尋ねると

「私はこのコッコスの村長を務めております、モウルレドと申します」

頭を下げる彼にルシフェルは迷惑そうに溜息を吐くので、そんなルシフェルの態度に驚くヴィクトリア


「貴族の方でございますよね?この村には何か、ご旅行か何かで来られたのでしょうか?」

恐る恐る尋ねるモウルレドに

「ここの近くにアルガスター伯爵の屋敷があるのを知らないのかな?私達はその貴族の身内の者だが?」

ルシフェルの言葉に、モウルレドが頷き

「そうでございましたか。勿論、アルガスター伯爵様の御屋敷の事は存じております」

冷や汗を掻きながらモウルレドが何を言いたいのか判らず「あの」と、ヴィクトリアが口を挟む

何となくルシフェルの態度で、モウルレドが気の毒になったのだ


「彼に何か用でしょうか?私達は、このお祭りを見に来ただけなのですが・・・」

心配そうに尋ねる美しい女性に、モウルレドは顔を赤らめ

「いえ・・その、貴族の方に何か粗相があっては、村の一大事でして・・・その、一言、言って下されば憲兵を就けますので、いかが致しましょうか?と・・・」

(そういう事か・・・)ルシフェルは気を遣わせてしまったのかと理解する・・・ルシフェルは村長のモウルレドが、貴族の自分に取り入ろうとしているのでは?と警戒したのだ


少し離れていたルシフェルの両親も傍に来て、モウルレドに挨拶をして

「村長には気を遣わせて申し訳なかったな。憲兵など大袈裟なのだが、この女性は侯爵令嬢でな。万が一が遭っては確かに困る。もし護衛を就けて貰えるなら、有難い」

マイルがそう告げると「こ、侯爵令嬢様・・・・」村の噂になっている美しい女性が侯爵令嬢だと知り、慌ててモウルレドは「判りました、憲兵を三人・・・いや、五人付けさせて貰います」すぐさま待機していた憲兵を呼ぶ

「憲兵を護衛にだなんて、大袈裟過ぎませんか?」

普段は騎士を護衛に就けているヴィクトリアは、困った様にマイルに訴えるが

「村長の顔を立てたんだよ。憲兵を就ける事で恩を着せるとまでは言わなが、彼自身の責務は果たした事実の為にね」

マイルの説明でヴィクトリアは(私には判らない、大人の事情があるのね)と思う


辺鄙の村に侯爵令嬢が来ている。しかもとんでもなく美しい令嬢だという噂はたった三日で瞬く間にコッコス村中に広まり、ルシフェルに寄り添いながら祭りを見回すヴィクトリアの後ろには、マイルとソフィーとドルトンとアルバー、そして五人の憲兵が護衛する

(異様だわ・・・これじゃあ恥ずかし過ぎる・・・)

村人からの注目を浴びるヴィクトリアは「これじゃあ楽しめない。恥ずかし過ぎるわ」とても祭りを楽しめる状況じゃないとがっかりしていると

「それじゃあ、逃げるか?」

後ろに居たマイル達に「父さんっ!!俺達、護衛要らないから!!」そう告げるとヴィクトリアの手をを握り締め、人混みの中を走って消えて行く

「ちょっと待って下さい!!」

慌てる憲兵達にマイルが「ああ、良いよ追い掛けなくて。貴方方は私達の護衛をして下さい」追い掛ける憲兵を止め、息子達を二人きりにしてあげる



ルシフェルに手を握られ走るヴィクトリア

村人の注目は浴びるが、彼に手を握って貰いながら走るのは初めてでドキドキする

(前に、アルフレド様に手を繋がれてドキドキした事があったけど、やっぱりルシフェルの方が嬉しい)

あの時もドキドキして恥ずかしかったが、ルシフェルに手を繋がれている方がずっと嬉しいと感じ、ヴィクトリアもギュッと繋いだ手に力を入れる


祭りの開催場所から離れた小川まで来て、二人は息を乱しながら土手に座る

「久しぶりに、走ったな・・・疲れた」

ルシフェルはハアハアと息を整えながら、ヴィクトリアに「大丈夫?」と笑い掛ける

ヴィクトリアも息を乱しながら「本当に、何処まで走るんだろう?って、思ったわ」誰も居ない土手で二人は休憩する

「確かに、ここは長閑で良い処かもな。住むのは嫌だけど」

退屈で堪らないだろうなと、ルシフェルはヴィクトリアを抱き寄せる

「私はルシフェルが居てくれるなら、何処でも平気だわ」

久しぶりの二人だけの時間を休暇中に楽しめた事に、ヴィクトリアは心から嬉しかった


「ヴィクトリア、俺の両親に会う為に、わざわざこんな遠くの田舎まで来てくれてありがとう」

ルシフェルは心から感謝しているとヴィクトリアに伝え

「父さん達も喜んでたよ。侯爵令嬢のヴィクトリアが、こんな田舎まで自分達に会いに来てくれてって」

「本当?私、ルシフェルのご両親に気に入って貰えた?」

不安そうに尋ねるとルシフェルは笑って「ああ。二人とも、ヴィクトリアに甘いだろう?」その言葉にヴィクトリアはホッとし「よかったぁ」心から嬉しく思い彼にもたれ掛る


「そんなに心配してたの?別に同居する訳でもないのに」

(俺と違って)と苦笑するルシフェルに

「だって、愛する旦那様のご両親に嫌われているなんて、嫌だもの。悪女として、二人に嫌われたままルシフェルと結婚するのは悲し過ぎると思っていたから。二人に気に入って貰えた事が凄く嬉しいわ」

両親が自分に会いたくないのでは?と考え悲しかった時は、自分にはルシフェルが居るからと、自身を慰める様言い聞かせていたのだから

「・・・そうか」

ルシフェルはヴィクトリアをギュッと抱きしめ、優しくキスをする


暫く二人きりで寄り添い小川を眺めてのんびりと過ごし、漸く二人が仲良く手を繋ぎながらお祭りの場所まで戻るとまた村人達から注目を浴びる

「お母様達、どうしたのかしらね?」

(帰ってしまったかしら?)

申し訳なさそうに、ヴィクトリアは周りを見回す

「喉が渇いたな、何か飲もう」

ルシフェルはヴィクトリアの手を引いて、飲み物を売っている屋台に行き「どれが良い?」と尋ねる


ヴィクトリアは黒板に書かれているメニューを見て「レモネードの炭酸割りにするわ」店の人に注文すると、店員は美しいヴィクトリアに顔を赤らめ

「うちのは絞りたてで少し酸っぱいんだけど、大丈夫ですかね?蜂蜜を多めに入れて、甘めに出来ますが?」

ヴィクトリアに確認すると「それなら、多めでお願いします」と注文する

「俺は・・・ビールにしよう」

お金を払いビールを受け取るルシフェルに「ビールって、昼間から?」ヴィクトリアが大丈夫?という顔をするので「こういう所で飲む方が美味しいんだよ」と、美味しそうに飲む


その様子を見て、そんなものなの?とレモネードを飲むヴィクトリア

「ヴィクトリアも飲んでみる?」

ルシフェルがヴィクトリアにコップを渡して来るので、ビールのコップを受けとり初めてビールを飲む

「にがい・・・」

ムウッと口に手を当てて「よく、こんな苦い物を飲めるわね」お口直しにレモネードを飲むと、ルシフェルは笑ってまた美味しそうにビールを飲む

「ルシフェルはお酒に強いのね。ブランデーも平気そうだったし」

自分は酔い潰れてしまい、迷惑を掛けてしまった


「あんなちょっとでは酔わないな。それにしても、あのブランデーは気に入った。帰ったら購入しよう」

それを聞いて、ヴィクトリアは

「あ、あのね。あのブランデー、デパートで買ったのよ」

「うん、気に入ったから取り寄せるよ」

ルシフェルのその言葉に(取り寄せるの?・・・そうよね、ルシフェルはまだ忙しいんだもの)

本当は一緒に買いに行こうと誘おうとしたのだが、ヴィクトリアは黙ってしまう・・・コクンとレモネードと一緒に、また言葉を飲み込むヴィクトリア


「ああ、漸く見つけました。困りますよ、護衛を頼んでおいて何処かへ行かれては」

二人の憲兵が近づいて来てそう恨めしげに告げると、ヴィクトリアが

「ごめんなさい。あの、一緒に来ていた、二人はどうしたのかしら?」

「伯爵ご夫妻は屋敷に戻って行かれました。もしお二人も戻られるな、屋敷まで護衛しますが?」

憲兵達は勝手に居なくなってしまったヴィクトリア達に、少し腹を立てている

(帰った方が良いわよね、この方達にも迷惑を掛けたし)

「そろそろ帰りましょうか?」

ヴィクトリアは憲兵二人に「護衛、よろしくお願いしますね」笑顔を向けると、憲兵二人は美しいヴィクトリアにドキドキしながら前に一人、後ろに一人と護衛に就きアルガスターの屋敷に戻る

(ルシフェルに秘書が来てくれたら、また早く帰って来てくれる。大丈夫、それまでの我慢だもの・・・)

ルシフェルに寄り添いながら、ヴィクトリアは自分に言い聞かせる

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