俺、父親を知る
前回・・・スキルをゲットだぜ。
あれから7年経過した。
その間に魔力操作を駆使していろいろと魔法を使えるようになった。
簡単な魔法で言えば水生成、炎生成、土生成、難しい方で言えば雷鳴、水槍、爆散といったところだ。
今言った魔法には詠唱が必要だ。
水生成で言えば「五大元素の内が一つ水に命ずる、飛び出ろ」
この詠唱に必要なものは地、水、風、空、火の内であれば五大元素を最初に持ってくる。
その後にどれを使うかを決める、それからどういう状態で出すかを決める。
俺が使った飛び出ろの場合は指先の魔法陣から水道のような勢いで出てくる。
これを勢いを強めようとすると言葉を強める必要がある。
例えば、うち抜け、や貫け、などの言葉にする必要がある。
雷系は空に分類される、爆発は炎系に分類される。
これ以外の魔法である闇属性の魔法と光属性の魔法の場合は最初に闇の場合は「混沌の闇に命ずる」にする必要があり光属性の魔法は「聖域の光に命ずる」する必要が原則ある。
そしてこの7年の間に近くにいる人や訓練をつけてくれる人のスキルをコピーしまくった。
剣を教えるためにいろんな剣士が俺に指導をつけてくれた剣術だけに関して言えばほぼ人間をやめるレベルまで言っている。
剣術だけのスキルのレベルはマックス100で今83まできている。
剣術と言っても刀、長剣、短剣、両手剣、大剣、双剣といろいろ使い方が全て違うからそれらを区別して使うのが難しい。
そういえば最近は剣の先生が来なくなった多分父さんがもう必要ないと思ったのだろう。
「イグジスト~ご飯できたわよ~」
母さんの声が響いてくる。本来声の聞こえない所まで声が届いているのはおそらくは母さんの得意な生活魔法の一つを使っているのだろう。
剣を振っているのを止めて声のする方へ向かうと長机に座った父さんと母さんが座っていた。
「イグジスト、今日は少し遅かったなどうかしたか?」
父さんが心配そうな顔で俺を見てくる。言葉は少し厳しいが表情を見ればちゃんと心配してくれているのが分かる。
「いえ、何でもありません大丈夫です」
ただ考え事をしていただけなんだけどな。本当に愛されるというのはいいな。
ちなみに父さんはかなりステータスが高い一般的に見れば一国の騎士10人分くらいだ。
名前 カローリ・ジェデン LV87
体力 370/370
物理攻撃 620
物理耐性 330
魔力 290/290
魔法攻撃 500
魔法耐性 280
素早さ 710
スキル・・・剣術LV77、魔力操作LV52、観察眼LV34、暗殺術LV12
固有スキル・・・統率者、英雄の風格
所有物・・・伯爵位、家
やはりこの家の主人らしく所有物に家がある。
剣の先生が的確にいつも俺のレベルを常に超えているから観察眼を持っているとは思っていたけどなぜか俺の固有スキルについて聞いてこないのだろう。見えてないというわけではないだろうしなぜなんだろう。
「そうか、ならばよいのだが何かあったのならすぐに教えろ」
そこからは家族の和気あいあいとした食事が始まった。
重要な分岐点まであと・・・6日
次回・・・今度こそ神様に会う