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マウスたちとおどり。

ちょっと後ろがきまで読んでってくださいな♪

「よっこらマーウス♪」

「……」

 小柄なツヴァイよりさらに小さいツヴァイの弟、妹たちが『ウサギぴょんぴょん』のポーズをしながら内股でジャンプした。

 あざとい。自分達が可愛いことを知っている動きだあれは。

「かわいいー!」

 そんなあざといネズミたちの歓迎のダンスをみて手を叩いて喜ぶ母ルドリーシャ。

 ……チョロいな 

「手が止まっているね? アビーくん。口に合わないかね?」

「いえ。そんなことはありません」

 ツヴァイの父……いや母か?

 この一族の遺伝子は濃すぎる。

 全員クシャクシャフワフワの髪で全員クリクリした顔をしてアヒル口。

 正直、性別も見分けがほとんどつかないので身長で判断するしかない。

 この恐らく父親……チュータロウもいい歳だろうが半ズボンのオーバーオール。

「ルドリーシャさんにはいつも美味しいチーズやパンを貰っている。アビー君にもツヴァイをはじめチュージロー、チューミ、チューコ(以下略)の面倒をよくみてもらっているからな。今日はお礼の食事会だ。ガンガン食べてガンガン飲んでくれ」

「はい」

 なぜツヴァイ以外の名前は『チュー○○』なのだろう?そう言うとチュータロウはよっこらマウスダンスに加わった。

 ワインか……せっかくだし頂くとするか。

「いてっ!」

「ダメよ! アビー!」

 ルドリーシャが俺の肉きゅうを叩いた。

「母上。何をするんですか?」

「あなたまだ子供でしょ!? お酒はだめっ!」

「お言葉ですが母上。じゃあ私はいつになったらアルコールを摂取していいのでしょう? 身体も……心の方も私は大人だと思うのですが……」 第一、獣族の大人ってなんだ? 何歳で大人? そして何歳まで生きるのだ? わからぬことばかりだ。

「……えーっと。それじゃあ私が大人と認めるまで!」

「さらにお言葉を返させて貰いますが、それは子供の理屈です」

「!?」

 ルドリーシャは長い耳をピンと立てて目を見開き、あわあわと口パクで『これが反抗期? 反抗期なのね……』と言った。

「さらにさらに失礼承知で言わせて貰うと母上より私の方が並んだら大人にみえますよ」

 日に日にルドリーシャが子供に見えるようになってきた。

 俺が成長しているからだろう。

 前世の記憶を持ったまま、感覚が大人に戻った俺にとってルドリーシャはもう中高生のガキである。

 その辺の年頃の女にバブみを感じるほど俺は変態じゃない。

「ヒョッ……ヒョオオオオ……アビーが。私のアビーが可愛くない……」

 可愛いと思われても困るのだが……こんな牙も爪も鋭い犬人間を。

 中身は中年だしな。しかしそんな俺をルドリーシャはいまだに子供(子犬?)扱いする。

 なんとか数は減らせてきたが、寝るのも風呂にはいるのも時々一緒だ。

 俺はいつか旅に出る気なので子離れしてもらわないと困る。

「ママ悲しいわ……アビーはいつになったら私をママと呼んでくれるの? いつ敬語をやめてくれるの?」

「それは今はいいじゃないですか……」

 『お母さん』と誰かを呼んだ経験もない中年が『ママ』はハードルが高すぎる。

 普通の親子の会話だってしたことがないから、どうしてもよそよそしい敬語になってしまう。

 犬男とエルフの少女の親子間系なんて設定は俺には到底受け入れきれない。

 とりあえず形だけでも適当に謝っとこう。

 そうじゃないと永遠に終わらない。

 こうやっていつも俺が折れるのだが、今夜はそれで終わらせない。

「申し訳ありません。検討しますので。なんとか拳を降ろしていただけませんか?」

「んん……そうやってあなたは私を悪者みたいにして……もういいっ!」 

「……ところで母上。帰ったら話があります」

「ちょうどよかったわ。私もあるのよ」

「奇遇ですね。では、せっかく招待されたのだから今は食事を楽しみませんか?」

「……そうね」

 とりあえずこの場はこれで治まった。

 


いやね。一週間は『ブクマが増えた日(20時ぐらいまでに)は更新する』という自分ルールを作ったんですよ。

でね?今日は19時30分くらい?に50アクセスぐらいでブクマが一件も増えてなかったので『今日はYASUMIDA!』とか思っていたらポンと一件増えてやんの!誰だよ!書き貯めないから書かないといけないじゃーん!ってなったよ!でもサンキューな!

今みたらまた一件増えてたけどセーフ!

明日書くかは明日のブクマ次第ですぅ~。

私はどちらを望んでるんだ……

というわけで更新されるかされないか書けるか書けないかも楽しんでくださいな!

エンタメ魂(サボり癖)!

おやすみなさい。


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