表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
私の日常の非日常  作者: タフ
1/14

始まりの日

初投稿作品です。

ご意見、ご感想お待ちしております。

拙い文章ですが、よろしくお願い致します。

えーと、まずは何から話そう。


いざ話そうと思うとどこから話すべきか迷うものだ。

これまでの人生で色んな事があったけど、とりあえずその始まりになった話からしてみようと思う。



あれは確か小学校低学年、2年生くらいの事だったと思う。


その日は日曜日。

部活動をせず特に予定のなかった私は、休みなのを良いことに一日中テレビの前で時間を潰していた。

意味も分からない朝のニュースを見て、よく分からない情報番組を見ながらダラダラと。


「ソレ」に気づいたのは昼も近くなった頃だろうか。

視線を向けた先に「ソレ」は居た。


「ソレ」は私にとって日常であった。


登校途中に

校舎の隅に

授業中も

遊んでるときも


「ソレ」はいつも側に居た。


その頃は特に疑問にも思わず、何となくそういうモノなのだと思っていた。



母に呼ばれ昼食をとり、またテレビの前に座り時間を潰す。

その間にもふとした時に視界に入り、少し気にはなっていた。

だけどそれもいつもの事だ。

すぐに意識から外れる程の関心しか引かない。



聞いたのは本当に気紛れだったと思う。

夕食を食べながら、ふと母に訪ねてみた。


ねぇお母さん、なんであのお姉ちゃんはずっとお外にいるの?

なんでずっと僕の事を見てるの?




それがすべての始まりだったと思う。



母は私を見ながら不思議そうな、それでいて少し怯えたような顔をして言った。

そんな人どこにも居ないわよ、と。


意味がわからなく、何度も母に聞いた。


あそこにお姉ちゃんがいるよ?

今日ずっとあそこにいるんだよ?

なんでお姉ちゃんはあそこにいるの?

なんでお家に入れてあげないの?

なんで僕の事をずっと見てるの?

なんであんなに泣きそうな顔をしてるの?




後々聞いたところ、もっと小さい頃からよくそういうことがよくあったそうだ。

それには我が家の事も少なからず関係しているようだが、それはまたの機会に話そうと思う。


信じられない人には信じられないでしょう。

それでもこれが私の日常です。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ