前席の孤高美少女が実は世話焼きヒロインで俺の高校生活がラブコメになった

クラスでは目立たない男子生徒、一之瀬夏生（いちのせなつき）は学校の個室トイレに入るが怖いという、男子の誰もが一度は経験する悩みを抱えていた。
ある日の昼休み。夏生は外のトイレを使うために学校を抜け出した先でクラスメートの赤坂環季（あかさかたまき）と遭遇する。
教室内では孤高を貫きどこか距離感のある環季。だが、実ははっきりと物を言う性格の女子だった。
夏生の悩みを知った環季は呆れながらも問題解決のために動き出し、二人は徐々に仲良くなっていく。

お人好し主人公がクラス内で動いてイベントをこなしていくラブコメです。
主人公の成長につれて周囲の人間関係も動いていきます。
クラスメート巻き込み型の青春群像劇。


一章
お人好しで人より少しだけ弱気で他人に合わせがちな男子生徒、一之瀬夏生。
ある日、教室では物静かだった前席女子、赤坂環季の本性を知る。
同時に自身の秘密も握られる事となった夏生。周囲にお互いの秘密がバレないように苦心しながら、二人は互いの距離感を近づけていく。


二章
クラスメートと新しい関係を築きつつある夏生。教室内の上位カーストに位置する西崎瑛璃奈と風晴諫矢の恋愛問題に巻き込まれる。
一方、夏生は経験者であることを買われて球技大会の野球にクラス代表で出場することになる。
夏生と同じく元野球部だったという物腰穏やかな男子、白鳥秋良と共にクラス内の練習に顔を出すようになる。その過程で環季も引き入れて球技大会に挑む。
　夏生は自身の過去と向き合い、そして乗り越えていく。

三章
　クラスのお調子者の男子生徒、工藤舞人。彼の頼みで夏生はクラスの陽キャ女子、竹浪愛理と環季とダブルデートに赴く。
　一方、近づきつつある定期試験に備えて親友となった風晴諫矢、そして学級委員の桜川清華と関わるようになる。
　清華は諫矢の幼馴染だった事を知る夏生。
　そして、夏生はクラスの友人や女子グループと共に夏祭りを楽しむ。

四章
二学期を迎え、クラス内の人間それぞれの関係性が変化してゆくことを感じ取る夏生。
自身がこのクラスにおいてある程度の立ち位置にあることを自覚しつつあった。
そんな中、文化祭を目前にした状態で学級委員の桜川清華が学校を休む。

派生作品はパラレルになります。
本編中に登場するサブヒロインメインのお話です。