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第1話 旅立ち①

初投稿作品なので優しい目で見てください。作者は豆腐メンタルなので、コメントも優し目でよろしくお願いします。!!


「ピピピピ!ピピピピ!ピピpバン!!」


『眠いしもう少し寝よ……』


朝、鳴り響いた鬱陶しい目覚ましを勢いよく叩き、俺はもう一度重いまぶたを閉じた。今日は土曜日、高校も部活も休みなので、もう少し寝ていてもバチは当たらないはずだ。あ、そういえば、妹達を「あの場所」に連れて行くんだったな…まぁ後5分だけなら…



 『お兄ちゃん!』

 

 あれ?愛する妹の声が聞こえたような…いや、夢か、


 『お兄ちゃん!早く起きて!』


 いや、これは夢じゃない?俺がしがみついていた布団が剥がされた。俺は現実に引き戻された。目の前には俺の愛する妹、「音羽」が顔を大きく膨らませながら立っていた。


 音羽は俺より1つ歳下の高校1年生。俺が小学4年生の時に妹になった。ここで違和感を感じるのは当たり前。そう、音羽は「義理の妹」だ。11年前、俺が幼稚園を卒業する日、父さんが死んだ。その頃世間を賑わしていた連続通り魔に刺されて、息を引き取ったらしい。残された家族みんなで顔が崩れるまで泣いた。良い父親だったから…

 

 それから5年後、『もう結婚する気はない』と言っていた母さんだったが、母さんが小さい頃から仲の良かった幼馴染みの、「登」さんと結婚した。その時、登さんが連れていた子供が、音羽だ。

音羽は、新しく出来た家族に戸惑い、最初の1ヵ月程は、俺のことや母さん達のことを避けていた。だが、ある日を境に音羽は俺に懐き、今では学校でも有名な、超超ブラコンである。


 『お兄ちゃん!いつまでボーっとしながら、ベッドに座ってるの?ボーっとしてるお兄ちゃんも素敵だけど…//今は急いで!!電車に遅れちゃうよ!』


 『ごめん!音羽!急いで準備するから、先に下のキッチンで待ってて!』



 『分かった!本当に急いでね!』


 俺は、前日に選んでおいた、服を取り出して急いで着替えた。ギネスで「寝起き、早着替え部門」があれば、確実に載っていただろう。そんなことを考えながら顔を洗い、急いで、妹達の待つキッチンへ向かった。


『優月妃?遅いんだけど。早くして。』


と、「紗雪」が機嫌が悪そうに言ってきた。紗雪も音羽と同じ高校1年生で、俺と血の繋がった正真正銘の妹だ。紗雪が1月生まれで、音羽が4月生まれなので、一応、音羽が紗雪の姉に当たる。昔は『ゆづ兄!』とニコニコしながら、俺がどこに行くときもついて来たお兄ちゃんっ子だったが、音羽が家族になった頃から少しずつ俺から離れて行くようになった。俺がシスコンなのも理由の1つだったのかもしれない。


 『何ボーっとしてるの?朝食の当番じゃないからって、ギリギリまで寝てるのが悪いんだよ?早くして!』


『ごめんな。紗雪の言う通りだよな、いただきます。』


 モグモグ…


『ん〜〜!美味い!!これ紗雪が作ったんだよな?紗雪はやっぱり料理上手だな!将来良いお嫁さんになりそうだ!でも、紗雪がお嫁に行くとこ想像したら少し悲しいなー』


『ッ?!// そ、そんな馬鹿なことばっか言わないで、早く食べてよ!本当に、電車に乗り遅れちゃうよ?』


『分かった分かった。もう食べ終わるから!』

 

 モグモグ…モグモグ…


『ごちそうさまでした!』


そうして、食べ終わった俺は急いで歯を磨き玄関へ向かった。このままだと間に合いそうにないので、タクシーを呼んでおいた。


『よし、待たせてごめんな!紗雪と音羽を走らせる訳には行かないから、タクシー呼んでおいたよ!外で待っていよう!』


『さっすが、お兄ちゃん!』


『わざわざタクシー呼んだの?お金勿体ないんだけど』


『まあまあ、紗雪落ち着けって。そもそも俺が朝起きるの遅れたせいだし、俺のバイト代から出すから大丈夫だよ。気にするな。』


『バイト代って…だったら尚更だめだよ』ボソッ


『ん?紗雪?なんか言ったか?』


『な、何にも言ってない!あ、タクシー来たよ!早く乗ろう!』


そのようにして、なぜか焦る紗雪に背中を押され、俺はタクシーに乗せられるのだった。

隔週で掲載していこうと思います!誤字脱字が有ればコメントで知らせてください。これからも「シスコンお兄ちゃん異世界で妹無双」をよろしくお願いします。

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