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7、姫?とスキル整理


「ふ――」


眼鏡をはずし、凝り固まった背をそらすと【ポキポキ】と小気味よい音と共に

血液が全身に廻っていくのを感じる


「さて、夕食の時間だから終わりにして起きたわけだけど、やっぱり少し違和感があるね

これは山咲と富さんは大変そうだな」


『お坊ちゃま、夕食のお時間でございます』


「うん、今行くよ」


自室を出て食堂へ向かう


「父さんに母さんもう帰ってきてたんだ!お帰り」


「ただいま、今日はたまたま早めに仕事が終わってねせっかくだからと早めに帰宅してみたんだ」


「最近は、家族三人で夕食を食べることなんて減ってきてたでしょ?」


「そうだね、やっぱり一人で食べるよりみんなで食べた方がおいしいからね」


「そうでしょう!」


母の、幸がコロコロとした明るい笑顔で話してくる


「それより月夜、また面白そうなゲームを始めたそうだな」


父である幸平が話を振ってくる


「リンゴのこと?ああ、友達に誘われてねやってみたけど凄かった」


「そうだろうそうだろう、あれにはうちの会社もかかわっていてね」


「父さんの会社って戦闘の3Dグラフィックに力を入れてるんだっけ」

ちなみに父が社長で、母が社長秘書だったりする


「ああ、戦闘に関しては一枚も二枚も噛ませてもらった」


「父さんはプレイしたの?」


「一応、デモ機で少しやった程度だな、やりたいとは思ってるんだがいかんせん時間がな」


「幸平さんの予定は来年までびっちり埋まってます~」


「というわけなんだ、流石に睡眠時間を削るわけにはいかん、月夜もしっかり寝ろよ

夏休みだからって、油断するんじゃないぞ?」


「わかってるって」


「うむ、分かっているならよろしい幸そろそろ行こうか、ごちそうさま」


「はい幸平さん、ごちそうさまでした」


二人は、席から立ち上がり連れ添って寝室に向かっていく


「兄弟ができるのも時間の問題かもしれないね」





「さって、どうしようかな・・・・このまま寝るか、APOの続きをやるか

夕食後は自由行動って、行ってたからなもう少しやるか」






ログインした月夜は宿から出て、その辺をぶらつくことにする


「序盤なのに、こんなに装備に違いがあるMMOも珍しいよね、見るからに道化師だったり

魔法使いだったり、姫様だったり・・・ん?姫?」


なんとは無しに見ていた周囲で一際目立つ、人を発見する


うーむディレイも対外外見が完全に姫だったけど、あいつはドレスアーマだったからな

ここまで完璧なザ姫様は初めて見るかもしれないね・・・気のせいかな目があったような

・・・気のせいじゃないっぽいこっち来た、どうしよ


「そこの貴方!」


一応後ろを向いて誰かいないか確認する


「何処を向いているの?そこの見習い騎士の鎧を着た貴方よ」


「・・・何のご用ですかレディ」

カーソルは・・・NPCか、そうかNPCなのかーまだPCの方がやりやすかった


「私の専属騎士になりなさい!」


「申し訳ありません私は訪問者なのです、レディの専属騎士にはなれません

それに___」


言葉は最後まで続かなかった


「お嬢様!!こんなところにいたのですね探しました、勝手に出歩いてはいけないと

散々、行ったじゃないですか」


若い、燕尾服を着た男性が、やってきて喋り始めたのだ


「バルファル、彼私専属の騎士にするわいいでしょ?」


「はい?」


「ですからレディ、私は訪問者なのです一つの場所にとどまることはしませんので」

クールに、丁重に、紳士的にロールプレイをすれば完璧だ


「申し訳ありませんお嬢様が、一応お名前をうかがっても」


「ルナルと申します、職業は見習い騎士を」


「ご丁寧どうも、タマキツネ家に仕えておりますバルファルです

こちらの、お嬢様がレイーヤ様です」


「レイーヤと申しますわ、貴方___「お断りします」

にっこり笑顔で無言の圧力をかけながら


「ひっ、しょ、しょうがないので貴方を専属にするのはやめておきますわ

バルファル行きますわよ」


「ルナル様お騒がせして申し訳ありませんでした」


「お気になさらず、私もそれほど気にしていませんから」


「ありがとうございます、そう言っていただけると、安心できますそれでは失礼します」


レイーヤとバルファルは去っていく


「濃い姫様だったね、人はみかけによらないってよく言うけど身を持って実感したね」


思いの他時間を食っちゃったね・・・フィールドに行こうか



「お、レベル上がったねこれでやっと4LVか各種スキルも順調に育ってるね

今のスキルポイントはまだ使ってないから64か逆にステータスポイントは全部使って

4か1LVごとに1ポイントか、確かヘルプでは・・・んなるほどスキルがカンストつまり

LV50になると中位スキルが開放されてスキルポイントがもらえると・・・

うーん新しくスキル取ろうかな?、まだまだ余裕があるし現状で取れるスキルはっと」


取得可能スキル一覧


≪盾≫_≪剣≫_≪足運び≫_≪採取≫


「思ったより少ない、確か自分の行動によってスキルが開放されていくんだよね

うん、取るとしたら・・・これは全部必要かなまあ取得スキルポイントは全部3だから

取っても問題ないか」


≪ルナルは、スキル盾_剣_足運び_採取を取得しましたこれまでの行動により

スキル≪騎士剣術≫が開放されました≫


「騎士剣術?効果は」


≪騎士剣術≫

全ての国特有の剣術の元となった剣術、基本的な立ち回りや生存術が詰まっている


「取っておいて損はなさそうだね派生形のスキルを取る要っぽいし」


「さーて、どんどん狩って行こうかな」

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