5、冒険者登録
「これぐらいで最初の狩りはやめておくか」
「Lvも1上がったからね」
「あれから20体ぐらい狩ったかな?」
「そうだなだいぶ素材も集まってるだろうし、どうだ?ディレイ」
「そうですね・・・レア素材は一つも落ちていませんが、後の素材はぼちぼち集まって
ますね、お肉がないのが残念ですが」
「それは仕方ないよ、相手は綿とスライムだったんだから」
「しかたありませんか、それより戦利品はどうしますか確か何通りか配分に
パターンがありましたよね」
「ああ、全部手動で分けるか自動で均等に分けるか、全部換金してそれを山分けするかぐらいか
主要なのは」
「そうするんだ?どうせ換金するんだからまとめてやった方がいいよな」
「それじゃあまとめて換金して山分けにしましょうか」
「僕もいいと思うよ」
「おれも、異議はい」
「では、戻りましょうか」
始まりの町に向かい歩きだす
「戻ったら先ずなにするんだい?換金は最初にするとして」
「換金の前に冒険者登録だな、これをしないとチュートリアルクリアにならないんだ」
「そう言えばそんなことを聞いた気がしますね」
「換金もそこでできるよな」
「それだけじゃない、解体もそこで教えてもらえる」
「一石三鳥だね」
「後は・・・携帯食料を買わないと腹へって死ぬからそれも買わないとな」
「ステータスのENってのが満腹度だよな」
__今の僕は・・・80/100か結構減ってるね
「おう、それが0になるとHPが減るつまりしまいには死だ」
「なんにせよ、戻らないと始まりませんよ、もう門は目の前ですけど」
「着いた!こっからギルドまで結構あるんだよな~」
「つべこべ言ってないで行きますよ」
~~冒険者ギルド
「なんか、行きよりも帰りの方が早かった気がするな」
「それは、早足でここまで来たからでしょう」
「そう言えば、さっきはゆっくりだったからな」
「三人とも入るよ」
__おうふ、入った瞬間ギルド内の人たちの殺気?っていうのかなこっちに突き刺さって
くる、中々来るものがあるね
「冒険者登録の受け付けはここで合っていますでしょうか」
そんなことを考えている間にディレイは受付の女性に話しかけている
「え、ええそうですが、本当に冒険者になられるんですか?」
「ん?ええそうですよ、あそこの三人も一緒に冒険者登録をしに来たのでよろしくお願いします」
「失礼ですが、お先に貴方のお名前をお聞きしてもよろしいでしょうか?」
「かまわないけれど、ディレイよ」
__いまディレイ明らかに怪訝な顔したね、確かにさっきの聞き方だと何か違和感があるけど
「性もお願いしたいのですが・・・」
「ないですよ?」
「え・・・どこかの貴族さまではないのですか?」
「違いますよ、天職には姫って入ってますけど、訪問者ですから」
「ああ!訪問者の方たちでしたか、申し訳ありません」
__なるほどね、受付の女性はディレイが貴族ではないかと思ったわけだ
持っている旗に眼をつぶれば完全に貴族の令嬢だもんね、中身は男だけど
「いえいえ、誤解させるような洋服を着ている私も悪かったですし」
「では、改めまして訪問者の皆さまようこそ始まりの町の冒険者ギルドへ」
「ええ、よろしくお願いしますね」
「よろしく!」「よろしくお願いするよ」「たのみます」
「登録の話ですが訪問者の方なら話は早いです」
受付の女性が石製の板を取りだす
「こちらに手をおいてください、しばらくすると石の上に板が出てきますのでそれを
取っていただければ、登録完了です」
「簡単だな」
「シンプルが一番だ」
「では私から」
ディレイが手を石板に乗せる
__指細!とても性別男の指には見えないね・・・これも天職補正なのかな?
ユーは・・・うん指どころか全身が小さいね、あれ?よく見たらディレイの胸・・・あるな
パットか何かかな
「出てきましたね」
ディレイが手に取った瞬間謎物体でできた板に何かが書き来れていく
「これは・・・冒険者レベルと身分証明書ですか」
「ええ、そうです各町の門を税無しで入るには必要になるのでなくさないでくださいね」
残りの三人も登録を終わらせる
「これで完了ですね、他にご用件はございますか?」
「魔物素材の買取を頼みたいんですけど」
「かしこまりました、今度はこちらの水晶に触れながら売りにだす素材を選んでください」
「これと、これとこれですね・・・認証っと」
「あれ?こっちにも認証ボタンが出るんだ、認証」
「勝手に売られないようにするための対策だろうな、詐欺とか脅しとか
争いは絶えないからな、認証」
「ちなみに、パーティーで集めた素材を分配しないまま解散すると
その素材は消えるから気を付けろよ、認証」
「みんなが語尾に認証をいうのすこし面白いですね、8千Gですかそこそこお金になりましたね
分配っと」
「うむ、いい感じだな」
「次は解体ですか」
「みなさんは解体のスキルを取るんですか?」
先ほどまで話していた受付の女性が話しかけて来る
「ええ、ここで教えてもらえると聞いたので」
「それなら、ギルドの解体室へ向かってくださいそこで教えてもらえますよ」
「なにからなにまで、ありがとうございます行ってみますね」
「とんでもありません、これが仕事ですから」
受付の女性と別れ、解体室にむかう
「ここだね、しつれいします解体を教えてほしいのですが・・・」
部屋に入ると、意外と綺麗な部屋で血の嫌なにおいなどは一切ない
「いがいだな、解体室って言うぐらいだからもっと汚れていると思ったんだが、綺麗だな?」
「そりゃあ、魔物の肉は食べられるんだから清潔な場所で解体しないといかんでしょう
ところで君たち、解体のスキルを取りに来たのかな?」
ユーに答えたのは机の向こう側からやってきたエプロンを付けた男性だった
「ええ、色々便利だと聞いたので」
「そうだ、解体は便利だ俺も暇じゃないからね、要点だけ教えるよ
それだけ分かればスキルは取れるようになる、そこからどうなるかは君立ち次第だ」
「ええ、それだけ分かれば十分です」
「では教えるとしよう」
『ルナル、シー、ディレイ、ユーはスキルポイント3使用し解体Lv1を習得した』
「ありがとうございます」
「さっきも言ったがここからは君立ち次第だ頑張りたまえ」
「ええ」
解体室をでる
「次は買い物だな」
「そうだな、とりあえず商業街に行くとしようあそこなら大体の店はあるし
ベータから付き合いのある、生産者もそこにいるらしいからな」
「では、いきましょうか」