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プロローグ

皆さんにとっては待望じゃないかもしれないけど

作者の私にとっては待望のVRMMORPG物です

最初ということでゲーム要素ほとんどありませんがどうぞ!!

「宿題終わった~みんなはどうだ?」


「こっちはまだ少し残ってる」


「海はまだもう少しかかるな」


「月夜は?」


「僕ももう終わったよ」


男子高校生が四人それなりの大きさの部屋に集まって夏休みの宿題に励んでいた


「ほら、海今日で夏休みの宿題終わらせないと夏休み中ゲーム楽しめないぞ」


「しっかし、先生たちも優しいよな夏休み始まる前から宿題配ってくれるなんて」


「それも、1週間前からだからねこれは早く終わらせて遊べって言ってるような物だよね

海、あとどれぐらい残ってるの?」


「宿題自体はもうほとんど終わってる、後は丸付けをやればおわりだ」


「ほん~もう終わりじゃん、丸付けなら手伝っても問題ないな何の丸付けが終わってないんだ?」


「それはありがたいな、じゃあ山咲には国語の丸付けを頼んだ」


「まかされようじゃないか、それで?丸付けするべき宿題は後いくつ?」


「全部だ!!」

これまでごまかそうと頑張っていたようだが、あきらめたようできっぱり宣言する


「お、おうえばる事じゃないぞ、ほら俺にもかせ手伝ってやる」


「あ、僕も手伝うよ、どれを丸付ければいいかな」


「おお、富さんと月夜も手伝ってくれるのか!ありがたい海はなんていい友達を持ったんだ」


__今目の前で宿題の丸付けを頼んできた男が田陸 海(たりく うみ)高校生にも

なって自分のことを名前で呼んでいる面白いひとだ


「山咲ー赤ボールペン忘れたから貸して」


__自分の筆箱から二つ目の赤ペンを出して富さんに渡したのが

山咲 春(やまさき しゅん)お腹周りには脂肪がそこそこついていて

かなり度の高い眼鏡を付けている


「ほいよ、ちゃんと返せよ?」


「わかってるって、俺が一度でも借りた者を返さなかったことがあるか?」


「ないな」


___そしていま山咲から、赤ペンを借りた男が

富澤 友(とみざわ ゆう)こっちは山咲ほどで強い度ではないけど眼鏡を付けている

その見た目はまさしく優等生って感じだ、成績は中の中ぐらいらしいけどな


「そうだろう、さて丸付けなんてちゃちゃと終わらせよう」


「よっし、最後のもうひと踏ん張りだ」


「そうだね、夏休みにみんなで始めるって約束だもんね」


「おっし、海もラストスパートかけるぞ!!」



30分後~~


「海これで全部か?」


「えっと、待ってろ今確認する・・・うん全部だな」


「よっし、終わった~~~~」


そんな山咲の叫びの直後部屋の扉がノックされる、まるで終わるのを待っていたように


「どうぞ」


大方誰かは分かっているので月夜は招き入れる


「坊ちゃま、ご友人がたお疲れさまでしたお飲み物でもいかがですか?」


入ってきたのはかなりの歳を重ねているように見えるのにビシッとした燕尾服を身にまとい

黒髪をオールバックにした男だった


「良平さんありがとう、おねがいするよみんななにがいい?」


「カルピス!」


「山咲少しは自重しろよここはおまえんちじゃないんだぞ?」


「なに!?海はカルピスがいらないと申すか?カルピスは至高の飲み物だぞ?

それを飲まないとは...」


「飲まないとは言ってないだろう!」


「ふっ」


「あ、しまっ」


__海が両手をついてうなだれた、しっかし山咲は変わんないね


「というわけで執事さんカルピスをよろしくおねがいします、給仕はメイドさんがいいです」


「山咲~しれっと欲望がでてるぞ」


「メイドは正義だ」


「はいはい、それで良平さんカルピス人数分用意できる?」


「はい、可能でございます直ちに用意いたしますので」


「富さんもカルピスでいいの?」


「俺はかまわんぞ」


「では、失礼いたします」


__良平さんが音もなく部屋から出ていく


「しっかし、山咲も筋金入りだよなメイド好き、そんなに見たいならメイド喫茶行けばいいのに」


「海よ、それではだめなのだよ」


「そうだぞ、メイド喫茶は良くない文化だ」


「富さんまで!?」


「いいか海メイド喫茶と言うのは萌えを求めて向かう場所だ、そして俺が求めているのは

萌えではない、癒しだ、メイド喫茶に群生しているようなきゃぴきゃぴしたメイドでは

癒されないのだよ」


「お、おう」


「メイドのスカートは古来よりロングそう決まっているのだ」


「お、おう」


「山咲、援護してた富さんも気圧されるされてるよ」


「ん?おっと熱く語りすぎたようだ、まあ自分の趣味を相手に押し付けたいわけじゃないからな

邪魔されなけらばいいんだ、海お前もそうだろ?」


「な、何のこと言ってるかわからないけどそうだな、自分と相手の価値観は違うからな」


【コンコン】再びのノック音


「どうぞ」


「失礼します」


今度は華やかな声が聞こえる


「おお!!美しい!」


腰辺りまで伸ばした艶のある黒髪をサイドテールにまとめている

更に黒と白で統一された屋敷標準のメイド服を身にまとっていいる

その手にはお盆を持っている


「お飲み物をお持ちしました」


「失礼ですが、お名前は?」

唐突にメイドの前に片膝をついて手を差し伸べながら名前を尋ねる山咲


__動きが自然過ぎて、全く違和感がなかった・・・



「え?っと・・・小春ですけど」


「おお!美しし貴方にぴったりな名前ですね!私は山咲 春と

申します、月夜の友達です以後お見知りおきを」


「えと、はい」


__急展開に呆けていた富さんが動き出しメイドのそばから離れようとしない

山咲を引っぺがす


「これ!急に何やってるんだ、いい加減にしろこまってるだろ」


「そうなのですか、小春さんそれは申し訳ありませんあなたのような麗しい

女性を私はみたことがなかったもので気持ちが高ぶってしまいました」


「い、いえ!少しびっくりしちゃいましたけど大丈夫です」


__なんか小春さん顔赤くなってないかな?気のせいか


「おお!一度の失敗を水に流して下さるのですね、なんと慈悲深い・・・」


「おい、山咲またいつものが出てるぞ!、ダメだなこりゃ海やっちゃえ」


「すまんな、これもお前のためだ、おいっしょと」


__海がさっきまでやっていた宿題の問題集を山咲の頭の上に落とす


「ぐはっ」


「きゃっ、だ、大丈夫ですか?」


「おお、こんな、私を心配してくれる、と・・・わ・・・」どさ

脳天に一撃入れられた山咲はその場に崩れおちる


「すいませんね、えっと小春さんでしたっけ、まあメイドさんでいいや

こいつ(山咲)スイッチが入ると止まらなくなっちゃうんだ」


「本人に悪気はないんだけどな、褒め言葉ととかも本心から出てるし」


「いえ、いえ、その褒められて嬉しかったですし・・・」


「これは惚れたか?」


「あり得るな」


「普段から見てるが小春さんはそんな簡単に恋に落ちるほど単純じゃないとおもうよ?」


「ほら、どっかの王女も言ってたじゃん【恋に落ちるのは一瞬よ】って」


「ああ、あの水着バージョンの人か」


「そうそう」


「あの、何の話をされているのですか?」


「小春さんは気にしなくていいよ、それより山咲をソファーに運ぼうか

・・・おもっつ、流石八十ッキロ越え、仕方ない放置してれば起きるかな?」


「え、かわいそうですよ」


__うーん、うーんと唸って考えてる小春さん可愛い


「えい!」


「なんと、これは」


「これはこれは」


「起きたらなんというか楽しみですね」


「流石にもう起きるでしょ」


「う、ん・・・・ふぁぁぁ、む?この頭を包み込む様な柔らかさはいったい・・・」


山咲が眼をあけ見上げると心配そうに自分を見つめる小春と眼が合う


「あ、眼が覚めたんですねよかった」


「・・・Zzz」


「寝るな!!起きろ!!」


「はっ、いったいこの桃源郷はいったい、なぜおれは先ほどまで困らせてしまっていた

メイドさんに膝枕をしてもらっているんだ?もしや月夜貴殿の指示か」


「ん、山咲様くすぐったいです動かないでください」


「む、それはすまないいい加減起きる」


山咲が頭をあげ椅子に座り直す、その時しれっと自分の横の椅子を引いて小春さんを座らせる

ことも忘れない



__山咲恐ろしい奴だ、なんて自然な動き!!

この時三人の心は一致した


「それで?月夜これは誰の差し金だ?無理やりやらせたのではあるまいな?」


月夜はきちんと説明する


というわけ、別に僕が命令したわけじゃなくて小春さんは自分の意思で山咲を膝枕したんだ」


「そ、そうかそれならいいんだ、そっか小春さんが自分から・・・」


__小春さんは顔を赤くして山咲の方を見つめてるしこれは脈ありだね


「やばっ、もうこんな時間じゃんそろそろ帰んないと大変なことになる!」


「ほんとだ、もう暗くなり始めてるいくら日が落ちるのが遅いからって

長いするべきじゃないな、おい山咲帰るぞ」


「!お、おう、それじゃあ小春さんまた会ってくれるかな?」


「・・・はい」


「帰るぞ~月夜邪魔したな」


「じゃあね~」


「小春さん!また来るよ!」


三人が帰っていく


「面白いお三方でしたね、とくに山咲様・・・」


「そうだね、今まで色あせていた学校生活があの三人とであった瞬間色付くように感じたよ

それに今回、暴走したのは山咲だったけど、後の二人が暴走し出すこともあるんだ

なにせ学校では、【特殊性癖三人組】って呼ばれるぐらいある意味有名だからね」


「そうなのですか・・・」


「さっ小春もまだ仕事残ってるでしょそろそろ戻りな、僕も明日に備えて準備したいから」


「はい、畏まりました失礼します」


小春も部屋から出ていき誰もいなくなる


「結局ゲームの話できなかったな、まあいつものことか公式サイトからフレンド登録は済ませて

あるし、大丈夫か」


「At random Professi Ononlineか明日が待ちどうしいななんたって世界初のフルダイブ型の

ゲームだから、抽選で選ばれた時は四人で大騒ぎしたっけベータテストには海しか

選ばれなかったんだよな~しかも結構なゲーマーの海が絶賛もしてたな

なんでもベータテストですら自由度が高いって」


「ふぁぁ、考えてたら眠くなってきた、夕食まで時間があるしひと眠りしよ」





というかですね、五人の絡み書くのが面白すぎて

全然止まりませんでした、本来、すぐゲームの説明に入るはずだったのになぜか

恋愛し始めてるし、なにやってんでしょうね


さて次回ですが今現在、他の二つの小説のストックがかなりあるので

この話の次が出るのはかなり後になると思います、ですが反響が多かったしたら

早めに出すことも考えてます

先ほども言ったとうりストックだけはかなりあるのでそれまでにつぎも書けると

思いますので


では皆さん次回でお会いしましょう

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