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ソウルゲーム  作者: ちくわ@コンパス民
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ルールブックを読む。

ここは見ても見なくてもいい話です。

主人公が支給されたものを整理するお話です。

アナウンスはそこで終わってしまった。

私はこの部屋をまず見渡した。

「…リュック…パンパン…」

テーブルがひとつ。その上にリュックがぽつんと置かれていた。よくみると

「ささやかな支給品でございます。ご自由にご利用くださいませ。」

とだけかいてあった。

私はリュックの中身を整理するため中身を取り出してみた。

なかにはカロリーメイトなどの携帯食料と、地図。あとはタオルや水など生活必需品が揃っていた。

そして丁寧に「ルールブック」と書かれた薄っぺらいパンフレットが入っていた。

このゲームは分からないことだらけだ。とりあえず理解しようと読んでみた。

「このゲームは生き残るゲームである。

三日間生き残ればあなたの勝ちです。その時点で賞金と「記憶」をお渡しします。

ただし、ルールに違反されるとその時点で失格または不利になるのでお気をつけください。

このゲームはハンターから逃げ生き残るゲームです。ハンターを攻撃することは認められています。

初日はハンターはほとんど動きはありませんので、早めに拠点などを作ることをおすすめします。

ハンターは「非常に強力」な者が多いのでお気をつけください。

ある建物は「侵入可」と書かれていたら侵入可能です。書かれていなければハンターに通知がいきます。…」

と色々ルールが書かれていた。

…分からないことがあればこれを読めばいいだろう。

一つだけ目についたルールがあった。

「ここに書かれていない事は、禁止されていない」

ということだ。ハンターにもルールはあるのだろうか。

あるならそのルールブックもほしいところだ。

それにしても全く自分は誰で何をしてここのいるのか思い出せない。

心にもやがかかって見えてきそうで見えてこない。

部屋の中のカレンダーは2045年6月3日を指している。それが本当の日付か全くわからない。

そんなことを考えながら私はこの部屋にある使えそうなものをリュックに詰め込みこの小屋を後にした。

とりあえず先ずは地図を見て歩いてみよう。

…それにしても何で「ソウルゲーム」なんて名前をつけたんだろう。

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