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怠惰の飛龍アスヒ
____何で?
でかでかと貼られた掲示板。
そこにははっきりとボクの名前が記されていた。
見間違いか、と目を擦ってみても
目の前の風景は何も変わりやしない。
「 ____あっ、飛龍アスヒだ!!! 」
突如、名前を呼ばれ
背中に冷や汗が伝う。
深呼吸して後ろを振り向けば
いつの間にか大量の野次馬がボクを囲んでいて。
「 ______キミが“ 怠惰 ”の飛龍アスヒ? 」
静かに、凛とした声が響いた。
「 ……そうだけど、何か用? 」
不機嫌に返事をすると、
野次馬の中から悲鳴が小さく上がる。
怖い、なんて囁きも聞こえる。
「 _____馬鹿だな、全部聞こえてるのに。 」
ボクの学校………琉瑛学園は
一言で言うと、魔法学校。
皆にはそれぞれ“ 属性 ”があり、
それに合った魔法が使える。
攻撃系の炎属性、水属性、風属性。
回復・援護系の回復属性、援護属性。
そして、数十人の内の一人しか持っていない特殊系。
ボク、飛龍アスヒは特殊系の一つ
音属性。
この学校は何かあるたびに掲示板に貼られる。
今回、掲示板に貼ってあった内容は
ボクにとって想定外のモノだった。
それは、目の前にいる彼にとってもそうだろう。
「 ____初めまして、“ 憤怒 ”の新名トキヤ。 」




