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終ノ少女  作者: 終花みずき
紅蓮の魔 ~祠・第四層~
75/146

第75話

自分のブログ「フィーネ×ノベル×etc...」の以下のページより転載↓

http://blogs.yahoo.co.jp/fine_novels/65116470.html

 なんとかメーノをなだめ、雑魚処理してた3人と合流。

「め、メーノ目が真っ赤だけどどうしたの?」

「あー、ちょっといろいろあったのよ。気にしなくていいわ」

「……そういわれるとなおさら気になるのですが」

「お前らのイチャイチャなんてどうでもいい。早く最奥へ踏み入れるぞ」

「シオン~、空気読もうよ~」

「うざい。黙ってろ」

 フィルを一蹴し、シオンがそそくさと最奥へと足を踏み入れる。

「……? 何も起きないぞ」

 そのまま行き止まりの壁まで行くが、やはり何も起きない。

「何も起きないってどういうことよ」

 そう私が足を踏み入れた瞬間、

 ヒュウウウウウウウウウウウ……ドンッ

「うわぁ!?」

「なに!?」

 突然、空から巨大な赤いスライム的なものが落ちてきた!

「こいつ、どこから……」

「……無形型と判断。おそらく天井に張り付いてたか染み込んでいたものかと」

「と、とりあえずシオンを助けるわよ!」

「お前に助けられる義理など……と言いたいが今回ばかりは頼むっ」

 魔物が巨大すぎるゆえ、横幅をほぼ塞いでしまっている。

 もちろん両側はマグマ的な液体。そして後は壁。

 このまま魔物がシオンの方に向かったら飲まれるか潰されるかだろう。

 流石のシオンも命には変えられないと今回は素直に折れた。

 まぁ前回の借りもあるしね。さっさと返さないとあとあとめんどくさい。

「メーノ、とりあえず氷魔法でもなんでもいいからあいつの動き止めて!」

「……フィーネちゃんの太刀がやってくれるでしょー」

 ああもう、なんでシオンが素直な時に別のやつが素直じゃないんだ……っ!

「ええい、めんどくさい! ルーシー、代わりにお願い!」

「……了解です」

 ルーシーが氷魔法でシオンと魔物の間に壁を作る。

が、魔物は氷壁を取り込みながらなお進軍する。

「……それなら」

 続けて雷でできた矢を出現させ、魔物を貫き地面に固定。

 という発送まではよかったが、するすると雷の矢を抜けてしまった。

「……ど、どうしましょう」

「まずいわね……あのタイプは私やフィルじゃどうしようもならないし……」

 ちらっとメーノを見る。

 あの顔は……相当悩んでるな。となれば、

「メーノ」

「な、なんですかフィーネちゃん」

「シオンを助けられるのはメーノだけみたい。お願い、手を貸して!」

「……そ、そこまで言うなら」

「ありがとう! 流石私の大親友!」

「う、うぅ~……」

 軽く背中を押したら簡単に崩れた。余裕ね。

「それで、どうするの?」

「どうしようか……あとなにか方法は……」

「あの~、一つだけ考えがあるんだけど」

 珍しくフィルが言う。

「いいわフィル、聞かせて」

「とりあえずシオンを助けること優先して、あいつの体に強力な技で穴を開けるのはどう? シオンのスピードなら、穴開けてから再生するまでに抜けられると思うけど」

「なるほど……」

「……でも、ほとんど一発勝負ですね。もうかなり近づいてしまってます」

「大丈夫、私たちならやれるわ。シオンもいけるよね?」

「ああ、やってやるよ!」

「問題は誰がその強力な技を出せるかだけど……」

 すると、メーノが手を挙げる。

「メーノ?」

「私がやる。元はといえば、私がいじけたせいだしね」

「うん、わかった。メーノよろしく」

「シオン、当たらないように気を付けてねー」

「どこ撃つかくらい教えろ!」

「真ん中らへんー」

「雑か!」

 本当に大丈夫か……?

「もう時間ないから行くわよー」

「おいメーノ! 人の話を……」

「荒ぶる氷の精よ、邪なる者を貫け! 『アイシクル・テンペスト』!」

 メーノの前に魔法陣が現れ、そこから極太レーザーの様な巨大で長い氷塊が飛び出し、魔物を貫く。

 メーノが詠唱するなんて久々に見た。要するに、常人じゃ扱えない魔法というわけだ。

「今よ、シオン!」

「お、おう!」

 魔物に大きく開いた穴を通ってシオンはなんとかこちらへ。

 シオンが安全な場所に来たのを確認したメーノは、

「凍てつけ! 『アブソリュート・ゼロ』!」

 立て続けに強力な氷魔法を魔物に放つ。

 大きさゆえもろに攻撃を受けた魔物は、巨大な氷の塊と化す。

「フィーネちゃん、トドメお願い!」

「任せて! はああああああああああ!!」

 魔物を切り裂くために跳躍したその時、

 ボオッ!と太刀が炎に包まれた!

「魔術剣業火『クリムゾン』!」

 炎に包まれた刃が魔物を切り裂く!

 凍ったことで固形になった魔物はバラバラになり、崩れてマグマへと落ちていく。

「ふぅ……」

 ふとネックレスを見ると、赤く光っていた。

 どうやら、例の夢を取り込んだようだ。

「フィーネちゃん、お疲れ様」

「メーノこそお疲れさん。久々に詠唱したね」

「ルーシーちゃんの見てて、多分並の魔法じゃ無理だと思ったからね」

「あたしメーノの詠唱初めてみた~」

「……流石メーノさんです。私も頑張らないと」

 おだてられてちょっと恥ずかしそうにするメーノ。

 とりあえず完全に機嫌が直ったようでよかった。

「……がとう」

「ん? シオンなんか言った?」

「うっ、な、なんでもない! この前の貸しだからな!」

「あー、はいはい。素直じゃないねぇ」

「くそ……あんな不覚取らなければこんなことには……」


 その後、先生に結果を報告。

 寮に戻って夕食やらお風呂やらを済ました私は疲れたから早々に布団へ。

 そして、夢を見る――



今後の作品・ストーリーの参考にしたいので、感想・意見等あれば是非お願いします!


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