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終ノ少女  作者: 終花みずき
有望な後輩たち ~中等部交流~
50/146

第50話

自分のブログ「フィーネ×ノベル×etc...」の以下のページより転載↓

http://blogs.yahoo.co.jp/fine_novels/64961421.html

 中等部精鋭クラス候補の3人との共同実習が始まった。

 1階にはフィル、ルーシーとチルカ、2階にはシオンとカノン、3階には私フィーネ、メーノとリィーネが向かった。

「それじゃあ、頑張ってきてねー」

「……お気をつけて」

「そっちも頑張って!」

「中等部の子怪我させるなよ~」

 1階階段前で1階担当の3人と別れる。

 残りのメンバーは階段を上り、2階で担当の2人と別れ、私たちは3階へ。

「さて、それじゃあちゃっちゃと済ませちゃいましょうか」

「その前に、改めて自己紹介しない?」

「ん、それもそうか。とはいえ、私のことは知ってるみたいだけど」

「ええ、中等部でも有名ですよ。そちらはメーノ先輩ですね」

「私の事も知ってるの!?」

「まぁ……これは個人的に知ってるだけですが」

「そりゃメーノは大会とか一切出ないからねー。知ってるとなると得物は魔法系?」

「いえ、これです」

 そう言ってリィーネが両手に出したのは、短剣……いや、短剣と銃がセットになっている武器だ。

「ほー、珍しい武器だね」

「銃剣、って言います。まぁそのままですね。近接戦闘も、多少なら遠距離戦闘も可能です」

「遠近両用のうえに両手それぞれで扱うなんてすごいね!」

「まだ練習中ですけどね。やっぱり両用は特化に勝てません」

「でも状況に応じてすぐに戦闘スタイルを変えられるのは便利そうだね。もしもの時は守ってあげるから、是非ともどんな感じか見せてほしいな」

「わかりました。私も大剣豪と大魔導士の動き、みさせてもらいます」

「そ、そう言われるとなんだか恥ずかしいね……」


 建物の中は意外と広く、さらに部屋数も多い。

「んー、ホテルかなにかだったのかな?」

「確かに、なんだか廊下みたいなのに沿ってたくさん部屋があるね」

「もしくは、牢屋だったり」

「り、リィーネちゃん……?」

「いえ、なんとなくそう思っただけです」

「……」

 この子、なんだか不思議な感じがする。

 中等部らしくないというか、他の2人ともなにか違うというか。

「フィーネ先輩、どうしました?」

「あ、いや。なんでもないよ」

「もう、フィーネちゃん。先輩なんだからしっかりしてよね!」

「はいはい。ほら、とりあえずこの部屋から確認するわよ」

 そう言ってとりあえず一番近くのドアを開けてみた。

「グギャアアアア」

「クギュウウウウ」

「うっわ……」

 開けてみると、スライム的な体に目と歯の付いた何とも言えない魔物2匹が、どこから持ってきたのか腐った肉をむさぼっていた。

「……め、メーノ。後輩にあなたの魔法を見せてあげなさい」

「ちょっとフィーネちゃん! なんで先頭にいるのに私に押し付けるの!?」

「いいから! こんな魔物、私の太刀で斬りたくない!」

「本音が漏れてるよ! ああもう、炎よ!」

 メーノが後ろから魔物に向かって炎を放つ。

「ギュエエエエエエエエ」

「ギョアアアアアアアア」

 魔物相手には容赦のない魔法。もちろん詠唱なしとは思えない火力だ。

「は~。流石大魔導士、すごいですね。詠唱一切なしであれほどの炎を生み出すなんて」

「えへへ……」

「なにテレてんの! 早く消さないと建物が燃えるって!」

「あ、そうだった! 水よ!」

 危ない危ない。危うく本当に建物全焼の方が早いじゃないかなんてことになるところだった。今やったら私たちはもちろん下の階にいるみんなも命の危機にさらされるが。

「ふぅ……。さ、次行きましょ」

 次の部屋には犬的な魔物がいたのでさくっと私が一閃。

「ん、余裕ね」

「聞いてた以上ですね。流石大剣豪です」

「ふっふーん、今度大会があったら見に来なさい。思う存分私の技を見せてあげるわ」

「そうですね。是非見てみたいです」

「それじゃ、次の部屋はあなたが倒してみなさい。銃剣とやらがどんなものかしっかり見させてもらうわ」

「わかりました。ちょっと緊張しますけど頑張ります」


今後の作品・ストーリーの参考にしたいので、感想・意見等あれば是非お願いします!

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