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終ノ少女  作者: 終花みずき
8個の結晶 ~オリエンテーション合宿~
20/146

第20話

少々更新が遅くなりました 申し訳ありません


自分のブログ「フィーネ×ノベル×etc...」の以下のページより転載↓

http://blogs.yahoo.co.jp/fine_novels/64741150.html

「やぁっ!」

 羊みたいな魔物に一閃。余裕で撃破。

「ふう、これで結晶ゲット……あれ?」

 おかしい、結界が解かれない。

キュイイイイイイン

「メエエエエエエエエエエ!」

「なっ!?」

 さっき倒した魔物とまったく同じ魔物が再び現れた。

「ふん、連戦させるわけか。いいよ、何度でもかかってきなさい!」


「う~、結晶もみんなも見つからない……」

 一人未だ戦闘になく、迷路のような倉庫を迷い続けるメーノ。

「薄暗いし、道わかんないし、もう嫌だ……」

 大魔法使いと言われても、一人の少女。

 もともと引っ込み思案で臆病。フィーネがいるからああやって振舞えるだけ。

「結局私は魔力が高いだけで役立たずなの……?」

 そんな風に自分を卑下しだしたその時、目の端に光るものが見えた。

「も、もしかして!」

 そっちの方に向かうと、そこには2つの結晶が浮かんでいた。

 私のところが正解だったんだ! 早く取ってみんなに知らせなきゃ!

 さっきまでの気持ちは消え、喜びながら結晶の方へ。

 キュイイイイイイン

 しかしやはり、ここでも結界が張られる。

「う、トラップか……」

 そしてそこに現れたのは

「グオオオオオオオオオオオオオオ」

「えっ……?」

 フィーネたちのところにそれぞれ出たよわっちい羊みたいな魔物ではなく、メーノの倍はある体躯を持ったバッファローのような魔物だった。

 メーノを見つけたその魔物は、狭い結界の中でいきなり突進を繰り出してきた。

「きゃあ!」

 咄嗟にバリア結界を張り、なんとか身を防いだメーノ。

 しかし、魔物の突進は強く、少しでも気を抜いたら壊されてしまいそうだ。

「な、なんとかしなきゃ……っ!」

 目的の結晶は自分の目の前。自分が失敗したら、折角頑張ってきた今回の課題が失敗になってしまうかもしれない。

 ……でも、今まで1人で戦闘をしたことないメーノは、どうしたらいいかわからなかった。

 いつもならフィーネがいて、彼女の補助をしつつタイミングを見計らって魔法攻撃を放つ。自分はいつも後方支援だ。

 だが、今回は最前線。そんな経験一度もない。

「フィーネちゃん……っ」

「メーノおおおおおおおおおおお!!!!!!!」

「えっ!?」

 結界の外、そこにはフィーネがいた。


 さかのぼること数分前。

 羊みたいな魔物を三十体くらい倒したが、まだ結界は解かれない。

「ああもう、じれったいなぁ!」

 いい加減むかついた。あまり使いたくないけどやっちゃえ。

「……秘剣・裂結界!」

 ザシュッ

「よし」

 たった一太刀で結界を破壊。お父さんにあまり使うなと言われてる「秘剣」の一つだけど、まあ今回はいいよね。

「さーって、結晶結晶♪」

 が、結晶に手を触れようとするとするりと通り抜けてしまった。

「む、ダミーか……。わざわざここまでした意味ないじゃん」

 仕方ない、他の場所を探しに行こう。

 とりあえず来た道を戻る。

 ……戻ってるはず。

「うーん、道に迷ったか。どうしよう……」

 さっきのダミー結晶の元に戻る? いやいや、絶対戻れない。

 とりあえず進もう……、そう思ったその時、

「グオオオオオオオオオオオオオオ」

 どこからともなく、魔物の咆哮が聞こえた。かなり狂暴そうだ。

 もしかして誰かがそいつと一対一!? これは助けに行くべきか。

 とりあえず咆哮が聞こえたと思う方へ向かう。

 そしてそこで見たのは、結界の中で暴れる魔物と、バリアを張ることしかできないで怯えるメーノだった。

 バリアも正直かなり危なさそうだ。

「フィーネちゃん……っ」

「メーノおおおおおおおおおおお!!!!!!!」

「えっ!?」

 あ、つい叫んじゃった。恥ずかし。

「ふぃ、フィーネちゃん!」

「え、あー……」

 どうしよう。とりあえず助けたいけど、もう一度結界破るのはちょっと無理。秘剣は1日1回が限度だ。

「……えーい、守りに徹してるんじゃないよ! あんたは大魔法使いなんだから、強力な魔法でそんな敵一瞬で消し炭にしちゃいなさい!」

「で、でも……」

「そこに結晶が2個あるじゃない! あんたが何とかしないとこの課題クリアできないの! 大丈夫、自信を持って!」

「…………」

「メーノ!」

「……うん、わかった」

 そう言うとメーノは、魔物が一度距離を取ったタイミングを見計らってバリアを解除。

「グオオオオオオオオオオ」

 それをチャンスと見たか、魔物は一気にメーノへ向かっていく。

 しかしメーノは、それをよけようともしない。

「メーノ!?」

「…………煉獄の火炎よ」

 たったこれだけの詠唱。だが、メーノの前には巨大な火炎球が出現。

 魔物は勢いを付けていたため止まることが出来ず、そのまま球の中へ。

 そして火炎球は吸収した魔物ごと収束し、消えた。

「改めて見たけど、ほんとメーノすごいわ……」

 今使った魔法はかなり高位のもの。普通の人なら十数秒はかかる詠唱がいる。

 しかし彼女――大魔法使いは、いとも簡単に使ってしまった。

 やっぱすごいわ、私の幼馴染は。


今後の作品・ストーリーの参考にしたいので、感想・意見等あれば是非お願いします!

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