第19話
少々更新が遅くなりました 申し訳ありません
自分のブログ「フィーネ×ノベル×etc...」の以下のページより転載↓
http://blogs.yahoo.co.jp/fine_novels/64729486.html
ホテルへ戻ってきた私たちは、支配人に課題の旨を伝え、地下へと案内してもらった。
従業員用のエレベーターで降りた先は、無機質な空間が広がっていた。
「主に倉庫として使われています。何か物を壊すことはないように、よろしくお願いします。魔物の類はおりません。あの教師がなにもしていなければ、ですが」
「あはは……」
んー、先生ならなにかしかねない。周りの物を壊さないように、ってことから考えると、結界を張るトラップと一緒に魔物登場!なんて絶対やるだろうなぁ……。
「終わりましたら、このエレベーターで1階に戻ってきて、私にご一報ください」
「わかりました。親切にありがとうございます」
「いえいえ。では、ご武運を」
そう言って、支配人はエレベーターで戻っていった。
「さて、ちゃちゃっと結晶探して戻ろうか」
「そうだね。もうそんなに時間もないし」
倉庫は結構な広さがある。まぁホテル自体結構広いから、建物の真下+周囲くらいまであると考えれば、かなりのものだと容易に想像できる。
今いる場所は、ずらっと棚が並んでいて、そこには段ボール箱が隙間なく置いてある。
「すごい量の段ボールだね……」
「……なにに使うんでしょう? 特に書かれてないですが」
「ほんとだ。まぁ、ここに来るのは一部の人だけだろうし、その人がどこに何があるかわかってればいいんじゃないかな?」
「私達が来ることに配慮してやってくれたかもしれないしね」
「ふん、そんなことはどうでもいい。さっさと結晶探すぞ」
「じゃあ、ここからは別行動しようか。 魔物はいないみたいだし、1人で行動しても大丈夫でしょ。……先生がなにもしていなければ、だけど」
「ま、まあこういう場所だから大きな魔物はないだろうし、私達なら1人で対処できるんじゃない?」
「あたし、フィーネ、メーノ、シオンは大丈夫だろうけど、ルーシーは大丈夫?」
「……そうですね。それなりの敵なら対処できると思います。もしもの時は、助けに来てください。時間稼ぎくらいはできますので」
「わかった。それじゃあ、手分けして探そう」
5人バラバラの方向へ結晶を探しに行く。
それから約10分。
なんというか、棚の並びが思った以上に不規則で、まるで迷路のようだ。
「んー? さっきここ通った気が……」
それに、どの棚も似たような段ボールが敷き詰められているため、まったく目印になるようなものがない。
支配人から壊さないようにと言われている手前、手荒なこともできないしなぁ。もしかして、中身がわからないのもこのためだろうか?
そうなると、黒幕は先生か……。やり方がいやらしいなぁ。
「ふう」
しかも1人だ。建物の中とはいえ、これは流石に辛いな。
さっさと結晶を探し出して抜けないと……。
「ん?」
目の端に、なにか光るものが見えたような気がした。
そっちの方に向かってみると……
「あ、あった」
ようやく見つけた。はぁ、これでやっと帰れる。
そう思って近づいたその時、
キュイイイイイイン
「う、トラップ……」
私を囲むように、結界が構成される。そしてどこからかともなく召喚される魔物。
「はぁ、予想通り過ぎるでしょ……」
相手は二足歩行する羊みたいな魔物。体毛は赤色だ。
「ふう、さっさと仕留めるかな」
そのころメーノ。
「うぅ……なにか出てきたらどうしよう……」
大体何かするときはフィーネちゃんと一緒。特に探索や戦闘なんかは絶対2人でいる。
フィーネちゃんは勇ましいし強いから1人でも平気だろうけど、私は違う。
いくら大魔法使いって言われても、怖いものは怖い。フィーネちゃんがいるから頑張れるだけ。
「なにもなければいいんだけど……」
でも、今は頑張らなきゃ。
もし私の近くに結晶があったら、私が動かなきゃみんなの課題が終わらない。
だけど、一向に見つからない。一体どこにあるんだろう?
メーノが未だ結晶を探しているとき、他の4人はすでに魔物と交戦していた。
フィル、ルーシー、シオンもフィーネ同様結界トラップからの魔物召喚だ。
しかし、全員結界外の近くには結晶があって……?
今後の作品・ストーリーの参考にしたいので、感想・意見等あれば是非お願いします!




