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白銀の雪と果てしない旅  作者: 鷹真
9/12

世界

世界は、美しかった。


白銀の雪に覆われた大地。

遠くの碧く霞んだ山並みの間から、暁の太陽の光が零れ出していた。

白銀を緋く、緋く染めて行く。

遮るものも無く、僕のと所まで光が射してくる。

白銀の世界は、茜色の世界へ変わった。

僕は、言葉が出なかった。


ほんの一時。

ほんの一時の時間が、こんなにも愛おしいなんて。

この刹那を眼に焼きつけたいのに。

なのに、僕の瞳は次第にぼやけていった。


僕は、美しいも、愛おしいも感じられるようになっていった。

グルグルと胸の中に蟠っていた黒い感情も、

だんだんと、氷が解ける様にゆっくりと解けていった。


この世界がこのまま在れば。

いつか、あの沈んでは生まれる太陽のように、

生まれ変わって、今度はもっと優しくなれるだろうか。

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